今日はサ飯の話から。

ふと、花水ラオシャンのタンメンが食べたくなり、意気込んで海岸の本店に向かったはいいが「本日定休」。調べてから行けよって話。
しょうがないなぁ駅まで行くかと考えた俺の頭の中に、まだ訪れたことのない店の名前がふと浮かんだ。

平塚駅前商店街、「キッチンみどり蒸し」の看板を横目に階段を上がる。
店は開いていて、空いていた。入る前から決めていたメニューを注文した後、ゆっくりと店内を眺めまわす。
知らない人のために説明すると、「太古の湯 グリーンサウナ」の閉館後、レストラン部門が「キッチンみどり蒸し」として営業を続けている。
店内には「太古の湯」の看板をはじめ、当時の面影が目白押し。ドラマ『サ道』ファン垂涎の店である。

写真はドラマにも登場した城門ラーメン(880円)で、かなりのボリューム。
あんかけ酸辣スープはすこし辛かったが、美味しいので全部飲むことにした。
麺をすすりながら、この店に簡単に通える喜びと、平塚の宝が失われた悲しみを同時に噛みしめる。

サ飯を先に食べてしまったが、サ活はこれから。
グリーンサウナがあれば、今日は迷わずそこへ向かっただろう。だが無いものはしょうがない。
食後の運動を兼ねて、運動公園近くの湯之蔵へ。

改装から半月が経過し、早くも新しさが失われつつあるサウナ室。またあの臭いが強くなってきた。
客のマナーが良く、施設側にサウナーをつなぎとめる熱意があれば、グリーンサウナの客を市外の施設に奪われたりはしなかっただろう。
だが歴史はそうはならなかった。

平塚市の集客アイデアは、戦後に始めた「七夕まつり」で止まっている。
キャンプ全盛の時に湘南平の公営キャンプ場を閉鎖してしまい、そのまま放置。
空前のサウナブーム到来の折り、グリーンサウナが閉館するというのに手を差し伸べようとした形跡もない。
国道134号沿いの道の駅は、隣の茅ヶ崎市に建設することが決まった。

一方、再開発が決まった大神地区の土地を市長が投機目的で取得した、なんて疑惑はちゃんとある。
こんな有様で市が「観光客が来ない」と嘆いたところで、俺の目には無能の集団にしか映らない。
サウナ行ってアイデア出してこいや!

ゆるっとサ飯の話から始めたのに、堅苦しくなってしまった。
グリーンサウナ亡き後の平塚のふがいなさに腹を立てても仕方がないのに。
頭ひやしてくるわ。サウナで。

歩いた距離 4km

キッチンみどり蒸し

城門ラーメン(880円)

花水ラオシャンとはまったく別質の酸辣スープ。麺がみっちり埋まっている。ラオシャンと並ぶ平塚の至宝。

サウナ飯 supported by のんあるサ飯

  • サウナ温度 85℃
  • 水風呂温度 14.9℃
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