【閉店】風呂楽
銭湯 - 北海道 札幌市
銭湯 - 北海道 札幌市
澄川の住宅地に佇む銭湯に週替わりで露天があるというので電話して確認したところ今日は男は内風呂の日と聞き他施設と迷ったものの初訪問の誘惑には勝てないし三密を避けなければならないので行ってきました。
外観は独特でロビーもビデオゲームが置いてあり小ぶりな脱衣所は白を基調としたシンプルな作り。ドライヤー前と中央に椅子が二脚あり。座面の低い被るドライヤーもありました。
服を脱ぎながら浴室に目をやるとガラス越しに薄暗く不穏な雰囲気。
足を踏み入れると床タイルに滑りがあり、椅子は昔ながらの背の低い緑のコの字椅子か茶色の現代風の椅子か選択できます。また、ケロリン桶は綺麗にピラミッドを維持してますが桶を触れると底に滑りがありシャワーは冷たくて不安を感じましたが、時間が経つとお湯が出ます。
床のタイルは緑と橙の柄が素敵ですが水垢が多くて水捌けは悪目です。身を清め主浴槽にあるジェットは水流が弱々しく、手すりを挟んで電気風呂あり。円形の副浴槽は紫色のラベンダー湯で弱いバイブラあり。お湯は主浴槽で42℃を切るくらいか。深さがあり、銭湯のわりには入りやすい温度域。アイドリング後、サウナへ。
独特のドアを開けると細長い長方形で床はスノコ、壁は木が張っています。経年劣化は著しく、木材の傷みと独特の匂いがあり、鼻に手拭いを当て集中。
オリンピア製の新汗覚で天井付近の温度計は92℃を指してました。砂時計が3個と採光用窓もありました。造作されたシートがなく、レトロな樹脂製のベンチが三脚L字型に配置されていました。ストーブを囲う柵も錆がすごかったです。NHKのラジオが流れており落ち着いていたのと一人きりだったので三密を避ける目的はクリア。
色々衝撃を受け観察している内に発汗はいいのですが身体が温まりきらず、座ると温度が低いので立ってストーブ前でクルクル回るなどして暖をとりました。
水風呂横にシャワーがあり身体を流しましたが、水流が弱い為、桶で流して水風呂へ。
小ぶりで深さもあり、緩めのバイブラが効いたぬるめの水風呂でした。長めに浸かって一旦脱衣所で休憩している時も何か色々考えてしまい、結果電気風呂と水風呂の交互浴をゆっくり目に5セットやって切り上げました。
あまりにもマイルドでピークが見つけられずに戸惑いましたが、日常というのは特別なことがなく淡々とこなしていくことが実は一番難しいという至ってシンプルな気づきを今のこの様な時期にお店を開けて僕の様な一見を受け入れてくれる風呂楽さんに教わりました。
サウナと水風呂に今日も入ることができたし帰路車窓から入り込む夜風に撫でられた頬は気持ちがいい。それが生活をととのえるに不可欠な入浴というものなのでしょう。
男
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