緊急事態宣言以降、神奈川県内の公営施設のサウナはほぼ全滅。
リスクを取るのが面倒だからやめます、と言ってのけるのがお役所なので仕方がないとは言え、サウナを楽しみにしている身にとっては何ともやるせない。
そんな中、最初に禁をといてくれたのが、ここ別所の湯。

敬意を表し、4時間半かけて歩く。森の空気が気持ちよい。
到着したのが午前9時半。まだ開いていない。
「使用禁止」の札が貼られた椅子の前で待っている間に、駐車場に車が少しずつ増えてくる。
開館直前には10人以上が並んでいた。

汗だくになった身体をさっさと洗って、まだマットも新しいサウナ室へ。
一番乗りだー! 長時間ウォーキングの疲れがいっぺんに取れる。
同時入室は3名までという厳しい条件のもとで再開されたサウナ。でも一番なら確実に入れるぜ(笑)。

とは言うものの、3人分しかないスペースには当然人が埋まってくる。
すると、地元のジイサン達が、当たり前のように会話を始める。
これまた当たり前のことだが、館内にはそこらじゅうに「黙浴」の注意書きが貼られている。

しかし、サウナの再開を誰よりも待ち望んでいたのは地元のジイサン達ではなかろうか。
コンビニのないこの清川村で、館内のカラオケルームや集会室の使用にも厳しい制約がつけられている中で、楽しみにしていたサウナに入ったら少しは気がゆるむのも仕方がない、と俺は思う。
ここは村営の施設で、村外の住民である俺は使わせていただいている立場でもある。
さらに言うなら、村民のジイサン達より俺のほうがリスクが高いはず。
清川村は、ここしばらく新型コロナ感染者が出ていないのだから。

さて、水風呂である。
浴室内には30℃ほどのぬる湯の湯船があるが、それは水風呂とは呼ばない。
別所の湯の水風呂は、屋外にあるタコ壺だ。
定員1名。いや、1名分もないかもしれない。
タコ壺に身を沈めると、多量の水とともに罪悪感もあふれ出す。
天然水掛け流しの水風呂を、こんなにも贅沢に使っていいのだろうか? と。
そんな罪悪感も、後から押し寄せる快楽の波に流されていく。

あと、ここは露天風呂が素晴らしい。
県内の公共施設で、別所を超える露天風呂は存在しないと断言する。
中川温泉ぶなの湯もいいけれども、あそこはサウナ無かったよなー。

計4セットの後、サウナ飯はもちろん館内の食事処で。ほらそこ、外には店がないだろうとか言わない!
豚肉味噌漬の御膳(980円)はヘルシー感があって、しかも激ウマ。

素晴らしいサウナの旅でした。

歩いた距離 19km

豚肉味噌漬の御膳(980円)

肉と野菜のバランスがとれた健康食。

サウナ飯 supported by のんあるサ飯
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