ワニ子

焼け木杭に火が付いた
先日のイベントで暫くぶりに再会し、やっぱり好きだと再認識…以前、あんなに好きで、度々逢っていた我等…何より相性が良い
この相性とはどうしよもないもので、忘れようとしても忘れられない

斯くして本日、イベント抜きでゆっくり逢いたいと、約100㌔の距離を2hかけ、JRにてやって来た、コロナの湯 小倉店へ

朝が弱いワニであるが、出勤時同様8時に出た
小倉からは無料シャトルバスが出る
乗り込み15分、コロナワールド到着
因みにコロナワールドのコロナはCOVID-19とは違いスペルはＫから…名の由来は何だろう…ご存知な方、ご教示頂きたい

さて、まず体を洗ったら露天の炭酸泉にてゆっくりしたい
TV、屋根付きの炭酸泉は沢山の気泡が体につく、ちょっとピリッとすら感じる高濃度
外の空気を感じながら広々とした浴槽で超リラックス、時を忘れる

さて下茹でが済んだらいよいよサウナ
5〜7分に1回のオートロウリュウにより部屋の湿度は上々、どれだけでも居れる快適な熱さの中、痩せるのではないかと思えるほどの汗
平均12分で6sを過ごしたが、この感覚こそが相性だと思う

上がると15.3℃の水風呂
この日はハッカ油の香りがした
数年前、初めてここでハッカ油入水風呂に入り、その爽快感から感激したんだっけ

最後は露天寝湯にて外気浴
フリースペースゆえ、何人でも寝転べそう
冬の空を眺め、冷たい空気を頬に感じ、サ道のサントラを聴きながら微睡む
最高だ

朝からの入浴だった故、一旦上がり、食堂にて昼食、その後フロントにてアイスを購入
休憩スペースのソファーにて寛いでいると、ワニ着用のセントウボウズ×昭和湯のフーディをお褒めくださる女性が
振り向くと『ワニちゃんでしょ』と名を当てられ動揺→からの気付き
コロナの湯のミューズ、スタッフの泣きむしあつこさんだ！
以前からSNSにて懇意にして頂いていた、スタッフ兼熱波師のハギオさんも一緒になり、三人で改めてご挨拶兼、お喋り
あつこさん、伊坂十蔵氏のサ活ファンだと仰せで、早速皆様分水温計も献上

最後も見送られながら退館
しかし、游心福島支配人もだが、このあつこさんも、お客様に対する記憶力や洞察力はさすが
接客業に於いて一番大切な部分が優れていらっしゃる…お客様が付く筈だ

さて、無料シャトルバスにてコロナを後にし、復路は新幹線にて小倉から博多へ
天神の福岡パルコにて『パルコ湯』なるイベントを楽しみ、ららぽーとにて特上『松』のとんかつを食べ、楽しかったなぁ…とキラキラしながら、さっさと布団に入るワニでＲ

佳き一日であった

さて、問題

福岡県筑紫野市の天拝の郷
同じく筑紫野市の筑紫の湯
熊本県上益城郡の七福の湯
そして大阪は城東区のユートピア白玉温泉

これら施設の共通点とは？



連勤明けの夜、寒いが快晴…
夜空が美しい

風は限りなく冷たく、肌を刺す鋭さ
しかしサウナで火照った体には、これが最高に気持ちいい

疲れていたがタイムカードを押した瞬間から、そんな事忘れた
明日は休み
今日は好きなだけサウナまみれ
そう思うと足取りも軽く、急勾配な天拝坂もランラララン

そしてここにはアレがある
そう、冒頭で問うた、アレが

アレのお陰で更に体の力が抜ける
アレのお陰で疲れた頭が空っぽになる
アレの効果は絶大だ

冒頭四か所に共通するアレ

アレがお解りにならぬ方
是非、天拝の郷の外気浴へ
特に夜のアレは最高

さて、４施設に共通するアレとは？

この世には、自分と同じ顔の方が他に2人居ると言われている

ワニも今まで生きてきて、◯◯に似てるね…と言われた事は数回あるが、それが自分と同じ顔だったか…と言うとまた話は別
しかし今日私は、その同じ顔2人を目の当たりにすることになる

