2019.08.23 登録
[ 東京都 ]
「ごくありふれた銭湯で、特徴といえるものはありませんが、挨拶はしっかり、清潔感には自信があります。」東京銭湯のサイトで書かれていた。特徴があることがもてはやされることを踏まえて、でも控えめにこう書ける、そんな姿勢を私は尊いと思い続けたい。次々に人が来て賑わってて、みんなふんわりいい顔していいお湯に浸かり、さっぱりいい顔して帰っていく。ちなみにとても立派な赤富士のモザイクタイル、無料のドライサウナ、清潔感、どうみても特徴といえるものが実際ある。ご挨拶に関しては、かなりご高齢の女将さんがぶっきらぼうに「あーいどうもー!」ってな感じ。お元気そう。拝みたくなる。
我が家のおかみさんを羽田に迎えに行こうと思い調べてみると、京急空港線沿線に銭湯が集まってることを知った。特に大鳥居駅周辺。直感で初めに目に入った宝湯さん。駅からも近い。おお、のれんが大田区銭湯ジャイアンツコラボ。もう一つの東京の球団もやってくれないかな。ロビーはおばあちゃんちのリビング、プーさんかわいい。おばあちゃんちゃきちゃき。
まだ明るい時間の浴場、女湯からは楽しそうな賑やかな声が聞こえてくるけど、男湯は常連さんそこそこいても静か。この男女の違い面白いなといつも思う。モザイクタイルの赤富士の壁絵が大きくて立派だ。横たわれるジェット、バイブラと41度の程よい温度、冷えて疲れた体にありがたい。お湯もやさしくて気持ちいい。円形のボディジェットはたぶん動いてない。その横の水枕つきのジェットは座り湯と見せかけて座れなくて、しかも電気風呂。なかなかにいいパワフルさ。
#サウナ
追加料金不要のドライサウナ。おお、かなりぎゅっとコンパクト。ギリ上3人下1人の急勾配の二段。たまらなく渋い銭湯らしいサウナ。剥き出しの板に一人分のバスマットが敷いてある。遠赤外線ストーブ。76度表示。熱いというよりあったかい。刺激がほしい人には物足りないだろうけど、お風呂のブーストがあったからか汗がどんどん出てくる。広いサウナの方がいいけど、たまにこんなきゅっとした狭いサウナにくると、これはこれで無心になっていいなと思う。
#水風呂
なし。でもサウナ出てまっすぐのとこにある立ちシャワーがレインシャワーになってて、うひゃっとなるかなりの冷たさだった。季節のおかげだろうけど、この冷たさならサウナお風呂がっつりあっためても大丈夫だ。
#休憩スペース
洗面椅子でぽやーっと。
ああ、いいお湯だった。フロントのおばあちゃんはTV観ながらあーい!って感じ。そんな雑な接し方してくれる方がありがたいや。夕方の大田区は落ち着く。空港線はなかなか意識しないと使わないけど、これを機に一軒一軒意欲的に新規開拓しにこよう。酒飲みたい。
男
[ 福島県 ]
阿武隈川の源流の里という響きだけで清らかな水風呂に想い馳せるのは、きっと私だけじゃない。出たあと肌に残る清涼感、たまらない。温泉もアルカリ単純温泉のうるつやきらりん。ドライサウナとよもぎ座浴サウナ、紅葉の露天風呂、ある程度年季の感じられるホテルの浴場だけど、それがまた落ち着く。あったかいってありがたい。
新白河駅周辺はスパ銭も銭湯もない。自分のような車を使わない風呂サウナ好きには悩ましい街。その中でも西郷村の阿武隈川沿いにある森林の中の遊歩道に惹かれ、朝からこれでもかと落ち葉を踏みしめ小雨降る中歩き続けた。ただひたすらに森の香りの中過ごしたかった。小雨降る中三時間かけて、体内の毒素を全部入れ替えるような気持ちで。美しい滝、紅葉、途中でぜーはーするような登り道もあり、落ち葉で滑りこけそうになるときもあり、それでも幸せな時間だった。とはいえ、冷え切ったし疲れ切った。遊歩道を通り切ったところから、Google Mapだと徒歩30分とでたスパホテルあぶくま。30分なんて余裕と思って歩くもMap通りの道がない。まさかの遠回り、敷地内についてもホテルまで遠い。一時間くらい歩いてやっと到着。
