松の湯
銭湯 - 東京都 墨田区
銭湯 - 東京都 墨田区
第86節
「ただいま!」
帰ってきたのが墨田区の松の湯
「お待ちしておりました!」と元気よく迎え入れてくれる女将さん
「あぁ、帰ってきた〜」そう思わせる温かさがこの銭湯の女将さんにはある
浴場への入り口の引き戸に張り紙が
ハウスルールが書かれており、この文章がとても秀逸
湿度が高い浴場内ではコロナ感染リスクは高くないので会話は問題ない
けれど、静かに入浴を楽しみたい人もいるから会話をするには小声でお願いします
文章に気遣いが溢れていて、ただ単に黙浴や会話禁止などと書いてあるよりも考えさせられるものがあった
サ室は先客が1名
ここのサ室は手前から奥に1つのベンチが伸びており
最奥の足元から熱々のスチームが噴出される
入室すると、先に座っていた人は奥に詰めることになるのだが
入るなり先客の男性が「熱いのが苦手で、できたら場所変わってもらえないですか」と
この申し出は自分にとって嬉しいことなのでオッケー
座ると先客男性から「サウナ好きなんですか?」と聞かれる
どうやら、サウナは初めてだそうで、ととのうってどんな感じ?ちょっと興味ある様子
一般的なサウナの入り方やマナーなどを伝る
ひとまず10分くらい入りいましょうか?
水風呂は30秒〜60秒が最初はいいと思うけど、松の湯めっちゃ冷たいから無理しないでと伝える
先客男性は先にスチームにいたので、私より3分ほど早くアウト
伝えた通り、かけ湯で汗を流している姿と水風呂へ向かうのを擦りガラス越しに見る
常連さんが「水風呂冷たいぞー」と声かけてて、松の湯のこういうところ好きってなる
おそらく10秒ほどで出てしまったようだが、今日の松の湯の水温は11℃
デビュー戦の水風呂、サ室45℃前後くらいでは仕方がない
2セット目で再び男性と同室に
水風呂出た後、椅子で座ってたら体が内側からホワホワする感じがした!とやや興奮気味に話されていて
サウナ沼への第一歩!となんだか嬉しかった
2セット目アウトすると、浴場の隅でキマってる男性の姿を見て嬉しく思った
3セット目は足焼きサウナを堪能!
湯上がりで着衣をしていると、女将さんがお客様に声がけをしている
「今日はいつもより来るの遅かったね」って言ってたのがとても印象的
待合に戻ると「さっき出てきたお兄さんが、サウナのことを教えてくれた人がいてその人にお礼がしたいから」と飲み物代を置いてってくれたと女将さんから聞く
すごく嬉しくて、松の湯もサウナも大好きってなった瞬間だった
銭湯って人と人の繋がり、それが緩やかなものであってもいいから
男
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