大黒湯
銭湯 - 東京都 渋谷区
銭湯 - 東京都 渋谷区
考えるな、感じろ。気になるもの一つひとつにこれなんで?とか考え始めたらブラックホールに飲み込まれちゃう。圧倒的カオス。昭和レトロって多分昭和ここまで激しくない。MVセットのような、ヴィレヴァンのような、おばあちゃんち。そこに奇形のサウナと東京屈指の水質を誇る天然地下水水風呂と誰かの家の居間に迷い込んだようなサウナ利用者専用休憩スペース。なんかもう、すごい。
サウナの日、今日はサウナしたいなと思いつつ、サウナーとかじゃない賑わいにまみれたい。まだお遍路集めてなかった頃以来四年ぶり、代々木上原の大黒湯さん。ようやく。ところでたまたま昨日は千川の大黒湯さん。大黒大黒。久しぶりにきたけどもう入口からすごい。頭上に加山雄三が特に多いけど古いサイン色紙や写真やポスターが並びその下に洗濯機が大量に並ぶ。ここできょろきょろするだけで時間が過ぎる。フロント周りも脱衣所も往年の大スターの写真やらサインやら置物やらごっちゃごちゃ。スターと写真に映る料理人のような田吾作氏はオーナーか何かなのか。サウナの人は番号のついたタオル二種の入った籠を渡される。
浴場もコンパクトな中に情報量がとてつもない。アルプス的なとこに飛行機の飛ぶマーブルタイルの壁絵に気づかないくらい湯船の底からの赤いライトや水風呂の下の青緑のライト、天井にも転々と色が変わるライト、植物が飾られ、女湯との間の壁には立派な金閣寺などのタイル絵があるのにお構いなしにあるついたて。白湯は座り湯ですぐ満席に。穏やかな温度でなめらかなお湯。その横の縦長の天然地下水水風呂にはお手製打たせ水に激しいバイブラも。そしてブースの扉を開けるといきなり湯船のミスト降る電気風呂。足湯のように使うことを勧める貼紙もあるからか縁にも人湯船にも人。カオス。
#サウナ
脱衣所経由で入るサウナ利用者エリアにある扉を開けると水風呂とサウナへの扉。開けると手前に部屋、奥に部屋。もともとどんな作りだったんだろう。手作りの極み。奥の部屋にレンガの囲いいっぱいにごっつい量積まれたストーン。天井は真っ赤に塗られたばかり。手前は80度。奥は90度。本読む人がいるのはデフォ。受付時ご主人からペンキ塗りたてだから匂い大丈夫か確認してから入るか決めてくださいとのことだったからみんな服着たまま確認にくるのが面白かった。
#水風呂
おそらく元は水風呂じゃなかった浴槽に水風呂。えげつなく水質がよくて清らかで軽やかで。ここにもライト。ガリウム石温浴泉の説明書きも。あれ?昨日の千川の大黒湯にも同じのがあったな。
#休憩スペース
籠持ち込んでソファにバスタオル敷いてTV観てだらだら。誰かんちの居間。居間浴。
どんどん混んでくる。混沌だからこその安寧。
男
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