つむぐ

フィンランド？ジャーマニー？ロシア？リトアニア？笹塚？黙れ。このエセ意識高い系キラキラサウナーどもが。これから地球は相模原を中心に、気を緩めれば宇宙に投げ出されるほどのスピードで回るようになる。集え、JNファミリー。相模原駅南口から徒歩7分。ここに来れないやつがどこに行けると言うのだ。

この聖地に住むこと70年有余の翁たちがギンギンに冷えた聖水を桶いっぱいに汲み、刻まれ角削ぎ落とされ、しかも焼かれに焼かれた石の山に迷いなくかける。ストーブの前に設置された9月限定の白樺水セルフロウリュの桶も柄杓も、この翁たちの手にかかることはおろか、目に止まることすらない。無視だ。後に勇敢な若者がその白樺水に手をかけ祈りと共にかけようとも、石の山から返事はない。翁たちの手によって石はとうに死んでいるからだ。ダブルの遠赤外線ストーブが無慈悲に酷使され、時折悲鳴をあげ、最後の力を振り絞り熱を放つ。90度。

灼熱の部屋を飛び出し、目の前に待ち受ける、かの有名なジャックを沈めた極寒の大西洋の海。15.7度。しかも9月はハッカを投入だ。翁たちが浅瀬に腹這いで動かない。頭から爪先まで余すことなく。通信中だ。天と。

言うまでもないが、我々は外の空気など吸えない。ここはほぼ地下（実際は一階）のシェルターだ。極寒の大西洋で凍えきった体を癒すのも、20度弱のリフレッシュサウナと書かれた、乾ききった白樺の束を人工的な冷気が揺らす部屋で、暖を取ることも許されず行わなければならない。二つの椅子、そしてデッキチェアまでが冷たい。

これは蜃気楼か、希望の光が差し込む扉がある。なんと読むんだ、黄土サウナ。おう、ど。救いを求め扉を開けるとまた扉がある。試練だ。ようやく開いた扉の中には、悟りを開かれた涅槃仏さまがなんと御三方も。手霊毘から今借りて住みたい街ランキング最上位が本厚木と伝えられても眉一つ動かされぬ。

ここで一つ大切なことを伝えねばなるまい。私は永久にこの地から追放されかねない真理を、発見してしまったのだ。サウナ、水風呂のあと、そのまま奥にあるプールに向かい、恥ずかしがらずに浮き輪を取り、頭と腕を通し、浮かぶ。それが、翁の手を介さずとも天と繋がる道なのだと。

間違った信仰を持つものが、神に近づけばよいのだと最上階に泉を作った。しかし今、そこは麦酒庭となり堕天使どもの盛り場の横。バリスパと書かれたその泉には、バリから遠く離れた国の尻ホップがけたたましく流れ天罰を受けることになる。悟るだろう。そして、夢を失い泣き叫ぶだろう。もう我々は、シェルターでしか生きられぬのだと。

大ジョッキ御濾歩270円。本物より本物らしい人工温泉、有馬有。有寄有。

何度来てもやっぱり、私は玉の湯さんが好きです。やさしいとか安らぐとか落ち着くとか平和だとか、この気持ちを表す言葉はたくさんある。でも一つだけ言わせてもらえるなら、きっと人生最後に入る銭湯はここでありたい。

火曜の21時半。今日はささっとにしようと、混んでるだろうけど帰り道のアクア東中野さん。ふふ。予想以上。めちゃ混んでるのはいいことだとして、まぁグループの若いのばかりでうるせぇことうるせぇこと。内湯うるせぇ。サウナうるせぇ。プールうるせぇ。あんなに会話自粛の貼紙増えたうえにプールは黒い幕で覆われて空の一つも見えやしねぇ。よっぽどうるさくてクレームきたんだろうな。店主もかわいそうだ。柄の悪いおっさんもサウナの列なんて無視して先に入りやがるし、湯船の縁もふさいでびっしり座るやつらもいるし、ひどいもんだ。

でも相変わらずトゥルットゥルの軟水がすごすぎて、今日もやはりボディソープ落ちてないのかと何度も洗ったし、湯船のお湯はめちゃ気持ちよかった。

なんでこんなにうるさいイキッた若者の巣窟になったんだ。ある意味すごいわ。

春夏秋冬、朝昼夜、晴曇雨雪、いつかここでそれぞれ全部の外気浴をしてみたい。広い空を力強く動く大きな雲、茂る緑、そして流れる思川。この景色から離れたくなくてサウナもお風呂も繰り返した。引き立てるサウナ、温泉、井戸水風呂。全部とてもよくて、また来るよと心で告げた。小山思川温泉。

