ペンギン酸

2021.11.06

1回目の訪問

歩いてサウナ

久しぶりに山梨へ行こうと思い立った、秋晴れの週末。
中央線の日野春駅を8時40分に出発、甲州街道を歩きながら、どこのサウナで汗を流そうかと思案。
候補に上がったのは桜湯と湯殿館。若干ながら距離が短い桜湯にターゲットを絞ったまではよかった。

しかし25kmの道のりは長く、甲府までの距離が歩けども歩けども縮まらない。
足を引きずるように歩き続け、ふらつく視界の先に「桜湯」の看板が見えた時の感動は言葉では表せない。
苦労の果てに目的地に着いた時の感動があるからこそ、サウナの旅はやめられない。

まずは券売機でチケット購入。
ああこれでやっと休める、と油断しきっていた俺の目に飛び込んできたのは「500円」の文字。
あの……これって町民向け特別価格とかじゃないよね?
天然温泉のスパ銭が500円とは安すぎる。恐るべし山梨県。

淡いオリーブ色の湯は、温度によって湯船が分かれている。これはありがたい。
疲れた足をもみほぐすには、ぬるい湯が一番効く。

温泉を堪能した後は、いよいよサウナ。
定員は8名で、いつ入ってもほぼ満席だった。
85℃のドライなサウナは身体がなかなか温まらないが、疲れている身にはこのくらいの温度感がちょうどいい。

水風呂は体感で17℃くらい。水温計はなかった。
注ぎ口を見ると、なぜかカップが置いてある……!
これ、飲めるのか? 飲めるってことだよな?

湧き出る水を手ですくって、一口飲んでみた。
水分補給ができるとか、温泉の効能があるとか、そういうことではない。
水風呂の水が飲めるという体験ができるだけでも、ここまで来た甲斐があったというもの。
あ、そういやここ、甲斐の国だった。

温泉→サウナ室→飲める水風呂→外気浴を計4セット。
柔道場のような休憩室でごろんと横になっていると、もうこの場にシュラフを敷いて泊まりたくなってくる。
もちろんそんなサービスは無いので、名残りを惜しみつつ桜湯を後に。

いつかまた来よう。

歩いた距離 25km

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