今日は岩本君のアウフグースを受けてきた。

普段は彼のアウフグースを受ける時に1段目の席を選ぶのだけれど、前回のアウフグースを受けた時にサ室全体に満遍なく風を送っている姿を見て、上段で風を受けてみたくなった。

あえてサウナストーブ側の3段目に座って、ロウリュから立ち上がる熱とその攪拌を体感してみる。

まずラドルいっぱいに汲んだアロマ水をサウナストーブに丁寧だが勢いよく注ぎ込む。

案の定、立ち上がった熱気が太めに天井から降りてくる。しかし、痛みを感じるほどの熱気ではなく、あくまで気持ち良さからブレていない。

彼がタオルを振り攪拌していくとその熱の塊はスッと消えてサ室全体へと拡がっていく。

さっきまでこちらにあった熱の塊が向こうにいったのか離れた席のお客さんから「ああ…。」と気持ち良い声が漏れていた。

ロウリュ、攪拌を繰り返す。普段は間にパフォーマンスを入れる事の多い彼だけど今日はお客さんを扇ぐ事に徹する。

フィギュアスケート好きを公言している彼はそこからアウフグースのヒントを得ていると言っていたが、お客さんを扇ぐ時にタオルの振りだけではなく身体全体の動きを意識していてるのが見ていてわかる。

所作の美しさは例え派手なパフォーマンスをしなくても充分それだけでお客さんを魅了していた。

そして、彼はお客さんの事をよく見ている。アウフグースを受ける時に全身で風を受けようと両手を上げていたお客さんに目掛けて何も言わずにサラッと風を送っていた。

もちろん、お客さんの入りもあるから毎回それができるわけではないとは思うがその心遣いはアウフグースにおいて一番大事なところではないかと思う。

どんなにテクニックがあって派手なパフォーマンスが出来ても「お客さんに気持ち良くなってもらいたい」という気持ちが欠けていたら台無しだし、アウフギーサーはみんなその気持ちを持っていると思う。彼のアウフグースを受けながら特にそのホスピタリティの強さを感じた。

最後に少しタオルを回すパフォーマンスをしてくれたけれど全力で9分間扇いだ後だから軽く失敗をした。彼はパフォーマンスに完璧を求めるゆえに一生懸命さから出るたまの失敗がお客さんからすると魅力的に感じる。

とはいえ大した失敗ではなく、やはり素晴らしい技術の持ち主だ。しかも、それが日々進化している。

最初に彼のアウフグースを受けた時はまだジワン、マプィアがいた頃で「日本人でもめちゃくちゃ熱いアウフグースをする人がいる」といった感じだったけどそこから一皮も二皮も剥けた彼は今や湯らっくすのエース。

未体験の方には是非一度受けてもらいたい。

歩いた距離 23km

酒場通りの走る清掃員さんのサウナと天然温泉 湯らっくすのサ活写真

  • サウナ温度 80℃,90℃
  • 水風呂温度 15℃
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