小山駅西口から、おやまゆうえんハーヴェストウォーク行きのコミュニティバス200円に乗り10分ほどで目的地は終点。小山遊園地の跡地にできたショッピングモールには当時の物と思しきメリーゴーランドも。地元の中高生のデートスポット。でもこんなところにあるのだと、言葉選ばず言えば無難に小綺麗でよくある感じのスーパー銭湯なのかな。地図を見ると敷地のはずれにあるようだ。とりあえず向かうと、意外にこじんまりとした和の屋敷風な建物。空気が変わる。入口のかわいい風鈴たちも。

渋めな廊下をわたりお風呂場へ。すると庭らしきものが見える。BBQができる綺麗な芝生エリアとロッジが。宿泊もできるんだな。我が家のおかみさんとも来よう。戻ってくる靴箱脱衣所計200円で帰りのバスで困らずに済む。

浴場に入ると、まるで味のある渋い木材の額縁に飾られた風景画かのような青白緑が目に飛びこんでくる。手前には檜風呂の温泉がキラキラと波打って風景画の中に自分もいるかのような感覚に。素敵だ。内湯は40度くらいの檜風呂と38度の源泉風呂。外に出るとブラックシリカを滑らせた温泉の入ると岩風呂。壺湯。お湯は無色透明で張りがあってつやつやぷっくりした水質。

#サウナ
外にあるビート板を持ち込み中へ。熟味のある木の小屋。サウナからも窓があり景色が見える。あれ、湿度が高い。あ、頻繁に少しずつのオートロウリュが。じゅわぁ。これはいいなぁ。うっとりだ。94度表示。すごい汗。心地いい。おじいちゃん達の会話の内容が真剣な実子と養子への遺産相続の話。聞き入った。

#水風呂
大きな樽の水風呂！ちょっと階段をあがって入る。どばしゃあー！と溢れる音がたまらない。そして何より井戸水とあって水が澄んでてふくよかで全身全霊で飲みたくなるやつ。体が水に還りたがる。水温計はないけど19度くらい。

#休憩スペース
露天にはデッキチェア三つにベンチもあちこちにと、空と緑と川を眺めたっぷりの風を浴びれる最高の外気浴。そして、前方に綺麗な芝生エリア。誰もやってなかったけど寝転がった。たしかに初めはチクチクするけど慣れれば芝生の香りまで。自然に溶け込む幸せな外気浴だった。

サ飯は小山駅に戻りそこから徒歩15分、繁盛店の一品香にてチャーシューメンと餃子3個。大阪桐蔭の監督みたいな店主。らーめんマジ美味すぎて震えた。

お年寄り同士が、世代を超えてお年寄りと若い衆が、親子が、笑顔で楽しそうに話に花を咲かせる。女湯の賑わいもすごい。若輩ながらも様々な銭湯にお世話になってきたけれど、前回も今回も、特にその銭湯のコミュニティとしての輝きを感じられたのが、ここ十条駅北口から徒歩7分の十條湯さんだった。

経営の窮地を救うべく、実は半年前から居候していたという銭湯コンサルの方が店長になり立て直しをはかるという。正直Twitterでその一連の進め方に強い不信感を持ちその旨発信した。娘さんからとても丁寧なDMをいただき、せめて改めて行った上で言葉にするべきだったと思いお邪魔してきた。

フロントにはそのコンサルの方。「サウナで会話は禁止です。大丈夫ですか？」問われるのは初めて。脱衣所に入ると浴場含めまぁ賑やかで、みんなとても楽しそう。うきうき。こんな賑わいや明るさ、ご時世として苦手な人もいるかもしれないが、私は嬉しかった。

やさしいカランのお湯にいろんな心のつかえが取れ、10秒ばかし静かにぼーっとした。前回とても苦手だった、鼻をつくケミカルな芳香剤のにおいのシャンプー類は、変わったと聞いていたがたぶん変わってなかった。ただ、換気か人の賑わいか、はたまた濃度が薄くなったおかげかはわからないが、つきまとわなかった。おかげでお湯の良さをしっかり実感できて幸せな気持ちになれた。だからか壁絵の素晴らしい二匹の鶴の壮大さにも改めて惚れ惚れ。

