ニコーリフレ SAPPORO
カプセルホテル - 北海道 札幌市
カプセルホテル - 北海道 札幌市
ここは大人の楽園。
ここにくるには地下鉄という乗り物にならなければならない。
老若男女、ホテルの朝食バイキングを見るような目で、僕は地下鉄の人々を見ていた。
これからこの人たちはどこへ行くのか、幸せなのだろう。笑みがマスク越しでも溢れている。
僕もその1人。僕はこれからサウナに入る。高揚感が乗客に伝わっていたかもしれない。
サウナに入って、熱波を浴びた。それはとても熱くて、最近乾燥気味の僕の皮膚が驚いている。
サウナストーンにかけたライムアロマ水。爽やかな香りとほのかな苦みが、鼻腔を直接刺激した。
湧き上がる蒸気と滴る汗。時間を刻む砂時計も、その水分を浴びたそうに、心なしか急いで砂を落としているように感じる。
足早にサウナ室を出た。水風呂を求めている。なぜなら身体が熱いから、そして、身体が喉が渇いたと訴えているから。
僕は入った。ただ、入った。備長炭入りの水風呂の水が、毛穴に潜り込んでくる。
脱衣所の大きな鏡に、映った僕。朝の電車の窓に映ったあの時の表情に似ている。
同時に、身体は恥ずかしそうに赤らんでた。
サんくす
小説みたいで感動しました✨
ありがとうございます😭
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