【閉店】パークプラザ大宮
温浴施設 - 埼玉県 さいたま市
温浴施設 - 埼玉県 さいたま市
場末のアンダーグラウンド浴場。
初訪問。埼玉県民のくせにあまり大宮には縁のない生活を送ってきました。
うらぶれた大宮の歓楽街の外れにあるかつてのカプセルホテル。線路脇にもあり決してさびれた場所ではないのですが、このアンダーグラウンド臭はなんなのでしょう? はっきりいってサウナ初心者には決してオススメできないでディープな場所です。
今まで訪れたサウナの中でも群を抜いてアンダーグラウンドだと思います。
このアンダーグラウンドな感じはどこから来るのでしょうか? 施設の趣として近いのは高円寺のサンデッキ、成増のヒルトップに近い感じですが。ここのアンダーグラウンド臭は段違いです。サンデッキはディープですが雰囲気は明るく、ヒルトップもまたディープな施設ですが、なんだか落ち着くんですよね。どちらも場末感は感じるも、アンダーグラウンド臭はあまりしません。
他にもディープな施設だというと、ドシーを思いつくのですが、そこともまた違う雰囲気。あそこはアンダーグラウンドというよりもスチームパンクな退廃的な感じなんですよね。あそこはある種のテーマパークです。
歯に衣着せぬ言うと、ここはある種の身の危険を感じました。仮眠室もありますが、ここはロングでも入る気にならないし、仮眠室で寝ようとも思いませんでした。
別に何がってものではないんですよ。墨が入った裏社会の人間はアダムアンドイブにもいたし、銭湯なんかではしょっちゅう遭遇します。むしろ、銭湯の方が物理的な距離は近いところにいますよ。
でも、なんでしょう。雰囲気がうらぶれているんですよ。はっきり言うと暗い。照明は決して暗くもないし、清掃は行き届いているし、前者にあげた施設の方が古めかしさや壊れているところも多いくらいですよ。
ただ雰囲気が廃墟なんですよね。あちこちの案内板でアカスリやレストランが営業終了と書かれてあるのを見るとなんとも言えない気持ちになります。営業中止ではなく、営業終了ですよ。もう再開するつもりないということじゃないですか。
施設は昭和に建設された感じの少し洋風なあの頃流行ったんだなと思わせる意匠。ちょっと驚いたのはサウナ室と浴室の間の踊り場にジムの道具があったことですね。浴室内にジム道具を見たのははじめてかもしれません。
今回は3セット。珍しく1セット目が一番きつくなかったです。じんわりと暑いですが、湿気はそこそこなのかなという感じのサウナ室です。水風呂もちょうどいい温度。
椅子は浴槽に敷かれたスノコの上に2脚ありました。こういうのもまた珍しいな。洗い場の奥の元アカスリ場と思われるところには、首を預けることができるタイプの椅子もありました。
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