高温風呂は44度。熱いけど体にやわらかく馴染んで気持ちいい。細やかなバイブラも心ふわふわに。低温は多分40度くらい。ジェットも。この素敵な主役、湯船のゾーンが少し暗いのはやはりもったいない。

#サウナ
前回なかったサウナマットが敷かれてる。今日は2、3人。104度でどしっと熱い。やはり汗びっしりのいいサウナだ。BGM、前回はお洒落ジャズだったけど、今日はサッチモ主体のオールディーズなジャズ。とても合ってる。大好きだ。3セット目、ついにWhat a wonderful world。目頭熱く感極まる準備に入ったところでそのコンサルの方がバンと入ってきて「サウナマット交換しまーす。出てくださーい。」と。「二度と来るか」と思った。一秒だけ。

#水風呂
実は天然地下水と書かれたまろやか水風呂は23度。お風呂との温冷の方も多くて人気。サウナ出た自分を見つけて、常連さんが静かにすっと寄ってくださり温かい気持ちに。

#休憩スペース
混んでて難しかったけどどこかしらで。混んでたので二階にも行かずさっと。

十条と十條湯さんは一蓮托生。生意気だが、片方だけが賑わう未来はないと強く実感させられた。頑張ってほしい。

君に会う日は不思議なくらい雨が多くて。さらにいえば不思議なくらい奇数日でTVのあるワンフロアお風呂なみなみゆったりたっぷりのんびりな方が多くて。ゆーザ・中井さん。君はほんとに僕を愛してるかい愛せてるかい。誰よりも誰よりも。

なかなか進まなかった銭湯検定4級をやりきった。家の風呂での半身浴をこれでもかとディスり広い湯船がどれだけ素晴らしいかを説くテキストを読み終え、広々した湯船のある近くの理想的な銭湯に入ると決めた。ずぶ濡れ。銭湯の中では高いサウナ込1070円を払い、サウナで敷く茶色なタオル含め三枚のタオルの入ったバッグを預かる。雨が止むのをのんびり待つ家族に安らぎをおぼえつつ綺麗な脱衣所へ。

浴場には先客二人だけ。なみなみ湯船が両手を広げておいでよと言う。カランのやさしい温度のお湯をたくさんかぶり、ピリついた気持ちを落ち着け、待っててねとつぶやき、今日は先にサウナへ。ここのサウナキーはひっかけやすくて開けやすくて好き。

#サウナ
三セット貸切。あぁ、いい熱さ。広々サ室には綺麗にピシッと敷かれた黄色のサウナマット。換えたばかりなのか空いてたのか。さらにそのうえに茶色のタオル。上段も胡座をかきやすいからまた好き。80度表示だけど、湿度高めのガス遠赤外線のおかげで玉のような汗があっという間にびっしり。最近サウナでこんなに汗かいたかな。ストーブ前のTV一番見える席でバラエティ観ながらのびのび。

#水風呂
はぅわはーん。ゆったり広めバイブラぼこぼこ強めなやわらかまろやか水質、22度表示だけどきもてぃーいやっほい。ふにゃふにゃふにゃ。ってほやほやしてたら冷やされ満足。

#休憩スペース
あ、何か飲みたい。脱衣所の自販機に見つけた缶のポカリ。なんて魅惑的なんだ。目を閉じればあの真っ青な缶がキンキンに冷えて汗かいててプシュってしてぐびぐびってして、ぅはぁー！うめぇ！って言う未来しか思い浮かべられない。その妄想は、現実になった。その後どれだけのいい顔で洗面椅子に座り壁にもたれかかっていたか。ご想像いただけるかと思う。ちなみに私は見た。前が鏡だったから。勢いよく流れ込む掛け流しのお湯のじゃばじゃば。三種のジェットにバイブラに。マイナスイオンはここにある。イオンサプライ。

最後に遂に湯船に。くぁぁ、しみる。気持ちいい！湯船に浸かり、ぼこぼこなみなみの水面を、海抜10cmから眺める至福。先生の言う通りだよ。広い湯船、最高だよ。その後セブンにボディにハイパワーなエステを経て、水風呂で締めて終了。

