えびす湯
銭湯 - 東京都 北区
銭湯 - 東京都 北区
東京銭湯マップにはこうある。「湿式のフィンランドサウナ無料。井戸水を薪で沸かしています。中島氏の富士山ペンキ絵あり。若主人はお嫁さん募集中。」写真には立派な宮造り銭湯。行ってみたくなるに決まってる。
夫婦でさいたまスーパーアリーナでのクリスマスライブ。運良く最前のブロック。声は出さずともめいっぱいやりきってきた。赤黄桃紫の愛に包まれての帰り道。とはいえ冷たい風吹き荒ぶさいたま新都心。体の芯から手足の指先まで冷え切って、それはもう、銭湯でお風呂に入りたいわけで。ということで降り立った王子。さっきまでいた人混みと真逆の静けさ。通りゆく都電の灯りがまた年末にはエモい。駅から徒歩10分弱。飛鳥山公園の大きな通り挟んだ向かいにある銭湯。油断したら見逃しそう。正面入口が正面にないひっそり感。
靴箱のとこから男女分かれて中に入るとなかなかに古く渋い番台銭湯。格天井も味わい深い。ところで、こういう古い宮造り銭湯って、トイレがだいたいガラス戸開けた廊下の先。実はお腹も冷え切ってトイレに駆け込みたかった。が、入ろうとすると貼紙が。大で利用する場合100円払えと。衝撃。一応どんなトイレか見ると普通の和式。なんだか急にする気がなくなり我慢しながら浴場へ。広くはないが思ったより老若問わず賑わってる。随分大きく立派な富士山の壁絵!だけどボロボロにハゲ散らかしてる。女湯の方には2009年のナカジマサインがあったみたい。高い天井周りも老朽感がありつつ、カラン周りや床は磨かれて綺麗。シャンプー類設置もある。でもたぶん薄められててあまり泡立たない。
湯船はシンプルに二つ。この日はその二つとも砂糖のなごみ湯で白く濁ったお湯だった。これすごく好きだ。うまく言えないけど、ちょっとおしろいみたいないい香り。たぶんお湯ももともとやさしいさらっとしたお湯で、それに合わさって優しさに包まれる気持ちよさだった。このお湯はまた入りにきたいなぁ。
#サウナ
バイタル熱気浴室。バ、バイタル?湿式サウナとある。水やお湯の持ち込み禁止とやけに書かれてる。入るとあのしゅごー!と水が落ちてスチーム作るマシンが。あったかい。タイルの座面の上にすのこが敷いてある。綺麗ではあったけど掛水したくなる。そこの注意書きリストの中に、ニンニクを食べた人はサウナに入らないでって書いてあって、なんかもう笑った。ちなみにフィンランド感はない。
#水風呂
なし。冬なのもあってカランの水冷たい。
#休憩スペース
洗面椅子にて。
お風呂であったまって色々気を取られてたら、我慢してたのはどっか行った。脱衣所にあった横山光輝三国志南蛮攻略の巻を読みながら、我が家のおかみさんを待つ。
男
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら