宝湯
銭湯 - 京都府 京都市
銭湯 - 京都府 京都市
【宝湯】
昨年の10月の終わりから記録を開始し、気がつけば100回目のサ活。今回は、前々から気になっており、ずっとイキタイにあった宝湯に初訪問!
京都医療センター横の道路から細い路地を入ったところにある昭和レトロ漂う石造りほ立派な建築物。路地を抜け視界が広がった先に現れるのは、一瞬本当に銭湯か?と目を疑うほどの立派な佇まいの建築物。外壁のアーチや「寳温泉」という文字は文化遺産そのもの。調べてみると「京都を彩る建物や庭園」というものに指定されているらしい。さらに調べると昭和6年(1931年)に開業したことが分かった。91年もの歴史があると知り、ワクワクが止まらない。
中に入ると、番台で「おこしやす」と穏やかに声をかけてくれたおばあちゃん。先日、門前温泉で購入した10枚綴りの回数券を使ってイン!これを使うことにも満足感を覚えている自分がいる。
浴室内は左右の壁沿いにカランがあり、突き当たりに複数種類の湯船。浴槽床のタイルには鯉の絵が描かれていて、洋風建築の中に日本らしさを感じる。水風呂は壁に左側の壁に埋め込まれるようにして配置されていた。特に目につくのは人間洗濯機。円形の湯船の中を洗濯機のように水流が回転している。名前は聞いたことがあったものの初の対面、、、。「酵素風呂」なるものには今回は蓋がされており入ることができなかった。
サ室は浴室入って左の小さな扉。「熱気風呂」との記載がある通り、サウナとは言えない感じ。常連さんたちは風呂桶に水を入れて持ち込み、座面や床に掛けていたので真似してみる。この水分と釜のようなもののお湯から蒸気が発生している模様。座面の下からも熱気が出ていたのでボナサウナ形式かもしれない。正直どこが熱いのかよく分からなかった。が、気持ちよかった。サ室側の扉にはドアノブが付いておらず、最初かなり戸惑ったが、押すと普通に開いた。安堵。
水風呂はバイブラなのか何なのかよく分からないがかなりボコボコと湧き出しており、羽衣を容赦なく破壊してくる。ミネラルウォーターに入っているのか?と思うほど肌がすべすべになる。軍人湯然り、さすが伏見の名水である。好き。水温も低めで電気風呂とのつけ麺浴も捗った。サウナなしでこれだけでも高い満足度を得ることができるだろう。
隣の脱衣所から聞こえてきた常連さんと番頭さんの「明日の夜は筍ご飯を炊く」との会話にかなりほっこり。その銭湯の常連さんと番頭さんのこういったコミュニケーションを聞けることも銭湯巡りの魅力の一つだと思う。
通常のサウナとは異なり温度が低いので、いわゆる「サウナトランス」的なものは難しかったが、建物や内装、人の雰囲気で「整う」ことができた。
男
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