サ飯は、福しん。そう、肉盛りチャーハン餃子セット。サウしん。雨の止んだ涼しさすら感じる中井の街をさらっと歩く。

あぁ、安定の、あぁ、安心の、あっつあつサウナ、神田セントラルホテル。水風呂が19度だったけど、全然ええのやええのんや。湯船のあったかい縁の端、壁を背にしてあぐらかいてお湯を感じれば、ふわんふわん。最後に冷シャンプーで頭洗って水風呂の水かぶってキンキンになってからの冷麦茶。

昼にゴージャスで美味すぎるカレー食べたのに、そのままふわふわふらふら吉野家に入りふらふらカレー頼んでた。結局、これもまた美味いんだなぁ。つむぐ。

清潔感のある静かめな施設で、余計なものなどないよね、すべてがサウナと僕との愛のサンフラワーさ。YES。巣鴨。最近こんなつまらない言葉すら適当に投げられない鬱々とした気持ちから抜け出せなかったから、たぶん癒されたんだと思う。よかった。

巣鴨の駅前、ビルの5階。白く明るいフロントで親切なスタッフさんに迎えていただき、90分コースで。ロッカーを開けるとパッキングされたタオル類とガウン。ありがとう。温かいウェルカムに心がほどけはじめる。浴場は記憶よりも暗めだったけど、もうそんなに煌々としてなくていいんだよと言われたような気がした。

こんなに頻繁にスタッフさんが見廻り、洗い場を洗い、シャワーのホースも洗面器も完璧な整頓を、しかもうるさく音を立てず丁寧にされる姿には敬服だ。サンフラワーはいつきても綺麗。そう思えることがとても大きな価値。

熱すぎない湯船で松明を蝋燭くらいに落とせたのを感じ、ふわーっとしたままサウナへ。

#サウナ
サウナは広めで明るく窓もあって狭苦しさがない。102度。二段。ストーンの電気ストーブ。温度表示より圧迫感はなくて、カラッと長くいられる。二回転めは110度になってた。一段一段が広めで上段も余裕であぐらかいて座れるのはとても嬉しい。TV有だけど、音量細めでちょうどいい。巨人がサヨナラになりそうな直前で裏チャンネルに切り替わった。ふふ。サウナで観るお宝鑑定団はいろんな意味で、ほどよい。

そしてよもぎスチームがまたかなりいい。50度。ドライに引けを取らない発汗。何しろ静かで精神をととのえられる部屋。ちょうど邪念の浮かぶ頃に天井から熱い水滴の喝。手を合わせて、礼。

静かな中一人めちゃ声を出すおじいちゃんがいて、ずっと立ちっぱなしで心配したところ、んぐぁ！と声を出して座って、どう見ても筋違えそうな、体痛めそうな腹筋かストレッチ、テツandトモのテツの海老みたいなジャンプの座ってやる版やってた。

#水風呂
広々のびのびな井戸水風呂、季節柄か21度弱と穏やかな冷たさ。やさしくて軟らかくて冷やされながらふにゃふにゃに。さっきのおじいちゃんは掛水しなさそうに見えてちゃんとする。と思ったら全力で水風呂ばしゃーん！全身全霊を預けておられた。気持ち良さから声が止まらなくなられていた。

#休憩スペース
浴場に椅子が三脚。埋まってたら洗面椅子なり湯船の縁なり。よもぎスチーム前の椅子に座り、少しだけど肩や背中をスチームサウナのガラスにもたれると、温かくて鼓動が強く早くなる。

よれよれしたくなってた。そして、どうしてもカップヌードルが食べたかった。売切でシーフードヌードルに。最高。3時間コース。

としまえん最後の日。流した汗と溢れる涙。最後の花火を、そしてカルーセルエルドラドの灯りが落ちるそのときを見届けて。これまで豊島園に住んでからの13年間、いつもそこにあってくれてありがとう。そして、94年間、お疲れ様でした。

眩く光るとしまえんを何度も振り返りながら別れを告げ、向かったのは庭の湯ではなく辰巳湯さん。いつもの歌謡曲。だけど人が少なくて静かで、ゆっくりやさしい時間を与えてくれました。

埼玉のホワイトハウス。外気浴しながら、そしてご飯食べつつざわざわ盛り上がるビンゴを見ながら、真剣に思った。世に健康ランドほど素晴らしい施設はあるのかなって。

健康ランドを、叶うなら全人類に、どの国どの街のあなたにも届けたい。そうまで思えたのは、こちらがとってもよくて、お風呂もサウナも何も大好きになれたから。お年寄りから幼子まで笑顔溢れる幸せな場所。健康ランド武蔵野。夫婦でニコニコしながら帰ってきた。

