地図からサウナが探せる！

五色湯

銭湯 - 東京都豊島区

ヨネ（ヨネロッキー）

2024.01.31

3回目の訪問

五芒星と月光と角煙突
#五色湯

⭐️1/26(金)

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ヨネスケは欲していた。どうしても今日、南天で肉キャベツカレーそばが食べたいと。無料の天かすをたっぷりとかけて、満足そうに頬張っている。20年以上変わらないこのスタイルと味。何故だか無性に欲しくなる。

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腹も気持ちも満足させたなヨネスケは、足早に近くの銭湯に向かう。向かった先に見えてきたのは五色湯。何でも五色不動の一角の目白不動尊が近くにあり、その五色の考え方から導き出された屋号らしい。五色は陰陽五行説の考え方から由来し、密教にも取り入れられ、白は西、西は白虎が守護している。こちらの湯も何かスピリチュアル的なパワーが溢れ出ている気がした。

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表示は30分待ち。しかし、中に入ると待ちなく入っていけた。秩父豊島銭湯デジタルスタンプラリーで10軒訪問してタオルをもらっていた。
体格ブラザーズ、愛でたいの頭巾ちゃん、ヒャダインの色紙、ガンプラを眺めた後、本棚を凝視している。「地球外生命体を求めて」「陰陽師の解剖図鑑」などのくくりに「東京銭湯お遍路マップ」が並んでいる。銭湯お遍路中に地球外生命体に遭遇して解剖される。そんなシュールな風景を思い浮かべながら、レトロ肩叩きマシーンに、ヨネスケはポコポコ叩かれている。

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畳の脱衣所は何だか気持ちいいのだろう。ヨネスケは何だかわからないが、正座して服を脱いでいる。コレもまた、陰陽五行のお導きなのであろうか。

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ヨネスケは身体を洗って冷えた身体を高温シルキーに浸ける。アチッと飛び上がり、こりゃあかんと、隣の白湯の端のジェットで、腹の肉をプルプルいわせる。
プルプルに飽きた頃、再び高温シルキーで、アチッ。

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プルプルヨネスケは祠のようなサウナ室に入ると、101℃の表示。遠石三巻ガスストーブの上の聖水が、いい香りを漂わせ、どこからともなく、ドゥォ〜〜〜、ブェェ〜〜〜、トン、プアン、トゥァララリラリラリラン♪　微かに聞こえるスピリチュアルミュージック。な、何だこの空間は。熱い異空間に放り出された気分で、禅を組んでチャクラを開いて何かを出す。

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新しい生命体になりそうな何かを必死に押さえながらヨネスケは祠を後にする。向かった先は地下100mから汲み上げた15.5℃の神聖な水場。陰陽五行のパワーが地下から溢れ出た聖水。ヨネスケのドス黒く澱んだ心と身体が浄化されてゆく。

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裸ヨネスケが外部に出ると驚愕の事実を知る。唯一無二のインフィニティが故障して復帰の目処が立たないとのこと。いやいや、新しいの入れて欲しいのねんとブツクサ言いながら、マットを敷いて地べたにペタコ。今日も煙突の先から仄かな湯気。その傍には月と星が輝く。