家族連れのきやすそうな素朴めなホテル。三時間コース。階段を降りると男湯女湯わかれ、そこにタオルと館内着。綺麗な脱衣所。素朴な空気感の落ち着く浴場。内湯にはバイブラ、ジェット、薬湯。そして露天の岩風呂。あぶくま温泉、あぁ、やさしい。ふくよかつやつや肌滑らかなお湯。気持ちよすぎて変な声出る。透明感が美しくてお湯ずっと見てられる。
#サウナ
ドライサウナは20人くらい入るサイズだけどマットが10人分。ゆったり。年季の感じられるサウナらしい渋めな香りがまたいい。暗めで落ち着く。ストーンストーブ二つのカラカラで、温度表示は104度だったけど、体感は全然でゆっくりゆっくり汗かく感じ。昔は何かに使われてたような窓や扉に興味津々。クラシック的BGM。
そして座浴よもぎサウナ。脱衣所に出たとこにある黄色い敷きタオル。お尻のところに穴が空いてる。座面に穴が空いててそこに敷いて座る。穴からよもぎのスチームが。お尻の穴部分がじわじわ熱くなる。煙を下からも入れるなんて韓国の人はよく考えるものだ。オススメのようだったので20分。
#水風呂
たっぷり四人入るサイズの水風呂は澄み切った美しい水。体感16度。出た後に肌がすーっとする。きっと阿武隈川のなんとか水だ。
#休憩スペース
露天には椅子はなく、内湯側に三つ。露天風呂の温度もやさしめなので、岩とか使って半身浴や足湯にするととてもいい。
レストランメニュー充実、上にはゴロゴロできるところも。さて、頑張ってバス停まで歩かなきゃ。
男
男
女
[ 東京都 ]
お花茶屋の地下水薪沸かしローカル銭湯。ちょい熱めでゆったりたっぷりないいお風呂に、居心地よく清潔感のあるやさしく安らぐいいスチームサウナ、男湯女湯を跨ぐ中島盛夫さんの富士山の壁絵は個性的な色使い。描かれてるのはやっぱり矢切の渡しかな。けして突き抜けた特別体験ができるわけじゃない。でもそんなの求める気持ちすら脱ぎ捨て洗い流したいから、だから銭湯が好きだし、そんな中でも力みなくうきうきするさりげない魅力がこのさつき湯さんにはある。
我が家練馬区から葛飾区はなかなか遠い。銭湯クエストのスタンプ、せめてタオルをもらう最後のとこは初めてのところに行こうと思った。お遍路をもらってみたら、銭湯の新規開拓が二ヶ月ぶりになってた。心に余裕がなくて、いつもの安心なところに頼りきる毎日。やっぱりいろんな街のいろんな銭湯に行くことそのものが、自分にはとても大切なことなんだ。京成線のお花茶屋駅から徒歩10分ほど。立派な煙突の下。横側奥にはたくさんの薪。黒地に白字の看板が印象的。入ったときは若めなおにいさん。人が待ってる中でスタンプの紙切るお手間をおかけしてすみません。でも親切にありがとう。スチームサウナは入浴料に込み。靴箱の鍵は預けず、ロッカーの鍵は好きな番号のを自分で持っていくスタイル。脱衣所ゆったり。
浴場はやはり水色の高い天井。差し色の赤いラインにときめく。細く横長の壁絵。まだ新しい。夕焼けともいえない黄色の空と富士山、そして川と渡し場。立ちシャワーが多くて、その仕切りの黄色も個性的。湯船は広いの一つでその中にバイブラも座り湯もジェットも。この日は生ラベンダーが入っていてとってもいい香りだった。入るときに思わずあぁぁって言ってしまうのって特に銭湯。42度くらいかな。あっという間にぽっぽとあったまる。
#サウナ
奥に向けて横一列六人入るスチームサウナ。二つのシャワーヘッドから水が出つづけスチームを作るマシン。嫌な匂いもべたつきもなく、爽やかですらあるいいスチーム。刺激的な熱でもないけどやさしくもしっかりあったまる。座面を流せるシャワーがついてるのも嬉しい。銭湯のスチームサウナって、桶に水汲んで持って入るローカルルールがあるとこも多いから初めてのとこだと様子見たりしちゃうから。
#水風呂
なし。水シャワーの出る立ちシャワーもあるらしいけどよくわからず、カランのそこそこ冷たい水を何度もかぶった。