南浦和に着くも、一時間に一本のバスと時間が合わず、思い切ってタクシー。到着すると想像以上の大きさで驚く。ホワイトハウスとどっちが大きいんだろう。知らない。ナノ水が全面的に推され、サザンから和田アキ子から尾崎豊までBGMも歓迎ムードで、そしたらいきなり現れたおとうさんに声かけられ、期限がきちゃうからと無料招待券二枚をいただく。感謝。

広々整然とした脱衣所。浴場に入るとどばーんと明るく広くて開放的で、程よく賑やかな心に花の咲く感じ。あぁ、えぇとこきたなぁー！すぐ確信。身を清め早速露天へ。奥飛騨の湯。真っ白だけど匂いなく、シルキー風呂かのような爽やかさ。内湯も超充実。本格的な薬湯。左に実母散、右に薬仁湯。ゆっくり入れる。なお、薬仁湯はじっくりチンヒリ。キンではなくチン。その他には男湯で唯一熱めな白湯にあたる檜風呂、炭酸泉、電気風呂は繊細ハイテクの絶妙な加減。一点集中の強のジェットをひたすら腹筋に当てつづける。あと、ファミリープールは子供たちが大はしゃぎで響き渡る笑い声。あんなに屈託なく笑ってみたい。あ、いかん。

#サウナ
何さこれ。とてもいい雰囲気。もっと渋い焦げた部屋を想像してたのに、あたたかなログハウス風サウナは広くて綺麗で壁もまだ新しめで木材の香りも。高い壁に隠されたストーンのストーブ。94度。三段。一段目二段目はとてもやさしくてTV観ながらのんびりできる。三段目は熱すぎずともやさしすぎず。つまりとても居心地がいい。

#水風呂
まさかキンキンやー！水温計25度。んな馬鹿な。真面目に16度だと思う。ナノ水だからか痛くない。じゃばじゃば水も入りフレッシュな透明ですっきりな感じがたまらなくて、本能剥き出しで浴びる。いい水風呂の証、ライオンの口もある。そこから水出てないけど。

#休憩スペース
露天には椅子沢山。あの低い椅子のお尻の沈む座面の角度。好き。反射で見えない賑やかなTVはあれど、あの広い青空に風に包まれみんな爆睡。平和しかない。ちなみにキンキン水風呂の後に、子どもがいなければ一番静かになるファミリープールで浮くと、無になれる。

サ飯は二階で下町担担麺。これは！じわりと小さな稲妻走る美味さだ。

「ゆ〜ゆ〜千代乃湯で待ってる」「ふろはふろやで」看板のおとっつぁんのインパクト。皆さんの素敵なサ活からずっと行ってみたかった銭湯、三鷹駅南口からバスで調布駅北口行に乗り約10分、配水場前バス停の目の前、千代乃湯さん。

看板、ほんとにあった！うきうき写真を撮って気づく。その先に見える建物、大きい！健康ランドのよう。入口にはどでんと湯上がり布袋様。お花とか額縁とか華やか。

券売機にはビールなども。タオル類シャンプー類は有料。こちらは銭湯とデイサービスを併せて運営しているからか、スタッフさんが皆さん接客がしっかりされてる。渋華やかな和の装飾が賑やかで飲食用テーブルもある。メニューも銭湯なのに豊富。

今月男湯はすいれん乃湯。脱衣所は100円式。土曜夕方、浴場はほどよい賑わい。カランは場所取り多め。お湯はぬるめでまろやか。奥に庭が見える！早く行きたい気持ちを抑えて内湯から。滝湯とある白湯、こんれはきもてぃぃひぃ。軟らかくて優しくて。銀泉浴風呂というやつなのか、お湯がすっきり透明感。好き。電気風呂もさりげにいい。高さがいい。両サイドじゃなく背面と右側からの電気だから満遍なく腰に当てられる。発明。絹風呂も良い意味で泡にムラがあり自然な感じ。ジェット類の中にヒップアップというのが。やればよかった。

