串谷ミキヲ

2022.11.29

2回目の訪問

この3か月間、脚本教室に通った。40歳手前にして、『もっとアウトプット能力が欲しい、コンテンツつくる側になりたい。』という思いが強くなった。というのも、社会人になってからずっと、コンテンツをプロデュースする側、キャスティングする側の仕事をしてきたのだけど、正直限界を感じてる。原因はいろいろあるけれど、メディアが多様化しすぎていることが一番の原因。コンテンツを売り買いする側からコンテンツそのものになりたい。もっと面白い40代を過ごすためにできること。

脚本教室の最終締切前日。ラストシーンの最後の台詞をかえるかかえないか?決めるためにサウナに来た。45分の会話劇。約1万5000字。手前味噌だけど、いい感じの起承転結が書けた。今まで年100観劇おじさんをやってきた経験をフル稼働して、いろんな劇団の手法にインスパイヤされた作品が書けた。

南柏駅から線路沿いを1.5㎞歩く。一番好きなスパ銭なのに、約1年ぶりの訪問。
平日850円。靴箱のカギがそのまま清算用のリストバンドになるのgood。

薄い黄土色の天然温泉の香り。熱温泉、普通温泉、ぬるめの温泉、寝湯、炭酸泉、ジェットなどなど、足りない種類のお風呂はない。

サウナへ。まずはよもぎ泥サウナへ。泥パックし放題。湿度高めで低温だけどすごく蒸される。

名物の熱風オートロウリュサウナへ。スタジアム型。テレビは休止中。88℃。オートロウリュウで常に適切な湿度を保ちつつ、爆風が作られるシステム。序盤から最上段に座った自分を後悔。熱すぎる。壁から跳ね返ってくる熱で背中が真っ赤。なんなら足の裏まで熱くなってくる始末。

水風呂へ。14℃の地下水。薄い黄土色。スパ銭特有のカルキ臭を極限まで抑えている水風呂。あまたの有名スパ銭に入ってきたけど、カルキ臭ほぼゼロスパ銭は、このひらがな『すみれ』以外にみたことがない。最近、コアなサウナー界隈で佐倉の『澄流』と区別するために南柏は『ひらがな すみれ』と呼ぶことを知って、気に入って使っている。

露天エリアのインフィニティ―チェアに寝そべる。だらしないくらいにあまみを出してしまってる。南柏の夕暮れの空を見上げ、整いながら、脚本のラストシーンを頭の中で反芻する。

漫画がたくさん置いてある休憩エリアで最後の手直しをして、データをPDF化して、最終稿を講師にメールした。

終わった。処女作が書き終わった。とんでもない解放感。

施設を後にし、はす向かいにあるびっくりドンキーに飛び込む。びっくりドンキーのハンバーグは、この世で一番おいしい食べ物のひとつだと思ってる。

あの扇型のメニューはノールックで

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