玉の湯
温浴施設 - 三重県 四日市市
温浴施設 - 三重県 四日市市
未体験温度150℃のサウナに心踊らせ、
玉の湯へ。
1階銭湯と2階メンズサウナ温泉は別もの。
迷わず2階に向かう。
まず感じたのは狭さである。
この外観で浴室が狭いとは思わず驚く。
なんでだろう?と考えながらも
身を清め、サウナへ。
4人客がいたが3人はサウナハットを被っていた。
最上段が空いており座る。
温度計は138℃。
初めの1分は余裕だと思った。
2分目からは痛い。焼け焦げるかと思う熱を感じる。
慌てて2段目に座り直す。
そして観察する。
室温は144℃まで上がっていた。
誰も最上段に座ろうとしない。
サウナハットを被っているのは高確率でサウナー。だが、そんな彼らが最上段に座ろうとしないのだ。
あーなるほどね。
皆さん知っているのだ。
最上段はサウナでは無い。グリルだ。
私は焼き魚だったのだ。
少なくとも人間の生存可能領域ではない。
これが玉の湯。恐ろしい。
水風呂に入り、整い椅子を探す。
皆さんベランダと思わしき扉を開けている。
私も続く。
薄暗闇の露天風呂とひろーい外気浴休憩スポットがある。
火のよう揺らめくLEDライトが2灯あるだけで
あとは浴槽内から溢れる照明のみ。
古臭い昭和の建物なのに凄くチルい空間だった。
そして椅子がおびただしい数ある。
15席?え?15席ある。2つの露天風呂スペースを潰して休憩スポットにしているのかかなりの椅子が置かれている。力の入れ方が違う。
つまりこのサウナは高温度サウナと外気浴スポットに全振りしているのだ。
しかも1階に銭湯があることでサウナ好きと温泉好きを分けており客全員がサウナー。人数が絞られ快適な空間になっている。
最後に露天風呂に入る。
誰もいない薄暗闇のなか星をみる
客はサウナーのため湯船はほとんど貸し切り。
足を伸ばし放題。チルい。
素晴らしいサウナだった。
そして素晴らしい温泉だった。
客層の分断が産んだ最高の空間だった。
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