永源寺温泉 八風の湯
温浴施設 - 滋賀県 東近江市
温浴施設 - 滋賀県 東近江市
新型コロナウィルスに感染しても休みを取らなかった(取れなかったが正しい)私であるが、この度オートバイのエンジンから異音につき休業することに決めた。この相棒は私の行動の起点である。戦友が不調になった今、労働意欲は私の中からすっかり抜け落ちてしまった。
オートバイを整備に出して友人と滋賀県は東近江市、永源寺のキャンプ場にやって来たのだ。
車を出せば道の駅や渓流魚の販売店がある。ここの鮒寿司は絶品と言う他はない。麓のスーパーで買った近江牛と共に七輪で焼けば、足りないピースといえばもうサウナだけである。
キャンプ場から麓へおりる長い一本道を行くと八風の湯がある。駐車場に多くの車が停まっているのはここが宿泊施設も兼ねているからだろう。店内は落ち着いた出で立ちで、床の質感が心地好い。タオルセットが無料貸し出しなので手荷物も減らすことができる。
内湯を抜けると水風呂があり、サウナはすぐ左側。どうやら露天の先に塩サウナもある。岩魚を塩まぶしで焼いた身であることだし、まずは塩サウナからいこう。
入って左に水場、右に塩甕がある。丸太の椅子に腰掛けて塩に疲労が吸着して流れ出るまでただただ待つ。外気浴スペースは出てすぐ、丸太の椅子がある。
露天を寄り道しよう。寝転び湯、つぼ湯、そして2ヶ所の露天風呂という構成だ。ターゲットとする年齢層が高いのか、内湯の「ぬるめ」以外全てが熱い湯だ。たまらず水風呂に入り、サウナへ。
三段ある階段状のドライサウナだ。タイミングが良かったのか唯一人。もちろん最上段でこのサウナと仲良くなろう。最上段最高気温はまさしく高めの年齢層向きであった。
水風呂が心地好い。キャンプ場では川に足を浸けていた程度であったが今は肩まで、心置きなく浸かろう。
日が暮れて、また七輪で岩魚を焼いた。ふくよかさに堪らず矢継ぎ早に酒が注がれる。
眼下を流れる雄大な河川の、どてっ腹を眺める。水風呂よりもっと浸かれそうだと微睡む大きな欅の木の下見わたし。
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら