サウナと燻製
サウナイキタイ アドベントカレンダー 20日目の記事です。
はじめに
はじめまして。いまたつと申します。サウナ歴は2年ほどの若きサウナーです。今年から社会人になったばかりの24歳です。生まれも育ちも大阪で、現在も大阪に住んでおります。今年の4月~10月は東京に住んでいたので、その間に東京近辺の有名サウナを巡りまくりでした。今年はサウナまみれのいい一年でした。東京に住むなら上野ですね。サウナ施設も銭湯も充実しすぎでしょ。
さてこのアドベントカレンダー、アツい企画ですね。サウナ好きが毎日好き勝手に色々と書いていくの最高です。熱量がたまんないですわ。僕も負けじと体感温度100℃超えのアツアツ熱波のような文章を書いていきたいと思いますね。
僕のテーマは「サウナと燻製」でございます。このテーマにした理由としては、燻製用の土鍋を買って自宅で燻製料理を作るのが超楽しかったからです。でもこのまま書き始めてしまうと、「燻製…?いやいや、サウナ関係ねえじゃねえか!サウナに関係ないことは読みたくねえんだよ!!水風呂入って頭を冷やせ!!水風呂は15℃以下がいいぞ!!」とお叱りの言葉を受けそうなので、ちょっとだけ説明させてください。
みんな大好きサウナメシ
まずですね、僕が家で燻製やりながら毎回考えてしまうことがありまして。それは、「燻製料理、サウナメシとして食えたら最高だよな……」ということなんですよ。
サウナ好きにとって「サウナメシ」は大事なポイントですよね。これはみなさん同意だと思います。twitter上でサウナの感想とともにアップされる美味そうなメシの画像をどれだけ見てきたことか。サウナ後のメシは普通に食べる数十倍は美味しく感じてしまう。これは魔法ですよ、魔法。写真もバシバシ撮っちゃいますよ。
僕は美味いメシへのこだわりも強い方なので、サウナを探すときにはサウナのコンディションに加えてご飯の情報も絶対に調べます。施設にレストランや食堂が併設されていればほぼ確実にそこで食べますが、銭湯などご飯食べるところがない場合には近くの美味いメシ屋を探しますね。「近くの」ってのが大事ですね、サウナ→メシへの導線はスムーズさが命です。
思うにサウナ後のメシは浴室を飛び出してはいるものの、「サウナ体験」の重要な要素ですね。サウナ、水風呂、ととのいイスという浴室内だけで「サウナ体験」が完結しているわけではないなと思っていて。リクライニングチェアで漫画を読めたり、畳の上でごろ寝出来たり、アロマの良い香りがしたり。施設によってこだわりが感じられるポイントは違ってきますよね。エンタメに溢れた楽しい施設、ラグジュアリーで優雅な施設、素朴で昔ながらの施設と全体的な印象が変わってきます。最近グイグイと存在感を上げてきているテントサウナは新しいサウナ体験を切り開いてきてますよね。僕はまだ未経験なのではやく行ってみたい…。
まあ、長々と書いてしまいましたが、サウナ体験は様々な要素が組み合わさって生まれるということでした。そして、サウナメシです。メシの存在感はやはり凄い。例えば、サウナ後のビールとしょうが焼き定食。キンキンに冷えたキレキレの爽快感と甘辛ダレが絡んだジューシーなお肉。想像しただけでニンマリしてしまう、身体に美味しいが染み込んでくる最高の体験ですよ。
燻製を出してほしい!
そんなサウナメシに燻製料理は確実に合うと思うんですよ。でも、燻製料理をがっつりと出しているサウナ施設のレストランはないんじゃないかなと思うんです。
なのでこの文章は、「拝啓 サウナ施設様 燻製料理を出してくれ!」という請願書的な目的があります。サウナ施設のレストラン関係者の方に届いてほしい。燻製料理でより豊かなサウナ体験へ、ですよ。
さらに、サウナ好きの方々に「燻製を自分でやるのは案外簡単で超楽しいですよ!燻製はサウナを感じることもできます!?」とお伝えすることも目的です。燻製はいいぞ!