#休憩スペース
そこまで混んでなかったので洗面椅子でも安心して過ごせた。
火照った体は拭いても汗が吹き出す。ゆったりした脱衣所で、扇風機の風を浴びながら落ち着くまで過ごす。帰りはご主人。また心にゆとりがあるときに、お腹空かせてこの辺で飲んで帰れたらいいな。
男
[ 埼玉県 ]
近いのに2年半ぶり二回目の王様和光店。夫婦で初めて一緒に来れたから、キラキラKamakuLoungeも。想定はしてたけど、土曜日の夕方ともなるとやっぱり大賑わい。老若わんさか。若い子達は楽しそうに大声で談笑だし、ちっこい子は大はしゃぎだったりぎゃん泣きだったり、洗い場では方々からシャワーの水が飛んでくるし。でもそのつもりで来たからその賑やかさの中で平和を感じて逆に安心する。そんな偉大な王国。
王様なのに王様のあのキャラクターどこにもいないし、サウナも特にキングスサウナって書いてない。そんなサウナも広いのにびっしり。でもやっぱりこれだけ老若びっしりの中で見るテレビは好き。なかなかにごっつり熱いサウナ。オートロウリュもありがたい。黄金色の温泉水風呂は13度表示。
あの綺麗な露天の特別感。そういえば前来た時も雨だったな。なんとかダックチェアに座ってたらどんどん降ってきて、見上げたらライトに当たった落ちてくる雨がとても綺麗で、あぁ、雨ってこんなだったっけって。
KamakuLoungeは追加料金がかかるし子どもが入ってこないのもあって、特別なゆったり感。甘酒スムージーなんか飲んじゃったりして。夫婦でごろごろしながら穏やかできらきらな時間を過ごせて、本当に嬉しかったな。
ご飯どころは待ちいっぱいの大盛況。20時くらいでも10組待ち。とはいえ、出てくる人が多い時間でそこまで待たなかった。お鍋が嬉しい季節。美味しかったな。
これからはもう少し多く夫婦でこちらにお世話になってもいいなって思った。
[ 神奈川県 ]
潔癖な白に辟易な日々に、表層部分だけ綺麗であとは澱んだ沼みたいなこの横浜って街は悪くはない。これは完全な褒め言葉だ。だからこそこの銭湯が存在するんだから。元町と中華街というまったく異なる街を点でつないで終点の駅名になんてしてしまった罪深さ、その罪深き点の位置にあるのが恵びす温泉。遊園地で聞く刑務所の話。イルミネーションばりに鮮やかな刺青。特にここは本職って感じの人が多い。明るくて充実した楽しいお風呂、三種類のサウナ、プールみたいな水風呂、混沌を受け止め清めつづけてきた凄みと懐の大きさ。貫禄。すごい銭湯なんだ。
崩れかけてた心を立て直したい、その目的で必死で銭湯やサウナに行く日々を過ごしてきたけど、持ち堪えられなかった。壊れてしまった。日中海を眺めて、偶然電車から降りたくなって降りたのが石川町で、とぼとぼ歩いてたら意表をついて目の前に現れた恵びす温泉。入らなきゃって。今回は腰が曲がって大変そうなご主人(?)。タオル二種とサウナエリアの鍵とロッカーキー。ロッカーに間違えてサウナエリアキー使いがち。
手前がお風呂エリア。ジャグジー、ミクロバイブラ、バドガシュタイン、ジェット、高い湯船から低いところに流れる造りで湯船がつながってて楽しい。足ツボ刺激のある歩行浴とそこのお湯が落ちてくる電気風呂。温度も入りやすく、お湯質もやさしく、これだけ元気に動きのあるお風呂、明るい浴場、嬉しくなる。そしてそこから鍵で扉を開けて入るサウナエリア。
#サウナ
サウナエリアにも洗い場がある。あぐらかけるでっないサイズのサウナマットを手に、まずはその階のサウナに。剥き出しの板は座ると崩れそうなきしみ方。渋く香ばしい。タオル絞りまくりの刺青爺に刺青巨漢、読書の細い眼鏡にいちゃん。いいんだよ。人間そんな綺麗なもんじゃない。ボナサウナ。86度表示。しっかり汗かける。階段の上の階には二つのサウナ。68度表示のボナサウナ、下のよりコンパクト。座面の下のボロボロなコンクリも味わい。もう一つはラドンミストサウナらしいがミストは感じない。38度表示。もはや休憩室。
