蔵ホテル一関
ホテル・旅館 - 岩手県 一関市 宿泊者限定
ホテル・旅館 - 岩手県 一関市 宿泊者限定
一ノ関に長い年月を重ねてあり続けるローカルホテル。素朴でコンパクトな浴場。実質二人だけしか座れない小さなサウナ。今ならこんなサウナ作る人きっといない。鼻で息吸うとほんとに鼻の奥火傷しそうになって焦るカラッカラのスーパードライ110度。でも、長年灼かれて黒い壁板から深くダンディないい匂いがする。こんな古いサウナでたまに出会うこの匂い。ヒバかヒノキかわからないけど、いい木を使った壁なんだろうと思う。だから結局匂いを嗅ぎたくなって、吸って焼けて悶絶する。
仙台でのポケモンGO世界イベントに参加する土日。仙台の街がポケモントレーナーで溢れ返る凄まじい光景。多国籍だしお年寄りから若い子からちっちゃい子までびっしり。そんな仙台で泊まれるとこなんてない。それなら振り切って仙台から離れようと選んだのが一ノ関。新幹線で30分。大きな祭のあとで降り立つ一ノ関の静かなこと。その中でひっそり佇むホテル。部屋の壁も薄く、隣の部屋の会話が聞こえる。素敵な蔵のバーももう終わってる。夜のサービスのおそばも終わってる。また来れたら早めに来てみたいな。一日中歩き倒してバキバキの体がお風呂とサウナを切望。
浴場は一階。23時、貸切状態。照明も落ち着いててうっすらジャズが流れる素朴な浴場。疲れ切った深夜にはちょうどありがたい。外に出られそうな扉も開かない。露天もない。縁が木材でちょっと檜風呂気分なシンプルに広い湯船。のびのびゆらゆら。
#サウナ
勢い余って始めに書いてしまった。ほんと勢いよく鼻で息吸わないようにお気をつけ願いたい。カラカラ過ぎて汗もなかなか出てきてくれないけど、一定いるとどっと出てくる。この渋い見た目や雰囲気や匂いとジャズが合う。昭和ストロングってことなんだろうけど、古ければこの匂いがするわけじゃない。この深い匂いがなんなのかをちゃんと知りたい。大東洋とかサウセンとか、ラクーアのオールドログとか八甲田ホテルとかでこの匂いと出会ったのだけど。
#水風呂
深めたっぷりな水風呂。たぶん自然な温度で、水温計はないけど体感21度。あっちあちに熱せられた体にやさしくしみる。掬うとふっくらして手から落ちるときはさらっとする。
#休憩スペース
カランのとこで。窓が開いてて網戸で、コンパクトでもこもった感じがなくて落ち着く。
個人的にとても好きだったのは朝食ビュッフェ。手作り感があって美味しい。たくさんの種類があって楽しいし、ご当地メニューもあれこれ。食べ過ぎないようにと思いつつ、結局ヘルシーなのたくさん取ってお盆に乗りきらなくなってしまった。さて、今日は七北田公園でのイベントだ。雨だけど頑張ろう。と言いつつ、一ノ関を選んだ理由、まずはあのサウナに行ってみなきゃ。
男
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