魅惑の燻製
さてさて、それでは我が家での燻製の様子をお見せしながら、燻製料理の良さを感じていただきましょう。
はい、まずこれが燻製の道具です。すべてAmazonで買えます。燻製鍋は色々と種類があって迷うんですが、蓋がガラスで中身が見えるの楽しそうだなという理由でこいつにしました。やっぱ目で見て燻製具合が分かるんでええですよ。
続いてスモークチップです。これは種類が色々とあります。写真にあるのは左から、さくら、ブレンド、ヒッコリー、りんご、ウイスキーオークとなってます。同じ食材、同じ温度、同じ加熱時間でもチップが変われば味わいはガラッと変わります。ひとつ500円くらいで買えて手軽なので色々と買って試してみるのがよいかと。サウナでいうロウリュ時の「本日のアロマ」を自分で好きに変えられるのは魅力的ですよね。チップを数種類揃えるというのはそういうことです。
ちなみに鍋はこんな感じです。丈夫な土鍋。網の下にチップを敷いて、網の上には食材を置きます。やることはシンプルです。
今回の食材はウインナーです。燻製の前に水気を取っておいた方がいいので軽く乾燥させています。いつも30分から1時間くらいで適当に置いてます。この工程は省いても何とかなります(よく忘れる)。キッチンペーパーで水気を拭きとるくらいはやってあげましょう。
食材は本当に幅広くできます。チーズ、たこ、ちくわ、ししゃも、たまご、チャーシュー、ステーキ肉など色々試してみました。わりと何でもイケますね。チーズは溶けやすいので要注意です。参考資料としては「燻製の基本」がいい本でした。ご購入をおすすめします。
アルミホイルの敷いておくと後片付けが楽です。チップの量はそんなにたくさん必要ないです。だいたい大さじ2杯分くらい。
はい!始まりました~!煙が出始めるまでは強火でガンガン熱します。煙はほとんど漏れないですが、換気扇は回しておきましょう。もちろん写真は無加工です。ウインナーの色の変化を楽しんでいただければと思います。
火をかけてから5分経過です。ちょっとずつ煙が出てきたかなって頃合いですね。この状態はまるでカラカラの激アツサウナです。
煙がモクモクと出始めて蒸気で曇ってきました。ちょっと温度を下げて中火くらいにします。ああ~、いい蒸気ですね。。。これは体感温度上がってきますね。これはそう、まるでロウリュが始まったかのような…。
蒸気がびっしり。いい湿度です。ウインナーの肌の色も変わってきましたね。「あまみ」が出てます。
色がいい感じに!完成間近です!
はい!完成です。見てくださいこの素晴らしい色味。絶対に美味い!もう見ているだけで美味い!
ああ~~~~!!美味い!!!!!
皮がパリッと中身がジューシー。凝縮された旨味と深みのある木の風味が最高なんですよ。
ちなみに燻製するとなんで味が凝縮されるのかというと、食材の水分が抜けるからです。そう、サウナに入った僕たちの身体から水分が抜けていくのと同じなわけですよ。僕らはサウナに入って気持ちよくなる。そりゃもう食材も気持ちよくなるわけですよ。サウナに入った僕らの身体には「あまみ」、燻された食材には「うまみ」が出るわけですよ。あまみはうまみなわけです。あまみはうまみ。
まとめ
ということで、燻製の魅力をサウナ用語を絡めつつ説明してきました。サウナ後に燻製をつまみに冷えたビールをキメたいという僕の欲望を分かっていただけたかと思います。また、普段はサウナ室で蒸されてととのいを得ている私たちも、鍋に食材に入れて燻すことで「食材にととのいを与える(?)」のもいいんじゃないかと。
繰り返しますが、サウナメシとしてうまみが凝縮されている燻製は最高だと思うんですよ。この記事を読んでいるサウナ施設関係者の方へ、ぜひそちらのレストランで燻製料理をよろしくお願いします!
さいごに
さて、最後となりましたが、サウナイキタイさんには今年一年沢山お世話になりました。サウナイキタイさんのおかげで、サウナ狂達の日々のサ活が可視化され、「最高のコンディションだ。このサウナは今度行かなきゃ…!」、「ああ、おれもサウナイキタイ…!」、「いやいや、こいつ流石にサウナ行き過ぎやろ……。」などとサウナへの想いが増幅されてました。来年もサウナ体験が楽しみです。
それでは、読んでいただきありがとうございました~!