お庭には湯船の中に壺湯！あっ！湯どんぶり！西東京の湯どんぶり！あとぬるーい湯とある湯船は人工温泉。延々。

#サウナ
脱衣所のマットを持って入ると、あれ？スチーム！？いや、元スチームかミストだったサウナを変えたんだ！だから壁が一面水捌けのいいタイル。シャワー類の痕跡も。嗅覚がスチームと認識しただけで、遠赤外線で熱い。壁が違うと熱さが硬く届く。これもまたいいなぁ。90度。窓もあって広く感じて落ち着く。コンフォート。マットは各々サ室内外に置いて出る。TV有。

#水風呂
天然名水とある。常にいっぱいで譲り合い。心落ち着けて入ると、、、ふわぁぁー！入った瞬間スキッと冷たさを感じた直後、とてもやさしい。やらかいわぁー！22度。体がガブガブ飲みたがる。なんで肌だけなんだ！中にもくれ！入れてくれ！そんな声と向き合ってると次の方が。あ、どうぞ。ん？なんだ？あれだけやわらかかったのに、出るとスキッとするぞ！？全セットでこの感覚だった。

#休憩スペース
露天のお庭にはベンチが三つ。たくさんの緑に囲まれて青空に流れ入る風が本当に心地良くて。そしてお池があっておっきな鯉が三、四匹。ずっと眺めてたい。かわいい。銭湯史上最高の外気浴かも。

誰も求めてない。でも言いたい。私はこちらの水質を山口智子のようだと思っている。

夏の青空と湧き上がる雲を、暑い風も全部感じたくて、とてもいい露天だと評判のこちらへ。混雑する土日を回避できる金曜日だからこそと。宮前平源泉湯けむりの庄。

幼少期から20年乗り続けてきた田園都市線沿線。一番遠ざけてしまう線でもあって、そのまま私のサ活からも距離を作ってきた。なぜだろう。落ち着かないのだ。そんな気持ちを隠せず降り立つ宮前平はやはりよそいき顔で、急勾配ののぼり坂が無心にさせてくれるのはありがたかった。

落ち着いた和風旅館の佇まい。入ると金曜日中でもなかなかの賑わい。館内着はフリーサイズでよろしいですか？と指差されたところには身長〜170cmと書かれていて、それより大きいのに、次の大きさのLLでとは言えなかった。

脱衣所を経て浴場へ。強めのシャワーを浴びて、やっと得られたひとときの安らぎを感じて溢れるためいき。長く静かに座りつづけて。そして露天に直行。高台にあるだけに何も邪魔するもののない願った空の青。流れる真っ白な雲。花のついた緑も多め。暑いから設置されてるミストシャワーが風を冷やしてくれてる。

露天のお風呂はマットでぬるんぬるんな濃ゆい黒湯。岩風呂から入ると地層にくるまれるかのようなお湯がとても気持ち良くて、ずっと肌触り確かめてた。他の源泉掛け流し風呂、壺湯、寝湯、炭酸泉も全部真っ黒。内湯には黒湯の他にジェット類。

#サウナ
いい熱さ。部屋の真ん中にストーンのストーブ。暖炉煙突のような感じで新鮮。ガス遠赤外線もあるダブルストーブ。低い二段だけどしっかり汗をかける。印象よりやさしすぎない。イケメンで爽やかでも温かく厳しい。90度。安倍さんの辞任会見のときはほぼ満席。

#水風呂
あぁ、美しい。暗がりに底から緑の光が噴水のようなバイブラを照らすなみなみとした水風呂。そして今はハッカ水風呂ですーっとするメントールの香りがたまらない。表示は16.5度前後。軟らかいのか表示水温のよりもマイルドに感じつつ、物足りなくはない。あと浴槽内の段が思ったより多い。

#休憩スペース
露天のデッキチェア三脚は常に埋まってた。おや？あれはインフィニティ偶然さんチェア！しかも二つ！かつなぜか毎度どちらかが空いてた。見たかった空に浮かぶように包まれる外気浴。嬉しかったなぁ。ほんとに。嬉しかった。やはり若者二人組が三組くらいいてうるさかったけど、でも、いいや。楽しそうだから。ちなみに内湯には大好きな腰掛け湯も。鼓動がすごい。

休憩室で少し寝たかったけど、あんなにチェアあるのにびっしり。ふえ。その後隣の宮崎台でタンタンメンと餃子の名店北京。うまい。そして幼少期の思い出をめぐり沢山歩いた。結局汗びっしょり。

四ツ谷駅の近くにありながら、その名からもしょっぱい印象で、古い地味な銭湯なのかなと思い長らく足が向かなかった。でも、もっと早く行っておけばよかったと思えるとてもいいおふろやさんだったし、サウナも良かった。塩湯さん。

