2022.09.19 登録
三度、ジョムティエンへ。今日はソンテウをビーチへ右折する前に下車。かつてロシア人が多く集まっていた地区だ。今もそこここでロシア語の看板が目に入る。しかし多くがfor Rent かfor Sale。この地区の場合、コロナの爪痕は未だ深い。立ち寄ろうとしたロシア料理店も残念ながら閉店していた。
ジョムティエンセカンドロードからビーチへソイを数百mビーチ側に入ると、左手にここが見える。ソイ沿いの壁には大きくTHE SAUNAのサイン。
中に入ったが、受付のようなものは見当たらず、併設されたバーにいたスタッフにエントリーフィー200バーツを支払う。無料のソフトドリンクかココナッツを選べる。サウナの合間に飲む冷えたココナッツは格別だ。ココナッツには店名の焼印。
プールサイドのソファに腰を下ろして辺りを伺うと、相客は10人弱。ファランとその連れの女の子たちだ。ビリヤードの音が響き、ジェントルマンズクラブのような趣もある。
ここではロッカーが皆に割り当てられるわけでなく、バーカウンターで申し出て、デポジット100バーツを支払い、キーを受け取る。小型のロッカーゆえ、バックパックを入れるには無理がある。
室はドライとスチーム。ドライは85度程度で、マイルド。香りはない。オートロウリュが付いているが、稼働は確認できず。水滴が出ていたので、稼働はしているのだろう。じんわり汗が出てくる。
室を出ると、目の前に冷池。チラーが強くて効いていて、末端に痺れが出る。体感十五度弱だ。水にほぼ濁りはない。隣には40度程度の温池。
デッキチェアやソファがそこここにあるので、どこで休憩してもいい。ソファが濡れるのを気にする必要はない。柔らかく風が吹き抜ける。
スチームは70度程度。ミックス薬草か程よく香る。レモングラスがメインだろう。モザイクタイルの施工が美しい。
料理はそこそこ種類があり、外国人向けとしては価格もフェアだ。
難点を言えば、バーが併結され、ダンスミュージックがかかっているので、それを煩く感じる人がいるかもしれない。
今日は近場でという諸兄には選択肢になる。
再び、ジョムティエンへ。遠くて億劫と思っていたが、慣れればあっという間だ。昨日と同じソンテウをソイジョムティエンソイ7で下車。バービア街を内陸へ。ジョムティエンセカンドロードを渡ると、右手にその看板は見える。
道から施設の中が見え、13時時点でそこそこの客入りだ。8割がファラン。タイ人や韓国人、日本人も見かけた。受付で320バーツ(うち100バーツはデポジットで精算時に返ってくる。)を支払い入店。タオル大小、水着、リストバンドを渡され、2階のロッカールームへ。
ドライサウナ、スチームサウナ、男女別の水風呂、温浴槽、屋外プール、半屋外の休憩室。席が多いので、困ることはないだろう。
ドライサウナはストーブが2機。いずれも小型だ。シャワーのようなオートロウリュが5分前後おきにある。熱さはマイルド。昨日のMari-JariのRussian Saunaほど熱くない。香りは感じない。
スチームサウナは薬草が効いている。菊花茶のような香り。暑さはまずまず。
水風呂はしっかりと冷えているが、末端に痺れがくる予感はない。16、17の体感だ。水に濁りがあるものの、不潔には感じられず、タイの水はこういうものという気もしてくる。
幹線道路に面しているため、Mari-Jariのような長寛な趣はないが、施設全体としては清潔感がある。近くのコンドの住人たちが日常使いしているようだ。
Mari-Jariに行ったことがあり、別のところに行ってみたい、あるいは、アクセスの良さやフィーの安さを求めるなら、選択肢になる。
男
セカンドロードとサウスパタヤロードの交差点からソンテウに乗り、ジョムティエンへ向かう。相客は老ファランたちと小さい兄弟を連れた老女。
しばらくすると空気が変わる。セントラルパタヤの喧騒がすっとフェードアウトする。ソンテウが幹線道路を右折すると、眼前にはジョムティエンビーチだ。
