立川湯屋敷 梅の湯
銭湯 - 東京都 立川市
銭湯 - 東京都 立川市
銭湯♯働き方体験ツアー
銭湯ラボの企画に応募して参加させていただきました。サウナがきっかけで様々な銭湯にお世話になるようになり、そのなかでふととある銭湯に貼ってあったチラシを二度見して知った機会。
こちらの湯屋敷梅の湯さんは、通常100人/日いくかいかないくらいの客数でかつかつな算盤事情の銭湯が多く減り続ける業界の中で、平日でも200人、土日だと300〜400人もの集客を実現されている銭湯。どっしりした貫禄と話の面白さと親しみやすさ、言葉一つひとつから経営者としての説得力と、大切にしているお考えが伝わるかっこいい方でした。
徹底的に働かないでよい銭湯を追究されていて、清掃以外はオートメーションを、そして手入れのしやすさを、だけれどもその分もお客さんがどうしたら新鮮味や清潔感、居心地の良さを感じられるか、そして銭湯という金額が自治体により決められている商売の中で、顧客単価をどれだけあげられるかに頭を使い心を砕かれてる。サウナも飲食もゲームも。
費用がかかるのは燃料、水、電気、設備。どう頑張っても設備はメンテナンスに大きく費用がかかるし、何より燃料は本当に大きいこと。ガスなのか重油なのか薪なのか。例えばガスは高いが掃除もしやすくオートメーションにも便利。薪はほぼ無料だけど木材はあってもあっても足りないし焚べつづけたり金属片などを除いたり、人手がかなり必要。
換気など空気の流れも非常に重要で、それ次第で天井が湿気に耐えられずすぐ落ちることや、中の扉が開かなくなるなど。壁紙は雰囲気にとても影響があるから頻繁に変えていることや、みんなが嫌がる一番下のロッカーにだけコンセントをつけて充電できるようにしていることなど、そしてとにかくゆっくり過ごしてもらうことを大切にしていること、(ちなみに漫画も12000冊もある)他にもたくさんのお話。
何より印象的だったのは、例えば100人の集客の銭湯を120人にして安定化させることは、工夫次第でいくらでもできる。多くの銭湯がそれをしていないのだと断言されたこと。そして、銭湯は人が流れていくビジネスなので、いくら来てもらってもよく、いくらでもやれることがあるし、やればやるだけ変えられる。銭湯とは関係ない好きなことを存分に盛り込みたいだけ盛り込めるし、それが色にもなるし来る理由にもなるというお話。
経営者のお話、バックヤード見学、清掃体験、写真撮影、質疑応答というプログラム。銭湯は映える景色だらけなのに通常写真を撮れない場所だけに、はしゃいで撮影してしまった。絶対撮れない「女湯から出てくる写真」も撮っちゃった。
また他の機会にも参加してみたい。楽しかったなぁ。
銭湯は金額一律ですもんねえ ナイスレポートです
素晴らしい体験を伝えてくれてありがとう!銭湯への想いがまた強くなるね。
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