Tetsuya. A

2022.10.15

239回目の訪問

朝イチの水風呂 16℃。いいね、いいね。

土曜日ということもあり、ボクが“若頭”と勝手に呼んでるおじさんと一緒になった。

“若頭”はちょうどコロナ禍から平日のサウナでご一緒するようになった。

細マッチョで、顔は小沢仁志っぽくて、サウナも水風呂も入り方がとてもストイックというか、誰も何も寄せ付けない感じなんだ。

いつも平日の昼頃にご一緒するのと、ルックスや立ち居振る舞いから、きっと“ヒモ”なんだと思っていた。

ジムに来るときに、一緒に暮らしてる派手目な女性から「はい、今日の分、無駄遣いしちゃダメよ」なんて言われて 3万円くらいの小遣いを毎日もらって、サウナとジムで身体を鍛えて、きっとこのあとパチンコ行って、夜はその派手目な女性の店で飲むんだろうと勝手に思っていた。

コロナも落ち着いたら春頃だろうか。チェックアウトが一緒になったんだ。地上に出るエレベータも一緒で、まさかこんなくたびれたスーツ、いやくたびれてるだけじゃない、サイズも合ってないスーツを着て、普通のバッグ、いや、鞄を持って…。
「え?え?え?これが“若頭”?」と衝撃だった。

そして地上に着き、ジムの入ってるビルの外でボクがスマホをチェックしてると、“若頭”がなんと、ママチャリ、しかも電動アシスト付きの、、、自転車に乗っていったんだ。
バッグ、いや、鞄を前カゴに入れて…

いろいろと衝撃的で、頭が付いていけなかった…

今日、意外と久々にサウナでご一緒したが、“若頭”はヒモではなく、普通の会社員だと知ってるのはきっとボクだけなんだろうなあという、妙な優越感がとても心地良かった。

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