【閉店】睦湯
銭湯 - 神奈川県 川崎市
銭湯 - 神奈川県 川崎市
サ活史上初の珍体験を語る前に、なぜ今日ここへ来たのかを説明しなければならない。
今日の目的地は矢向湯。
矢向湯が近づくと、何やら足場に囲まれた煙突が見える。何だろう?
暖簾のほうへ回ると、「内装工事のため5/20まで休業」
しかし、矢向には他にも銭湯がある。
そうだ冨士の湯へ行こう。Google Mapで道順を調べて……「営業開始 土曜」
何その情報。つまり今日は休みなのか?
良くない流れだ。
アーバンスパへ行こうとして挫折した月曜日(5月2日)の悪夢が蘇る。
矢向には志楽の湯があるから、最終的に風呂に入りそびれる心配は無い。無いけれど、せっかくなら新しいサウナイキタイじゃないですか!
Google Mapで「銭湯」で検索。
出てきた第4候補が、ここ睦湯だった。
サウナ込みで料金690円。
耳が遠くなったお婆ちゃんから大小のタオルと青いリストバンドを受け取る。これは何かと尋ねても聞き取れなかったのかスルーされたが、サウナ利用可を示すライセンスだろう。
浴室は中央に大きいのが一つ。
美容とかジェットとかミクロなんちゃらとか仕掛けはいろいろあるが、違いは泡の大きさだけ。その潔さに感服してしまう。
サウナ室は8人くらい座れる広さで、入った時には誰もいなかった。
人肌に触れない間に加熱され続けた床やサウナマットがアツアツになっていて、室温のわりにやたら熱く感じる。
水風呂は24℃、切れるような冷たさはないが、ぬるいとは思わない。普通の銭湯客が想像する水風呂は、きっとこのぐらいの温度だろう。
外気浴は露天。椅子はないが、それがどうした。湯船の縁に腰掛ければいいじゃないか。
バスクリンの匂いがする露天の「宝寿の湯」に浸かったら、またサウナ室へ。
誰もいないサウナ室って快適だなぁ。
さて。
珍体験の正体に気づいただろうか?
客が一人もいないのである。
サウナ室も、水風呂も、露天の外気浴も。何なら内湯も露天風呂も全部、俺の貸し切り。
睦湯の「睦」は人との交流を深めるという意味だが、交流を深めようにも相手がいない。
黙浴黙蒸の断りも無いのに、誰も喋らない銭湯。寂しくなった俺はクリープハイプの「おばけでいいからはやくきて」を歌いながら過ごした。
けっして悪いサウナ環境ではない。
そりゃ設備は古いけれど、サウナ室はほのかによい香りがするし、水風呂のカルキ臭もしない。
近隣の施設にサウナーが流れているからだろうか。実にもったいない。
計4セット。ついにただの一人も他のサウナーには出会わなかった。
歩いた距離 5km
男
最後まで誰にも会わないなんて、コロナ真っ只中の時でも経験したこと無いですよ~😲⚠️ ある意味貴重な経験ですね~😁
コメント&トントゥありがとうございます! サ活投稿が少ない施設でもサウナ室はそれなりに混んでいるものですが、睦湯さんはすごいです! 志楽の湯はサウナ室待ちも結構ありますし、待つのが面倒なら断然睦湯さん! だと思います。
地元の人で騒がしい銭湯が大好きで銭湯サウナ巡りをしていますが、ここまで極端に寂しいのは初めてでした。行けなかった矢向湯や冨士の湯も俄然気になっています。地元の銭湯もいつ閉店してもおかしくない状況ですし、できれば長く続けてほしいなと願うばかりです。
コメントありがとうございます。自分が行ったのは午後6時から7時半頃でした。他の時間帯も似たような客入りのような気がします。ごく普通の銭湯サウナなので、何かを期待して行くと拍子抜けするとは思います(笑)。
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