四ツ谷にまだ馴染まぬ新しいオフィスビルコモレ四谷の左をずっと進み、信号を渡り少し先の路地を左に曲がると、景色に溶け込むように佇む古い銭湯が。さりげない坪庭のある入口から男女分かれる番台型銭湯。番台とは聞いていたけれど、高い見晴らしの良いところにどーん！というわけではなく、ひっそり。高齢の女将さんは少しよれよれとされているけれど、お客さんとは丁寧にお話されてて、愛されてるのが伝わる。サウナと告げるとタオル大小とサウナマットをいただける。

水曜21時半、23時閉店だし、もとのイメージからもがらがらかなと思ったけどずいぶん賑わってた。老若がやがや。若い人が多いのは意外だった。けして広くないこじんまり銭湯な割に狭苦しさがない。天井の高さやアルプス的な壁絵もあるのだけれど、真ん中のカランにシャワーがないからか壁が薄い。鏡がガラスみたいになって透明感があるから広く見える。カランのお湯はあっつあつ！少し埋めたけどとても気持ちいい！シャンプー類有。

湯船が小さいけどかわいい。不思議と狭いとかよりかわいいと思えてしまう魅力が。左から白湯、ボディマッサージ、バイブラ、水風呂。全部1、2人サイズ。お湯は43度あって熱め。静かで動きのない白湯はとても澄んでる。おそらく備長炭と思しき袋も。一人サイズのバイブラがとても好きで3回も入った。バイブラ好きな方にはこのめいっぱいのきめ細やかバイブラ独り占め、たまらないと思う。塩湯さんのお風呂はお湯が熱いだけじゃなく、とても澄んで綺麗でやさしい。ほんといいお風呂をいただいた。

#サウナ
あれ？とてもいい。いい！何も敷かれていない木材の綺麗なサウナ。思ったより広くて息苦しさがない。おばあちゃんにもらったサウナマットも座り心地いい。90度表示のガス遠赤外線。湿度が絶妙で安らぐ。この居心地の良さとびっしり汗かける満足感、独りだからにんまり笑顔でぶつぶつ「いいわぁ」を繰り返してた。サウナは3人までと書いてあるけど3セット全部貸切。TVもなく静か。砂時計一つ。

#水風呂
ぎりぎり二人サイズの水風呂。24度。水流あるとはいえぬるい。でもやわらかくてまろやかでやさしくて、ゆっくりゆーっくり、溶けていく。がっつり冷やすのは難しい。混んでるとなおさら。そんなときはなんとか水シャワーを併用。癒しまったり水風呂。

#休憩スペース
脱衣所にタオル敷いて座れるベンチ有。でも自分は洗面椅子にて。

山梨。一番素敵な名前の都道府県かもしれないと初めて思った。緑や水や空の青、果実の彩りと香りまで想像させるその響き。でも恥ずかしながら山梨のことを全然知らない。富士急ハイランドや河口湖など、行ったのに山梨の記憶になってない。そんな近くて遠い山梨と私の心をぐっと惹きつけてくれたのが、皆さんのサ活だった。

新宿から特急かいじで約1時間。大月から富士急行に乗換15分。都留市駅から徒歩1分。より道の湯。今日はこちらに。都留市にも平成の名水百選が。天然水と温泉を合わせた水をキンキンにした水風呂、イズネスツインタワーの熱々オートロウリュがあると知って。そして特急にさえ乗れれば案外近い。

より道の湯って響き的に道の駅みたいな小さな施設なのかな、とか思ってた私の前に、黒壁にどーんと赤い温泉マークの新しく大きな建物。わぁ。中とても綺麗。明るくて開放的でほのかにモダンなお洒落感もあり、スタッフさんが皆さん丁寧で親しみある対応で素敵。

二階の脱衣所も綺麗。ロッカーもゆったり。キーをかざすとウィーンてなるやつ。お年寄りが二人間違って操作して警報鳴って困ってた。たしかに開いたのか閉まったのか時間差があってわかりにくい。

浴場は落ち着きのあるグレーの色合いに檜的な木の浴槽が映えてる。内湯に温泉とジェットと高濃度炭酸泉。素晴らしい露天には源泉掛け流しと加温、寝湯。この温泉がまた気持ちいい。潤いしっとり閉じ込めた水。びちっぴちっできゅっきゅっな肌触り。でも派手じゃなくおしとやか。