#水風呂
これが最高にいい。下の階、奥に長いミニプールのような水風呂、思い切り全身をどばーっと水に委ねる。たぶん自然温度で肌ざわりもやさしくいい冷たさ。奥の滝で頭冷やすとまたたまらない。体感18度。
#休憩スペース
上の階に椅子があるけどだいたい埋まってて、自分は下の階の洗い場の洗面椅子で。窓が少し開いてるといい風が入ってくる。この風に横浜を感じてむしろいい。
ここと同じような銭湯は少なからず東京にない。きっと運営は大変だろうけど、どうか長く続きますように。帰りはこないだ出会った美味しくやさしい台湾料理店に。
男
[ 東京都 ]
いつでもとっても混んでるし、となかなか2回目の訪問をせずにいたけど、ここが好きという方とお会いすることが多いからやっぱりまた行きたいと思って。そして、財布忘れて家を出てバスに乗ってしまったから、Suicaで入れるところにと。
確かに混んでてうるさいのもいたけど、そんな賑やかさもありがたい。
男
男
[ 神奈川県 ]
やさしく安らぐいい銭湯。壁絵とか装飾的なものはないビル型銭湯だけど、地下水薪沸かしの肌ざわりに負担のないいいお湯、広々湯船にこんこんと湧く球体噴水に、オープンエアーの露天風呂、せせこましくない期待通りの遠赤銭湯サウナ。やさしい地下水水風呂。子連れのお客さんもちらちら。ゆったり。高齢のご夫婦営む湘南の銭湯。ありがたい。
海がほしくてよく来る江ノ島。この日たくさん歩きたくて、橋を渡り江ノ島へ。そしてたくさんの階段を登って神社お参りしてさらに上がってシーキャンドル、そして降って、荒波の向こうに沈む夕陽を眺める稚児ケ淵へ。天気は良くても風の強い日。インバウンドの方々含めてすごい人の数。心を無にできるほど歩き倒して、たまにはそれっぽくしらすの入った海鮮丼なんて食べて、やっぱり一人で体育座りもしたくて真っ暗な鵠沼海岸でも過ごして。たくさん波の音を全身に、そして飛んでくる砂を口に取り込んで帰る。冷えた体をどこで温めようかと調べてみると、まだ行ったことのない銭湯が六会日大前という駅のすぐ近くにあるのを見つけた。むつあいと読むことも初めて知るくらい、そんな途中下車が嬉しい。
駅から徒歩数分、とても便利。フロントには高齢のご夫婦。事前情報だと女将さんは耳がかなり遠いそう。だからかご主人がこちらへと。ハキハキとしたご対応。サウナの人にはバンドとバスタオルとロッカーキー。ちっちゃな子がロビーを我が家のように駆け回るのを叱るご主人。お孫さんなのかな。ゆったりした脱衣所を経て浴場に。入るとすぐ落ち着く素朴感。内湯の湯船は広々なの一つ。お湯の湧く球体も。その中に横たわれるジェットやバイブラや電気風呂も。なみなみーな好きなお風呂。電気風呂はなかなかにキリキリ強い。露天は静かな薬湯。
#サウナ
ゆったりめで上三人下二人の二段。いわゆる銭湯サウナな渋く灼けた、歳月を感じる大好きなサウナ。香りはサウナマットを洗った柔軟剤的なフローラル感。温度表示は80度だけど、やさしくもしっかり汗のかけるいいコンディション。TVでゆるくバラエティ観ながらホッとする時間。もう一人の方がバスタオル敷いてたから二セット目から敷いた。
#水風呂
たっぷり二人サイズのやさしい水風呂。地下100mから汲み上げた井戸水と書いてあるだけに、チラーの刺す感じはなくまろやかに冷たくやさしい大好きな水風呂。体感20度。
#休憩スペース
露天には先客の誰かが置いたであろう洗面椅子が二つ。真上は空いててうっすら風も入ってきて気持ちがいい。静か。壁に背中預けて目を閉じて深呼吸して。何にも急かされることなく、たった一人。
帰りは娘さん。珍しく広いロビーで缶ビールなんて飲んでみた。銭湯らしいでしょう?ふふ。
男
日程や人数、部屋数を指定して、空室のあるサウナを検索できます。