2/3、本日は福岡県の最北、北九州市小倉のコロナの湯にて、Wちゃんぽんイベント開催
県南の久留米から約100km、ご出演者であるKOMOREBI支配人久保さんのお車にて、游心女サムライ只隈嬢、同受付嬢の親指姫、グルーピー・ワニにて、九州自動車道を一路北へ

実は佐世保の有名施設サウナサンの足立社長（熱波師ネームはアディちゃんぽん）と、我らが最所産業 佐賀の湯処KOMOREBI久保支配人は、兼ねてからそっくりだとの専らの評判
別々に見るとお間違えになる方も多々
そんなお二人がタッグを組み、本日Wちゃんぽんとしてアウフグースをなさる事に

コロナ名物支配人、湯ケメン支配人の非常に面白いアイディアに、九州各地からサウナーが駆けつけた

イベントは2回、コロナ岩盤浴室にて、岩盤着着用のもと、男女一緒に受ける形式

着ぐるみまで登場しての非常に楽しい内容であったが、決して色物だけでは終わらぬ、技術は流石のお二人
中国雑技団や大道芸人もビックリな物凄い技の数々に一同酔いしれた

面白かったのは、参加者のガヤ
足立社長がタオルを回す際には『久保ー頑張れー』又、久保支配人が回す際には『足立ー良いぞー』等、皆様当然、どっちがどっちかお解りでありながらのお約束ガヤで、室内大爆笑
後のサイン会には、列が出来た

さて、イベント以外にもコロナの湯には素晴らしいトコ満載
5〜7秒に一回のオートロウリュウにて湿度と温度バッチリのサ室は、6分も入れば物凄い汗、ワニは元々こちらと相性がよく、この日も痩せるくらい発汗
その後17℃の水風呂を経たら、露天寝湯にてゴロンと寝そべる
寒かったこの日、湯気に煙るキタキュウの空はとてもエモーショナル
最後は露天の炭酸泉にて沼り、心ゆくまで堪能した

又、九州サウナー様方や、SNSのみでの交流だった方々とも実際にお逢い出来、人見知りながらとても刺激的な、楽しい1日は更けて行く

一月の最後は、終日雨の寒い1日

今月も忙しい中、暇を作り色んなサウナに行った
感動のDESSEや、やはり好きだと痛感した灘温泉、勿論定番の白玉温泉や西成の入船

サウナは私の力だ
好きなサウナに行く事が、日々の活力

お休みの今日、ちょっとお疲れの体に精が付くものをと、お昼に"にんにく白髪ねぎ丼"なるものを頂き、更に精の付く場所…そう"源泉掛け流し 久留米游心の湯へGO

お昼時に訪問すると、福たんコト、福島支配人にお会いできる確率大
この日もフロントに行くなり迎えて頂き、思わず笑顔に
やはりホッとする

そうそう、ロビーで福たんと歓談中、出し抜けに『それ、えらい良かですねぇ』と、背中に触れる手が
驚き振り返ると、初めてお会いする中年紳士、福たん曰く、お馴じみ様だと言う

えらい良かとは、久留米弁でvery niceの事、自分と同じ言語を話す方に、気さくに話しかけられる…こういうのも地元ならでは
件の紳士は、私が着用していた大阪 淡路の昭和湯さん×セントウボウズさんのコラボフーディを絶賛してくださったのであった

