研究会で来たドイツの田舎のホテルに、まさかサウナがあるとは。文化の違いに当惑しつつも恐る恐るサウナを利用し、感想を書かずにはいられなくなった。
ミュンヘン国際空港から電車で1回乗り換え、1時間半くらいでBad Endorfという駅まで辿り着ける。そこからは4–5 kmで、タクシーかバスでホテルに到着。湖のそばで、遠くにアルプスも見えて、めちゃくちゃ景色が良い。のどかで空気も良くて、最高。
サウナは地下にある。ホテルは全体的に思ったより広くて、構造も複雑。Saunaと書かれた看板をたどり、途中Wellnessの方に曲がるところが一回あり、扉を開けるとほんのりサウナっぽい香りがする。サウナ2つと休憩スペースと脱衣所とシャワーとマッサージスペースが全てまとまった大部屋とみなしても良い感じ。右の方に脱衣場があり、恐る恐る進むとそこには全裸の女性の姿が。捕まらないか本気でドキドキしながらもそこで自分も脱衣し、一応バスタオルを巻いてサウナへ。
サウナはセルフロウリュ可のドライサウナとスチームサウナ。スチームサウナはなかなか良い温度に保たれていた。多分混まないだろうから、開け閉めで温度が下がることも少なそう。白い壁とベンチ、明るめで音楽なし。ドライサウナはほのかに木の香りがする。結構広くて驚き。おそらくあまり人が来ないためか乾燥していたが、好きなだけロウリュできる。暗めで音楽なし。ものすごい静寂。サウナ両方とも扉がガラスで、結構固い。ちゃんと閉めないと隙間が空いてしまうのに注意。サウナは両方ともとても良いクオリティだった。海外のサウナは初めてだったので戦々恐々だったが、拍子抜けというか、入ったらもうそこは万国共通の世界、という感じ。
水風呂はないが外気浴可能な休憩スペースがある。開けると外につながる扉があるので、開ければ外気浴。ぬるめのシャワーを浴びて服を着て部屋へ戻った。外の寒さもちょうど良くて、星が綺麗で素晴らしい。
正直、ものすごくマイナーな施設だと思うが、サウナがとても良くて書かずにはいれなかった。