ビーチ沿いの道を5分ほど走ってからブザーを鳴らし下車。陸側にソイを10分ほど入り、幹線道路の交差点を渡ると、すぐここが見える。
リゾートヴィラのような佇まい。サウナの受付は敷地を少し奥に入ったところだ。
380バーツのフィーを払い、タオルとロッカーキーを受け取る。男女兼用ゆえ、水着が必要だが、それも貸し出してもらえるので、重宝だ。受付のレディーの施設案内が嬉しい。
起き抜けの空腹ゆえ、まずはレストランの席に着いた。西洋料理からタイ料理までまずまず選択肢がある。迷い猫が隣に着座。
一息ついて室へ。Russian Saunaとの掲示。なるほど、ストーブはフィランド式ではなく、煉瓦積みの炉を構えたロシア式だ。ロウリュは手ずから炉の扉を開けて水を注ぎ込むよう。室の広さは10畳強。香りは、南国のフルーツ。温度は100度前後だろう。程なくしっかり汗が出る。
室の目の前に冷池がある。チラーの入ったしっかりしたもの。体感15度前後か。肌合いは後楽園スパラクーアに似る。末端に痺れがくるかこないかの冷たさだ。胸高の深さも嬉しい。
次はスチームサウナ。マリンブルーの細かなタイルが優美なドーム型だ。レモングラスの香りがいい。蒸気の吹き出し口に近づくと力強い熱気が感じられる。
プールサイドでひと休み。相客はロシア人、フランス人、タイ人で、10人ほど。たまたまかもしれないが、アングロサクソンは見かけない。空間が広いため、煩くない。
ともすると、パタヤの昼は夕方までの時間潰しになってしまう。しかし、ジョムティエンへまで足を伸ばせば贅沢に時間を楽しめる。早起きしてはてどうしようという諸兄にはおすすめだ。
共用
何度も泊まっていたのに、気づかなかった。ここにサウナがあるなんて。
3階の屋外プール併設の小ぢんまりとした室。四畳半ほどか。
誰も使っておらず、忘れられたよう。使用時はフロントに一声かけて、暖めてもらう。
入室時の温度は95度前後。手ずからロウリュで体感を高める。次第に熱くなる。桶に水が用意されているが、アロマなどのシーズニングはない。持ち込みのものを使うのがいいだろう。気兼ねするような相客はいない。
ストーブは小型のものがひとつ。家庭用サウナにあるような形式だ。ロウリュには申し分ない。
頃合いに室を出ると、右手すぐに屋外プールがある。シャワーもないので、そのまま飛び込むほかない。無論、チラーなどなく、水温は25度程度だ。身体は冷えないが、爽快感はある。
休憩はプールを囲むビーチチェア。10台以上あるが、ここにも相客なし。見晴らしが良く、風も心地よく吹き抜ける。午睡も可能だ。
朝まで飲んだ翌日、遅い朝食の後に身体に残るじんわりとした疲れを取るにはちょうど良いかもしれない。
中心部にサウナが乏しいパタヤでは、気軽にサウナに行けるいい環境だ。3階に部屋をとれば、部屋のすぐ目の前にサウナがある。
他にもサウナのあるホテルはあるだろうが、少し検索が難儀だ。フロントによると、隣接するLKメトロポールにもフィットネスにサウナが付いているそう。
調査を継続したい。
男
バンコクのサウナは初めてだ。営業前の11時過ぎに到着するも、快く招き入れてくれる。
起き抜けゆえ、空腹を覚え、まずは喫食。ガパオライスが美味い。
客は私と老華僑氏のみ。氏はすぐにはサウナへ向かわず、午睡。
独り占めのサウナはいい。当初は90度弱かと思われたが、セルフロウリュをすると体感は100度強。室の香りは木更津つぼやに似る。照明は暗め。旧式のブラウン管テレビが室へ向いている。ローカルニュースがバイク店での発砲事件を伝えていた。タイ語ゆえ、心地よく、煩くない。
三度、入泉。
冷池はキンキンではないが、十分体を冷やす程度。20度程度だろう。高所からの流水で頭も冷やせる。
客が少しずつ入ってくる。いずれも渋みのある紳士。サービスのフルーツと南瓜をココナッツミルクで煮たぜんざいがでる。優しい味だ。
チェアに座ると、シーリングファンからの風が感じられる。時折、屋外からも優しく風が吹き抜ける。産毛の揺れが感じられて申し分ない。
また来たい。