宮下湯
銭湯 - 東京都 豊島区
銭湯 - 東京都 豊島区
泥のように眠った。こんなにどうしようもなく眠くなったことはあったか。深い睡眠を経て今。疲れていたのもあるけれど、昨夜仕事終わりに行ってきたこちらの銭湯のおかげだと思う。巣鴨は宮下湯さん。私は泥でしかなく宝石になどなれないけれど、宮下湯さんの美しくやわらかい清楚な水に漉されて、今とても綺麗。
純粋さをこじらせて偏屈さが鼻につく大切で親愛なる友達に、ここ以外に行く意味がわからないとでも言わんばかりの話をされた。すぐ行くと粗探しする気持ちが出てしまうので、ちょっと空けた。巣鴨から徒歩3分。古めかしいラブホや飲み屋の通りを抜けたところにひっそり。マンション地下銭湯。軟水浴泉の看板、花王石鹸の暖簾、地下に潜る冒険感も相まって、うきうき。地上の銭湯をそのまま地下に持ってきたような、古く素朴な安心する佇まい。迎えてくれたおとうさんが穏やかでやさしくてホッとする。サウナにタオル二種で670円、あらま!お安いこと!
浴場はコンパクトでも明るくてのびやか。イミテーションの緑もなんだかかわいらしい。古くても綺麗。皆さん穏やか。品も感じる。カランのお湯をかぶるとやさしい。放心。なんて落ち着くんだろう。不安も警戒もいらない。いつも以上に。シャンプー類はあるけど数少なめ。地下水汲み上げの軟水のお風呂は44度表示。体感42度。ヒートポンプ風呂だそう。いいお湯。やわらかいのにしっかり熱くて、バイブラは液体がほんの少し気体に近づいてる気がするさらさらパウダーフロー。座と寝のジェットも。
#サウナ
コンパクトで暗め、TVも音楽もない黙々ストイックサウナ。106度。しっかり熱い。でもガス遠赤外線の包み込む湿度がやわらかい。いや、やっぱり熱い。上段もいいけどあのストーブ前は特等席。皆さん青いタオルをちゃんと持ち込んで敷いてる。二巡目からこっそり。
#水風呂
念願の、徳川慶喜公お屋敷跡、地下水汲み上げ水風呂。水温計は10度だけど、たぶん壁の説明書きにあるとおり18度。で、バイブラが効いて体感16度。初回はすっきり凛々しい上品な水に感じられてシャキッとする水風呂だと思った。でも、回数を重ねると、なんだろう、どんどん体に馴染んでくる。やわらかく思えてくる。上品な貴婦人と心の距離が縮まっていくような。三度目は縮まりすぎて溺れてしまいそうで少しドキドキする感覚すら。
#休憩スペース
体中真っ赤!洗面椅子でもお風呂の縁でも。縁では人が入ると溢れるお湯がお尻にあたる。で昇天。
帰りはやさしいおばあちゃんに見送られ、またホッと。サ飯は巣鴨鉄板、千石自慢らーめん。サウナとのフィット感やばい。まさかサウリーマンさんの隣でらーめんを食べていたなんて!!!
男
知らぬ間にラーメン屋で偶然トントゥ。 是非サウナで!
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら