巣鴨湯
銭湯 - 東京都 豊島区
銭湯 - 東京都 豊島区
寒くなってなおさら銭湯が恋しくなる。銭湯後の冷たい夜風を行く前から想像して心も体も動き出す。今日は少し雑多な街の夜風がいいと思ったから、大塚。賑わいが遠のくのを感じて歩くこと10分。ピンクの灯りのコインランドリー、その手前には紫の灯りの巣鴨湯さん。
下足入れもピンクと紫。フロントのおかあさんにサウナをお願いすると「今二人入ってます。離れて座ってくださいね。」と。お金にも触れないようにコロナに気をつけられてる。タオル二種と鍵をいただき中へ、いこうとすると立派な鉄道のジオラマとかが飾られてる。時間の経過を感じる埃の被り具合だけども、それがまたノスタルジック。
脱衣所は明るくて広い。脱衣所が広いと嬉しいタイプの私。しかもサウナ利用者用ロッカーは縦長ハンガーつき。そうそう、メガネとか指輪とかおけるこの棚部分があるとまた嬉しい。
ところが、浴場はなんだか暗い。特に奥の湯船のところが。半自動で閉まりそうで閉まらない扉。くすんだタイル。割れた蛇腹窓。ボロいと思わせつつ、あれ、あの柱は新しい気がするしかわいいし、立ちシャワーのステンドグラス風な木も目を引くし、排水溝のカバーは蟹さんでかわいいし植物らしきものも。そして広い。入ってすぐのカランは熱いお湯がなかなか出ないので奥へ。ゆっポくん泡シャンプー類設置有。
湯船はなかなかに年季が。赤いライトがじわわと水中から光る。ジェットもボディマッサージも元気はないけど頑張ってる。青い水風呂の横の赤いぬるめバイブラ。この赤の感じがまたなんとも言えず惹かれる。お湯は気持ちいいけど、温泉のような渋めな香りがするのはなんだろう。
#サウナ
長い歳月熱に灼かれ焦がされつづけくたびれきった木材の壁がたまらなく愛おしい。香りも時間をかけなければ身につけられない愛すべき芳ばしさ。94度のボナサウナ。湿度高く即汗びっしょり。マットの上にさらにタオルが。それもすでに熱々だけど、ありがたい。浴場に向いた広めな窓。そして、無音。浴場の音と席の下のストーブのチトンという音。もう一人の方も静か。こんなにサウナに集中できた感覚、初めてかも。
#水風呂
バイブラのきいたふっくらした水風呂。15度表示だったけど、たぶん20度くらい。人が少なく静かだからほんとゆったり入れた。やさしい。全身で浮かんでる人いたけど、わかる。
#休憩スペース
浴場入ってすぐ左の蛇腹窓の前に洗面椅子置いて座る。この窓からの体を撫でるくらいのほのかな冷たい風があまりによくて昇天。
帰りにおかあさんと少し話して、サ飯に向かうは大塚のぼたん。風呂上がりのぼたんがこんなに美味いとは。帰りマスク鼻までつけると豚くさすぎて悶絶。
男
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