けやきの湯 ドーミーイン津
ホテル・旅館 - 三重県 津市
ホテル・旅館 - 三重県 津市
あの深夜の人のいない、黒をベースにした落ち着いた灯りのコンパクトな浴場。綺麗な癒しの音楽が、無音より静けさを感じさせてくれる。そんな時間空間が欲しくなったから、ドーミーイン。今回は津。
名古屋を起点に海に行きたかった。好きな鳥羽を目指そうと近鉄乗り場に向かうと、行ったことのないさらに奥の存在に気づく。賢島。サウナはコロナで休止中だけれど、賢島宝生苑の日帰り入浴に行こうと決めた。素晴らしい温泉、リアス式の美しい海と島の景色、宿泊客もまだこない時間は、庭園露天風呂が二時間近く貸切状態。全裸で海を前に自分に問い、語り、冷えれば浸かり温まり。とても豊かな時間をいただいた。
その豊かさを胸に向かう津。ドーミーインは駅前すぐ。伊勢の美味しいものを食べたいとちょっと奮発していいお店に。絶品ひとり飯。飲み過ぎた熱燗。やばい。久々に酔っ払った。20時前になんとかチェックドーミーインしてバタン。起きると24時。あぁ、やってしまった。23時までの夜鳴きそばを楽しみにしていたのに、もう鳴いてくれない夜。しかも酔いも覚めず頭も痛い。25時までのサウナも断念。でも26時、せめてお風呂だけでもと。一人きり。落ち着く。ピアノインスト。この暗さ。求めていたものが。ツヤと透明感のある温泉もあつめでやさしくしみる。なぜか隣の女湯のTVはついてて音は聞こえてくるけど、それもまた無音より落ち着いた。
#サウナ
翌朝サウナへ。ふわぁ、サウナってこんないいものだったか、と改めて思った。95度。しっかり熱い。格納型。ドーミーインのサウナはもっとカラカラなストーンストーブが多いイメージだったけど、しっとりとまではいかないけど、いい湿度で玉汗びっしりに。そして何より嬉しかったのは、熟した壁の板からと思しき甘い木の香り。この香りの正体が知りたい。ヒバか何かかな。TVもなくピアノインストでまた落ち着く。
#水風呂
金銀だけの表彰台みたいな階段を使って入る黒いタイルの水風呂。15度。二、三人入れるサイズ。混むこともなくしっかりゆったり冷やせる。
#休憩スペース
露天には座れそうなところはないものの、露天手前に椅子が二つあって、湯舟と天井の水のきらめきゆらめきを眺めながら、時折窓から吹いてくる風に癒されながらぼーっとできる。
朝ごはん、まむし丼やら伊勢うどんやら、おいしくて豊富で取り過ぎて食べ過ぎて苦しい。
さて、外は土砂降りの雨。今日東京に帰るわけだけれど、どう過ごそう。少し休もう。熱くて冷たい刺激的なサウナは嬉しいし楽しいけれど、強くない自分にはダメージも残る。ドーミーインは安らげていい。この日夫婦揃ってそれぞれ別々のドーミー。楽しかったね🍀
男
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