聖なる夜にはととのいを。
サウナイキタイ アドベントカレンダー 23日目の記事です。
どうも。能動的 藻です。12月23日のサウナイキタイアドベントカレンダーを担当いたします。
「アドベントカレンダー」と聞いたときに、「アドベントって何だ?」と思ったのでその意味をまず調べてみたんですよね。《アドベント…イエス・キリストの降誕を待ち望む期間のこと。》だそうです。
せっかくの『アドベント』カレンダーなので、イエス・キリストとクリスマスにほんの少し絡めた内容で書いていきたいという気持ちではありますが、どうなることやら…。(ちなみに私はキリスト教徒ではなく、家はおそらく仏教なのですがその宗派が何かすらもよくわかってません。そのくらい宗教観は適当です。信じるものは自分の感覚のみです。)
さて、本題に入ります。
みなさま。ごきげんいかがですか?私はサウナに通い始めてから心身ともに調子が良い日が多くなりました。「サウナに通い始めてから調子が良い」というより、「温冷交互浴の気持ち良さに目覚めてから調子が良い」と言った方が正しいかもしれません。
温冷交互浴。それはととのいへの誘いであります。
体をサウナ(或いは熱めのお風呂)でじっくりと温めたのちに水風呂(或いは水シャワー)で一気に冷やす!そしてそれを何度か繰り返していき、体をダラリと休ませる。そうすることで得られる、あの、心臓の高鳴り。激しくも優しく、どこかに深く引き込まれるような、あるいは空気の一端として溶け込んでしまうような、なんとも形容し難い感覚、それが「ととのい」であると私は思っています。(ととのう感覚は人それぞれで違うようですが。)
おそらくこれを読んでいるみなさまの中には、既にその「ととのい」の洗礼を受けていらっしゃる方も多いかと思います。「洗礼」という言葉を使わせていただきましたが、「ととのい」は冷たい水に入ることで得られることから、ガチの「洗礼」「バプテスマ」と酷似しているなぁと思う次第です。
ととのう気持ち良さって、本当に気持ち良いですよね。あまりに気持ちいいもので、私はいつしか「サウナでととのいを得ることが全てじゃない」と頭で考えていても、サウナに行けば必ずととのいたくなってしまう『ととのいジャンキー』と化していました。ある日、そんなととのいジャンキーに転機が訪れます。
ひとりラブホサウナ決行。
『ラブホテル』で一人サウナを決行したときのことです。
サウナ女子さんのブログのこのエントリー【裏】プライベートサウナ付き部屋のある”ホテル”雑5選を見てから、某ラブホ検索サイトで近辺のサウナ有りのホテルを検索済みでした。サウナ付きのラブホテルは各地に点在しているのです!サウナ付きのお部屋は少々お値段が張りますが、最高にととえる可能性を秘めているので行ってみる価値はあると思います。
ぬるいサウナに期待値は下がるが…?
私が入ったラブホサウナですが、なかなか温度が上がらず、特に足元がヒンヤリとしていたため、ずっと体育座りの状態でタオルを振り回(アウフグース)していました。
煮え切らない感じでちょっとモヤモヤしたのですが、時間をかけてなんとか水風呂に入れる状態まで持っていくことができました。
そして…!
歓喜の奇声はととのいの産声。
事前にバスタブにこしらえておいたぬるめの水風呂に入水…。誰もいないので、躊躇せず「う゛ぁぁ~」と奇声をあげ、そして首まで浸かった瞬間…!!今までに感じたことのない多幸感のようなものがこみ上げてきて、私は泣きそうになりました!!!!
「これか、これが本物のやつか…!」
「今までととのいだと思っていたものはととのいではなかったのかもしれない…」
水風呂はいつも30秒~1分で上がってしまう私ですが、このときは様々な思考が巡り2分以上は水に浸かっていたように思います。ぼんやり、ぐる~っと視界が回って…ハッとして視点が定まる。というのを水風呂に浸かりながら繰り返していました。
ふと、「このままじゃ危ない!体が冷えるし、なんか危ない!」と我に返って退水しましたが体はポカポカしていたし脳みそが思いのほか興奮状態にありました。そして、頭にだけバスタオルを巻き、すっぽんぽんでベッドに潜り、興奮で震える手でサ活を書いたのを覚えています。
確か、ファーストラブホサウナの1セット後、ベッドでサ活を書いてそのまま寝てしまったんですけど、翌朝起きてから「もう一度この心地良さを体に刻んでおかねば!」とサウナ~水風呂を4セットこなしたんですよね。
すっかりととのい上がりました。
ラブホサウナが生み出すプライベート空間。
ラブホサウナの何が良いかと申しますと、『全く誰かもわからない他人』がいないということです。二人きり、或いは一人きりになれるということです。
サウナも水風呂も自分の好みの温度にできますし、マナーもあまり気にしなくていいですし、水風呂に入った瞬間につい出てしまう「あ゛あ゛ぁぁ~っ」っていう奇声も我慢することはありません。冷蔵庫までの距離も近いためいつでも冷え冷えドリンクが飲めますし、休憩だって、すぐにベットにダイブできるんですよ!
最っっ高ですよね!!!!!
私はラブホのサウナじゃないとととのえない体なの…?
そんな最高なラブホサウナにて、私は最高とも言えるととのい体験をしたわけですが、そこで思ったのです。
「この『一人きり』という環境が、私を最高のととのいへ誘ってくれた要因だと思うけど、それなら私はラブホのサウナじゃないとととのえない体なの!?」
「嫌だ!私は公共浴場でも今日と同じくととのいたい!」
「アアッ!一体どうすれば…!?」
「もしかすると、ととのうために必要なのは自分の気持ちなのでは…?」
「施設や環境の良し悪し、好みも大事だけど、足りない部分があっても自分の気持ちで補えるのでは?」
「そうすれば、自分の気持ちのあり方次第で、ととのい方が思いのままにコントロールできるのでは?」
思考を巡らせた私は、そう結論付けたのであります。
おそらく、『ととのい方のコントロール=自分の気持ちのコントロール』なので、それが自在に出来るようになるには時間がかかるとは思いますが、もし、本当に自分の思うままにそれが出来るようになったときは、サウナーとしても人としても成長出来ているのではないでしょうか。私はそうなりたいのであります。
明日は聖夜…
明日は12月24日、クリスマスイヴですね。ラブホテルに赴くカップルも多いかと思います。
赴いた先のラブホテルにて、サウナ付きの部屋が空室であったなら、どうぞその部屋を選んでみてください。そして、夜の営みに入る前に思い思いにととのってみてください。気持ちが逸るならば、事後でも良いでしょう。
そうして、二人がいつもとはまた別の気持ち良さをそれぞれ得られたのなら、私は幸せでございます。
共にととのえることをお祈りいたします。アーメン。
記事を書いた人
GHETTO WILD @ghettowild2013 オーガナイザー。サウナスパ健康アドバイザー。日々のストレスを風呂とサウナで癒したい…。 v.o.cについてはこちら→ @voc_fwk
アーメン