地図からサウナが探せる！

花園温泉

温浴施設 - 北海道函館市

テレクちゃん

2023.07.06

1回目の訪問

東北〜函館サ旅6日目・昼。ついに出会ってしまった。ラビスタ朝ビュッフェのイクラで腹パンパン、今にも産まれそうな中、バスに揺られてやってきました花園温泉。台湾の温泉みたいな外観にグッと心を手繰り寄せられる、狙っても出せないこの味わい。12時半入館、440円払って中に入ると、入り口の暖簾が４つあって、旧館と新館とで浴場が分かれているらしい。意図が掴みきれない凄みを感じながら、まずは旧館へ。

旧館だけでも浴場はとても広く、入り口にカランがずらっと並んでいて壮観。函館の銭湯はカランが多いのかな？ここだけでもかなりの人数が収容できそう。その奥に内湯、サウナ水風呂、露天と連なっている。サ室に入ると、2段雛壇で90℃、温度的には標準的な感じだけど、入り口前のデカいビート板を敷くスタイルは、船岡温泉など京都の銭湯を思い起こさせる。同席は４〜５名ほど、旧館はじいさまばかりで、サ室でタオルを絞るのも京都っぽい。幸いにサ室も広いためか、昨日のように匂いは気にならず快適サウニング。

さてここから花園ホメホメタイム！まず、ここの水風呂の神々しさよ。ドバドバと掛け流しの水、日に照らされて目に映るその透明度の美しさ、入ってみて感じる得も言われぬ清涼感、今日のように少し湿度の高い夏でも冷たさ15℃級のキンキン水温の良さだけじゃなくて、明らかに身体への浸透度といえば良いのか、伝わり方が違う。同じように神々しく感じたのは、岐阜の養心薬湯の水風呂も同種の感じを受けたのだけど、銭湯水風呂の括りで言えば花園温泉は確実に僕の三指に入ります。あまり使いたくない用語だけどパワースポット的な感じです。

そして温泉も笹色っぽい渋い源泉で、湧出口から47℃アツ湯〜42℃通常湯〜40℃露天みたいな一連の導線になっているのがとても素敵。雰囲気もかなり好みの温泉で、露天にのんびり入ったり、アツ湯に少し我慢して入って、サッと水風呂で冷やしたりと楽しい温泉遊びができます。3セットと温冷交代浴を楽しんでロビーに戻り、折角なので番台さんに許可頂き新館も寄らせて頂くことに。旧館と雰囲気はそんなに変わらないけど、こちらはヤング層が多くて、サ室の雛壇は3段で幾分熱いかわりに、多少匂う。4席のリクライニングととのい部屋があるのも少し違う。2セット追加で楽しませてもらってどちらも良いけど、僕は旧館側の方が好みかな。

ロビーに戻り、池の鯉や喫煙室にいた黒猫ちゃんを眺めたりマッサージチェアでのんびりしていると、15時になって併設のパーラー花車が開店したので、ナースとフルーツパフェを分け合いっ子。いや〜四日市祇園シグマばりの昭和感、最後までトリップしっぱなしでした。竜宮城に行ったみたいじゃ！