ワニも嬉しくてPR、私が着ることで九州でもセントウボウズさんが広まってくれればいいなぁ…などと言う、厚かましくも大それた願望も実は持っている

入浴前から、游心昼のお楽しみである、美味しい美味しいアイスモナカに舌鼓
福たんに『14時のアウフが始まるよ』と言われた頃には、来て既に1時間弱経過

入る前から寛いで、本来の目的を忘れてしまうワニ、慌てて浴室へ

さて、14時のアウフグースは、なんと福たんゲリラアウフグース
サ室一同、大喜び！拍手で迎える

香りもいつもとは違う特別な2種類、名前は
『楽園の入り口』
『私を忘れないで』
心揺さぶられるネーミングセンスな香りに包まれて、最近の福たん新兵器である音叉登場
又々脳の深いところまで浄化され、我ら一同、深いリラックスの谷間へと
ゆっくりゆっくり堕ちていく

上がって入るは、本日水曜日トトノイの日の水風呂
通常より数度、水温が低いのだ
表示を見ると13度…全ての苦しみが溶けて流れ出すような、正に心身洗われる様な、水の感覚

その後はフラフラと露天アディロンへと倒れ、スチールグレーの雨の空を見る
私は雨や雪の日の、昼下がりの游心が好きだ
なんとも言えぬ色気というか、趣きがある

露天に入っても、また内風呂から炭酸泉に浸かりお庭を見ていても
グレイッシュなviewを見ながら只々ボンヤリ
…そう、何処にいてもボンヤリと、頭を、心を、体を解放してくれるこの包容力

ずっと前にから、そこに在った
もう、在るのが当たり前だと思っていた

それがこの程、無くなるという
又営業再開はするのであろうが、いつになるかは解らぬという

お風呂に入る方のみならず、宿泊も、水を汲む方々も、皆々様に
こんなに親しまれた施設がなくなる事へのお気持ちは、如何許りであろうか

ワニの様に、数回しか経験なき者ですら、寂しい

これが最後…そう思いながら
あの、素足の裏に独特の心地よさを持つ床を踏み、階段を昇り降りし、自分の体にピッタリの寝湯を楽しみ、

そしてそして何よりも
神戸の誇り、布引の水を味わい、浴室を後にした

最後にもう一度だけ
名残惜しみ、振り返りながら

女の園にはいつも入っているが、男の園は初めてである

ウェルビーや、サウナ東京等、男の園のレディースデー、いつも一度は行ってみたいと思うのだが、中々お休みが合わずチャンスがない

一月シフトの後半分をもらったのが年明け
見ると第四木曜日を含む連休が！！
キタ ━━━━━━━━━━━━━━━━
遂に来た、このチャンス！
大阪は心斎橋、DESSEのレディースデー
行ける！行く！思わず立ち上がり叫ぶワニ

そんな訳で本日、錚々たる関西女子サウナー様に紛れ、レオパサウナハットにての堂々たる出立ちにて、ドキドキしながらワニ参戦

心斎橋駅を降りてすぐ、心斎橋筋商店街を行くとすぐに白い大きなビルが
エレベーターで4階へ、ドアが開くとあのSNSにて何度もみたシューズロッカーが
思わず靴を脱ぐのを忘れ、スーツケースもそっちのけでシャッターを切りまくっていると、ブロックチェックのシャツを着たスタッフのお兄さんが案内に出てきてくださる

今日はここでクタクタになるまで堪能したく、コースはフリーを選択、シューズロッカーの鍵と引き換えの脱衣所ロッカーキーを手に、指定された赤暖簾を潜る
こじんまりとした脱衣所には、ダイソンのドライヤーに有名なコリアンブランドCICAのローションと乳液が設置、セレクトしているメーカーも流石
浴室入り口にはお1人様２枚まで使用可の、タオルが積んである

DESSEでは向かって右側に緑、左側の赤と2色の暖簾が下げられた、2つの入口がある
本日は第二、第四木曜日のレディースデーで全館女子のみ
故に、どちらから入っても中で繋がっており、八タイプ全てのサウナを女子が使用できる
これが第一、第三木曜日の男女デーとなると、普段は八つあるサウナを、"仄暗く黙浴を前提とした女子ゾーン"と"明るくお喋りも可能な男子ゾーン"とで分離、サ室も3室:5室と区切られる

