もっかぼっか

2019.07.07

2回目の訪問

朝5時からの朝風呂利用。ずらりと並ぶロッカー、浴室は天井が高く広々として、天窓から射す朝日が休日感を高めてくれる。

籠上温泉(アルカリ泉)はあつ湯とぬる湯の二種、ジェットバス、カブラヲ温泉(硫黄泉)、腰掛け湯、水風呂、そしてサウナ室。籠上温泉はph9.9。サウナしきじは7.7と聞くので、なんか凄いのかな?という気になる。

サウナに直行したい気持ちを抑えつつ、まずはお気に入りの硫黄泉カブラヲ温泉からスタート。ゆで卵の薄皮の香りがする少しとろみあるお湯。浴槽の底に手をつくと黒くススのような物が付くので、成分濃ゆい?感に満足度上昇。

籠上温泉のぬる湯「不感温浴」へ移動し、メインのサウナに向け少し火照りをリセット。37℃のぬる湯は浅く横に細長い浴槽で、大人数が首をあずけ足を延ばして楽しめる設計。「不感」とはよく言ったもので、熱くも冷たくもない、お湯と身体が一体化して境目が分からなくなるような、サウナ→水風呂後の「整い」に少し似た感覚を瞬時に感じる事が出来る。早くサウナに入りたい気持ちを焦らしながら、しばしその面白さに浸る。

いよいよサウナ。83℃。日曜は宿泊者が多いようで日によっては浴室に人が多く感じる事もあるが、サウナ利用者は少なく有難い。反面サウナルールが緩いのか「入室前に体を拭く」などの細かい掲示はなく、ビショビショのままで入室する人がほどんど。サウナマットは薄手のインド麻ラグ?のような感じ。

この日の水風呂は20℃。水風呂浴槽の横にかけ水用の水槽が別であるので、羽衣を剥がされる心配が少なく、ビギナーの私にはこちらも有難い。でも20℃ならば、人のゆらぎで衣を剥がされる感じもまた楽しい。手の指をたまに開いて、指と指の間で水の冷たさを確かめてみる。水風呂に浸かる人も少ない印象。

外気浴こそ出来ないものの、広い浴室には休憩用のイスがあちこちに沢山。通って数年になるが、私以外に座っている人をまだ見たことが無い。イスが置かれている場所は温泉を楽しむ人の導線からは少し外れているので、私の鼻歌は多分誰にもバレていない。朝日が射し込みキラキラブクブクするお湯を眺めながらの休憩。

最後の休憩を終えると、カブラヲ温泉で〆。身支度を終えたらサッサと帰るのが私流。体内にジュワジュワを残したまま車に乗ると、またここでひと山訪れる。好きな曲をかけて大きな声で歌うと、頭の上の方から何かがスコーンと抜け出て、多幸感だけが私の中に残った。

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