#サウナ
入ってすぐいいサウナ。新しくて綺麗！落ち着いた雰囲気。外に向いた窓もいい。そして80度とやさしめながらしっかり汗をかけるサウナストーブはイズネス二台。毎時00分と30分のオートロウリュ。さすがイズネス様。上段はしびれる熱さ。ここはバチバチに熱くなりたい人にも、下段であぐらかいてのんびりTV観ながら蒸されたい人にも応えてくれるサウナ。なぜ「より道の◯◯」という名前がサウナにだけついてないんだろう。ま、いいか。

露天にも、より道の窯という名のスチームが。はみがきのような爽やかミントの香り。

#水風呂
バチバチに熱くなりふらふらな状態で向かう檜風呂的な佇まいの広々水風呂。地下天然水と温泉とを混ぜたものだそうで、肌触りにストレスがない。水温計ないけどたぶん16度。澄んでるのに軟らかい美しい張り。

#休憩スペース
露天へ！山！空！壮大な雲！で広々露天！畳からデッキチェアから椅子から寝湯から充実。寝たり座ったりすると空しか見えないけど、空が美しかった。

最後に。三升漬けマジ辛い。離れのうたたね処がとても素敵だった。もう書ききれない！

こんなに銭湯の幸せを噛み締めてお風呂やサウナを愛せたのは久しぶりだ。元気がない中でさらに大きく気持ちが落ちることがあって、そんな中お仕事仲間に反町の玉寿司さんという、老夫婦の営まれる小さな素晴らしいお寿司屋さんにお連れいただき、潤いと豊かさをいただいた。この幸せとともに、どうしても一人お風呂に入りたかった。正直少し酔っていたけれど。反町浴場さん。

東横線反町駅からすぐのビル型銭湯。自販機でサウナ有で入りピンクのバスタオルとサウナキーをもらい脱衣所へ。今日の男湯は一階。洗面椅子はたくさんあるけど洗面器が少ない。カランに置きっぱのを拝借。シャンプー類も設置なしなのでマイセットで。酔いもあるけど、カランのお湯がしみすぎて恍惚。

まずはプレーンな奥まったプライベート感ある穴蔵風呂へ。42度のいい熱さ。体中の魂が息になって漏れ出るよう。いかんいかん。サウナの前に露天で休憩。

ちなみにお風呂は全般的に熱めで嬉しい。水風呂前の檜風呂も43度で香りもいい。ここのジェットはなかなかパワフル。さりげなくある電気風呂も細めながら鋭い刺激。低温ゾーンは備長炭風呂。そこまで低温でもなくゆったりたっぷりまろやかで気持ちよくて充実。露天の岩風呂も打たせ湯も熱さ強さに芯がありたまらない。

#サウナ
入るやふわぁっとしっかり檜の香り。扉上に檜の芳香剤と思しき袋。いい香り。サウナマットなしでタオル敷く。ガス遠赤外線。106度表示でしっかり満足な熱さで汗もたっぷりかけるけど、やさしくキツくない。天井の高さも良くて全身ムラなくしっかり蒸される。見える位置が限られる小さなTV。音量も控えめで久しぶりにサウナで集中できる感覚が蘇った。

#水風呂
サウナ出てすぐ2、3人の広さで18度。サウナとの温冷バランスがいい。満足な冷たさで長くも浸かれる。混んでなければ浅いから体横たえて段に足載せて半寝ポーズで意識が飛ぶ。いかんいかん。

#休憩スペース
露天に椅子二脚。浴場の換気扇から流れくる強め温めの風がぐらんぐらんさせてくる。ぐあ。と壁に頭もたれて見上げれば壁に囲われた空。さっきまで降っていた激しい夏の雨がもたらした清々しい青。気持ちいい。今日は見事な全身刺青の人がお子さんも連れて何組もいた。すでにやんちゃそうな子どももパパがくると嬉しそうで仲良く話してた。ぼーっとする意識の中で、そんな幸せな姿をうっすら認識しながら、空と風を感じて、打たせ湯の滝のような音に癒されながら、眠ってしまいそう。いかんいかん。

帰りたくなくなり、サウナ3セットを終えても何度もお風呂と水風呂を往復した。銭湯があってくれることが、本当に嬉しくて、嬉しくて。泣きそうで。