金春湯
銭湯 - 東京都 品川区
銭湯 - 東京都 品川区
やましのサ活 第十一話
朝から会議のため新宿へ。
午後は有休をもらっていたので前日から新宿界隈で入るか、北欧に行くか、横浜に戻ってスカイスパに行くかと悩む。
昼から自由だから選択肢は幾らでもある。
そんなことを考えながら湘南新宿ラインに乗っていると大崎駅に停まる。
そうだ。金春湯にしよう。
実は前日にも金春湯は候補に挙がっていたが、開店が15時半と遅いのがネックだった。
この間を埋める何かが無いかと考えたら、観たいと思っていた映画がベストな時間に上映していることが判明し即決。
そうと決まれば仕事は早い。
会議が終わると事務所を飛び出しテアトル新宿へ。
上映開始5分前に着いてチケットを購入。
今回観たのは「タロウのバカ」である。
映画の感想はさて置き14時半頃に終わり湘南新宿ラインに乗って大崎に15時着。
お昼を食べていないので六厘舎でつけ麺を食べて開店の15時半に金春湯に到着。
我ながら完璧な時間配分だ。
受付でお金を払う時にサウナ付きというとサウナマットを貸してくれた。
初めてのことでどうして良いか悩む。
とりあえず中だけ持ってお風呂に入ると後から来たサウナーさんがバッグごと入り口に掛けていたので取りに戻る。
身体を洗いまずはお風呂。
疲れた(疲れてないけど)身体にお湯が染み渡る。
申し訳ない
思わず昼のセント酒の内海のセリフが出てきた。
そこはかとない背徳感を感じつつ待望のサウナへ。
サウナ94度
水風呂18度
先客が1人。
胡座をかいている。
何故だろう?と思い座ったら直ぐに分かった。
床板が熱せられて熱いのだ。
真似をして胡座をかく。
木の香りが全身を包む。
テレビも音楽もない。
外からお風呂に入る音だけが聞こえる静寂の空間。
最高だ…
1回目サウナ5分→水風呂3分→休憩3分。
2回目10分→3分→3分
3回目10分→3分→3分
3セットで今までにない感覚に陥る。
あぁ…これが整うか…
今までのサウナと何が違うのか。
それは『音』だった。
ドアの開く音、桶を置く音、椅子に座る音。
お湯を出す音、身体を洗う音、お風呂に入る音。
外界から切り離され、只々お風呂の音だけが響く空間。
サウナ室はテレビも音楽もない。
外から僅かに聞こえる音。
もちろんガヤガヤと騒ぐ人たちもいない。
深い世界に落ちる。気持ちいい。
ここはベストサウナだ。
風呂上がり畳の上でビールを飲む。
感動的なサウナ体験だった。
【得たもの】
多過ぎて書けない
金春湯は今最もイキタイ銭湯サウナです。 素敵な孤独のサ活ドラマなので、トントゥさせて頂きます🤗
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