キタムーレンミッツ

2023.11.16

1回目の訪問

「連れて行きたいところがある。」
いろいろ事情がありまして、前日は中板橋、大山界隈で飲むという深い深い東京の夜を過ごしましたが、翌日は江古田で仕事。帰りは池袋からバスで羽田に向かうし、まぁレスタか、池プラで過ごしてからにしようかなと思ってたら、冒頭のセリフの元、椎名町で下車させられ歩くことしばらく。

住宅街の中に人だかりができておりました。看板には健康ランド末広湯の文字。眼前にはコインランドリー。時計を見ると15:54。そう、16時オープンの入り待ちの常連紳士淑女の皆様でした。

ああ。ここは何かある。でなければ連れてこられない。


そう思いを巡らせているとシャッターが空き、朝一番のパチンコ屋のごとく皆さんが吸い込まれていきます。

サウナセットのお金を払いいざ脱衣所へ。年季が入ってます。
ロッカーの番号がなくキョロつくと友人は颯爽と2階へ。黙って後を追うと、そこにはサウナ用ロッカーと休憩室が広がっていました。

脳内に広がる既視感。
ああ、これはあれだ。田迎サウナの休憩室だ。
ああ、これはあれだ。川合田温泉 サウナ部の休憩室だ。

カバーもなくなり擦り切れるまで読まれている、巻数も揃っていない歴戦の漫画達。鬼平犯科帳、クローズ、ゴルゴ13、こち亀、週刊大衆、アサヒ芸能がみえるが、掘り起こすといろいろあるのは間違いないです。

まだ服を脱いでないのに満足している自分がいます。

我に返り秒速脱衣からの洗体。広がる無数の湯壺。どこか仄暗く、しかし賑わっている浴室です。

サウナ室は奥まったところにあり、目の前にほぼ1人用の水風呂。
心を落ち着けサウナ室へ。
おお。ボナでした。意外だ。オープン直下ということもあり、非常にマイルドで83°ほど。常連紳士の皆さんは完全なるマイルールではありますが、静かで大騒ぎもされていません。こちらが外様です。これがこの銭湯の歴史でしょう。隣のお兄さんは漫画を読んでます。あれ?2階にあったやつ。
やさしい熱気にしっかり包まれ大量発汗。水風呂はやや高めでも冷えるし気持ちいい。

そして露天で外気浴。
椅子なんて物はありません。入り口から3つめの石がベスポジでした。
11月の東京の風がビルに当たりまっすぐ落ちてきます。それがこの場所。しばし放心。

今回は時間の関係で3セットのみでしたが、ビールも飲めて休憩もできるとなると、もうあれですね。

おそらく遅めの時間はボナが盛り上がるだろうし、地元ファーストでいって欲しい。
ただ、好き嫌いは分かれるかもです。

後ろ髪を引かれながら要町に向かい池袋へ。
また今度ゆっくり来るからね。

  • サウナ温度 83℃
  • 水風呂温度 18℃
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