只見保養センター ひとっぷろまち湯
銭湯 - 福島県 南会津郡只見町
銭湯 - 福島県 南会津郡只見町
新潟県の魚沼と福島県の只見を結ぶ、国道252号線。
峠越えの区間は3日前に冬季通行止めが解除になったばかりで、路肩にはご覧のように雪が残っている。スノーシェッドから雪解け水が滝のように流れ落ちる中を自転車で走り抜けていく。
今年は雪が少ないから連休前に通れるようになったのであって、例年だとこうはいかない。実際、30年前のGWに訪れた時はまだ未開通で敢えなく撤退した。しかし今年は違う。
つらくて苦しい六十里越、でも来られてよかった。
麓の只見町は駅前だけが賑わっていて、あとはひっそりと静まりかえっている。東京23区より広い町域に人口3000人余りしかいない過疎の町なのである。
今日はここ只見の宿を取ってあるので、もう自転車では走らない。ならば軽くひとっぷろ浴びようじゃないの。
只見川のほとりに建つこの建物、一見公民館のよう。ご想像のとおり町営である。
入館料なんと500円。100円でタオルを借りてと……えっ? 持ち帰りなの? 安い!!
浴室は大きな内湯が一つだけ。沸かし湯だろうけど、入れればいいのよ。
そして、ここにはサウナがある。奥まったところのドアを開けると……開けると……!
広いぞ! 詰めれば10人いけるくらい。しかもGWど真ん中なのにがら空き。
人口3000人の町に10人入れるサウナ室。横浜市にある定員1万人のサウナ室を想像したまえ。只見のサウナ室はそれだけのキャパがある。
きっちり温まったら水風呂へ。
古風な蛇口から絶え間なく注がれる水。これ飲めるよな?
その前に身体を清めて……冷たーーっ!!
水温計は無いけど、15℃よりは低いとみた。
外気浴の場所は無いんで、浴室の椅子に腰掛けて休む。椅子はいっぱいあるから困らない。
町営のどうってことのない施設だと侮るなかれ。
激安な入館料とキンキンに冷えた水風呂、満足度高すぎです。
男
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