こもれび温泉
温浴施設 - 北海道 上磯郡知内町
温浴施設 - 北海道 上磯郡知内町
サ室に時計がないので、感覚で3セット。
もげるような冷たさの水風呂後の外気浴。早々にととのいを感じる。
外気によって、火照った身体から熱が引いていく最中、幸福感と寂寥感が同時に込み上げる。
夕暮れに1人取り残され、周りは家路を急ぐ。
家々に明かりが灯りはじめカーテンは閉められる。
晩御飯を用意する音と香りが、「今日も1日お疲れ様」と言わんばかりに黄昏を加速させていく。
空を見上げる。月が太陽に遠慮しながら顔をのぞかせる。
視界は橙から段々と紺色に染まっていく。まるで、急に見知らぬ土地に連れていかれたような感覚を覚えるのも束の間、名前を呼ばれて顔を上げると笑顔で手を振るあの人。
今日を名残惜しむ太陽に照らされた赤い道を、一回りほど大きい手にひかれながら、僕も家路に着く。
っていう感じの夕方の木漏れ日でも悪くないですよね?今日はめちゃめちゃ雪降ってたけど。
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