清川村ふれあいセンター 別所の湯
温浴施設 - 神奈川県 愛甲郡清川村
温浴施設 - 神奈川県 愛甲郡清川村
山のお風呂へ行きたい。
とりあえずヤビツ峠を目指すか(←この段階でどの風呂へ行くか決まっている)、と家を出て最寄りのKUROADステーションまで歩いていると、サウナにいるかのごとく汗が噴き出す。
おい待て俺の身体、汗を流すのはもっと後だ、といっても暑いのはしゃーない。
サイクリングはあきらめ、今日は車で清川村へ。別所の湯へ車で来るのも久しぶりだ。
駐車場は混んでいる。入館料は昨今の物価高をものともしない据え置き価格の700円。
今日の男湯は階段を降りて右側の森の湯だ。
内湯に打たせ湯があって、露天の岩風呂はおひとり様サイズ。
内湯の不感温浴風呂と露天のタコ壺水風呂が強烈な個性を放ってはいるが、あとは普通のお風呂。サウナも小さなドライサウナだ。
しかし。
俺はどうして別所の湯がこんなに好きなんだ?
普通のお風呂なのに。
タコ壺水風呂に身体を浸す。
沢から引いて濾過しただけの天然の水。キンキンに冷えていたりはしない。
でも、これが自然の温度だ。
季節によって肌ざわりの異なる水を楽しむ。俺が水風呂につかるようになったのはこのサイトを知ってからだが、別所の湯が無ければ水風呂の楽しさに気づかなかったかもしれない。
狭い水風呂に浸かっていると水温が上がり、次第に冷たさを感じなくなっていく。
火照る身体と心をしずめて、そっと目を閉じ、耳を澄ます。
すると……聞こえてきた。夏を惜しむセミの鳴き声が。
普通のお風呂ではけっして体験できない自然が手に取るように感じられる。
それが別所の湯の魅力で、俺が別所の湯を好きな理由でもあるのだろう。
何とも贅沢な、山のお風呂のひとときでした。
計4セット。
男
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