さて肝心の内容だが、ここでワニが説明するよりも是非一度行ってみて頂きたい
八つのサ室はセルフロウリュウ可の部屋と、オートロウリュウがなされる部屋との2種
全てのサ室には名前がついており、イマジネーションを掻き立てられる

ワニが特に好きだったのは仄暗いゾーンに在る"ミナモ"という名のサウナ
入ると左側に、なだらかな傾斜の巨大ベンチ、右側には木のスツールが三脚
ベンチには3名の先客が横たわり目を閉じており座れそうになかったので、スツールにて待つ
それにしても、なぜミナモという名前なのだろう…ミナモとは水面か？
ならばなぜ、水面なんだろう…
そう思いながら順番を待っていたが、ベンチが空き横たわった瞬間、解明

あなたが好きなヴォーカリストってどんな声だろうか？
そして、それは、どんなところが好きなんだろうか？

私はと言えば、癒される様な深い声が好きな癖に、心に刺さって引っ掻かれる様な、そんな強さを持つ声にも惹かれてしまう

且つ表現力多彩な声
かつて歌が上手い方の代名詞と言われてきた美空ひばりさん
彼女がそう言われる所以は、音程がピシッとハマることは勿論、その声に依る表現力の多彩さだと思う

そして現代に当てはめるならAdo
一体どれだけの種類の声があるのだろうと思わせる表現の幅…曲により、歌詞により、フレーズにより、万華鏡の様に変化するあの声に、最近ハマりずっと聴いている
月並みだが、JPOPSでは椎名林檎やYOASOBI等もあの声以外では成立しなかったのではないかなという類だと思う

本日社内でちょっとしたハプニングがあり、今後業務に影響が出ることになった
比較的情緒の安定しているワニではあるが、どうしたもんかな…と俯きながら、辿り着いたのは游心の湯

5分後の21時からは、游心の女サムライ 只隈嬢のアウフとあり、受付親指姫への挨拶も早々に、急いで服を脱ぎギリギリでサ室へ滑り込む

相変わらずの人気、十数名入ったサ室の最上段に座ったら、いきなり聴き覚えあるイントロスタート
本日の1曲目、独特のグルーヴ感が心地良い、椎名林檎の『丸ノ内サディスティック』だ
サムライのタオル捌きも何となくグルーヴィ
ユーカリの風に包まれ、サ室内のギャル達もノっている
ワニもなんとなく体を揺らしながら、目を閉じる

サウナで『丸ノ内サディスティック』を聴いた事がなかったから気がつかなかったが、このリズムやテンポはサウナの中で肩の力をスルッと抜いてくれる
1曲目が終わる頃には"あぁ…気持ちよかったなぁ"と言う気持ちしかなくなった

曲が終わり2曲目までの数秒
女サムライ、2度目のロウリュウの音が吠える
その音に乗り、あの印象的なイントロが！！
2曲目はAdoの『唱』だ
サムライ本領発揮、邪悪な気を斬るかの様な風がビシビシと扇がれる

Adoの刺さる様な、そして時に猫撫でる様な声とリズムに、『丸ノ内サディスティック』で1度は鎮静させられた我らの血が滾る

ワニに中からも、嫌な事も憂鬱な事も心配事も、全て滾り、汗となり、吹き出し流れてゆき、気がつくと8分間の全てが終了
思わずサ室の皆で拍手
ワニも慌てて拍手した

放心しながら水風呂に行き、外のアディロンに倒れる
とても寒かったこの夜、外気温は0℃
でも寒くなんかない
只々ぼんやりと、黒い藍の空を見つめていた

高見の湯、炭酸泉…
色んなお湯に浸かり、上がると自身が浄化された想い（続きは画像にて