2018.02.20 登録
[ 東京都 ]
ホテルフロント横の「えっこんなところにサウナが?」というような場所にある。客室にサウナの案内は一言もなく、とりあえず着替えだけ持っていったらタオルは部屋から持参しなくてはならないので引き返す。館内着とスリッパでも行けるけど、他の宿泊者とエレベーターで乗り合わせるとちと恥ずかしい。
「大浴場はありません」とHPに書いてある通り、体を洗う場所は小さいシャワーブースのみ。あらかじめ自室で体を洗ってから来たけどこれは正解だった。ロッカールーム兼洗面所のドアを開けると一人用の壺水風呂とその奥にサウナというシンプル極まりない作り。ほとんど貸切のソロサウナ状態だったので気兼ねなくゆっくりできた。
頻繁にオートロウリュがあるのですぐに汗が噴き出してくる。8分もいれば汗だらだらのなかなかいいセッティング。テレビはうるさめ。壺水風呂も冷たすぎず自分好みではある。冷えてきたところで、廊下を挟んだところにある休憩所に移動。
一応衝立はあって人眼には触れないけれど、ここを全裸で横切る勇気もなく腰にバスタオルを巻いて移動。ウォーターサーバーあり、冷蔵庫あり、シャワーブースあり、喫煙可というなかなかナイスな休憩室だけど、この廊下を横切るときに一瞬公道に出るかのような理性の働きがディープリラックスに至る流れを邪魔してしまうのが残念。
確かにゆっくりできるし、休憩室で好き放題できるのは魅力なんだけど、ここは人を選ぶサウナかな。とりあえずサウナ作ってみました的な感じは否めず、ここからサウナー向けに振るか、やっぱやめましたになるか、どちらにも転がりそう。
男
[ 静岡県 ]
冬にしては温かい一日。地元のしきじがある周辺から自転車で少し遠出してみようと思い、日没頃に行き着いた先が熱海。半日のロングライドでそろそろ体も冷えてきたことだしどこかでひと風呂でも、と思い出したのがfuuaだった。こういうおしゃれ系スパは守備範囲外なんだけど、とりあえず温まりたいので行ってみた。
自転車で建物の車寄せに近づくなり、熱海後楽園ホテルの係員の方があれこれ道案内などをしてくれて、いきなりおもてなしされた感じで悪くない。客の数が多く入場制限していますとのことだったが、フロントで5分程度待っただけであっさり通してもらえた。
ロッカールームと風呂内部は清潔感が素晴らしく、湯船がいずれも浅めでゆったりできる。しかし「展望立ち湯」はやはり最高で、漆黒の相模湾とそれを照らす月光、そして熱海市街のきらめく夜景を深めの立ち湯で浮遊しながら眺めるというのは本当に贅沢。
サウナは温度低め湿度まぁまぁの長く入っていられるセッティングで、ミストサウナからミストを抜いたような感じ。バキバキに決まりたい人には向かないんでしょうけど、とにかくゆったりラグジュアリーに過ごす、というコンセプトに合ったサウナであることは確かかな。
「ととのう」とか「あまみが出る」なんてのはハードなサウナを行き来して初めて出会う現象だと思っていたけど、展望立ち湯で長風呂をして心身ともにほぐされた後で椅子に座って休憩していたら、不意にぐらぐらと頭の中が回りだし、腿のあたりに錦鯉のようなあまみが出た。
昭和レトロのカラカラ高温やシングルの水風呂なんてものとは全く対極的なこの施設なんだけど、客にストレスを与えることなく心からリラックスさせることで心地よいととのいに導く、いわば「北風と太陽」の太陽のような素晴らしい施設。時間制ではないので、半日くらいいて各フロアを回る使い方がベストなんでしょう。
[ 千葉県 ]
用事で木更津へ。
巨大なイオンモール木更津で買い物や食事をした後、そこから歩いて5分程度。もちろん木更津駅からバスでも。バスの本数は多いので、アクセスは便利。
白い洋風の建物に一歩足を踏み入れるともうそこは古き佳き昭和レトロの世界。番台のご主人はとても親切で、自分のような一見客にとても親身に接してくれる。
ロッカールームはよくある縦長のものが普通に並んでいるだけなんだけど、なんとヌード写真のカレンダーが。一気に満たされる男の城に来たぞ感。体重計は今時珍しいアナログ式。中学生の頃の体重測定を思わせる。
浴室に入って驚いたのが、ラッパのような形をした固定式のシャワー蛇口。洗い場の各席にホースではなく、下からにょきっと生える蛇口式シャワーがある。こんなのは初めて見た。蛇口のもとで謙虚に頭を垂れて頭を洗う。
浴槽は3つ。水風呂、メインのジャグジー、薬湯。しきじと同じようなイメージ。メインのサウナは約120度、湿度はそれほど高くない。室内がそれほど広くないせいか、入るや否や、熱の塊がガツンと押し寄せる。しきじのもわっとした空間的な熱さとも違う、もっと直線的な熱さ。6分も入るのが精一杯。でも常連の方?はもっと長い時間平気で入っている。
水風呂は推定20度。水温計が壊れていて10度を指していたけどいくらなんでも。決して冷たくはなく、優しい肌当たり。長水風呂が可能だ。水温が低ければすぐに整ってしまうんだろうけど、ここはそういう所ではない。いたずらに血管を拡張収縮させて遊ぶには向いていない。サウナと水風呂のそれぞれを味わって楽しむ感じ。
風呂から上がってアクエリアスを買ったら、なんと氷入りのグラスと一緒に自分が座っている椅子まで持ってきてくれたのは贅沢でありがたい気分。次回来るときはぜひアルコールを注文しなければ。
浴室→ロッカールーム→休憩室の動線が複数あって、何度も往復するのに便利。風呂に入りながらだらだら長居をするのには最高の動線。
バスの時間もあり1時間半程で失礼したんだけど、その際にご主人に「ずいぶん短かったですね、もっとゆっくりしていかれれば」と言われつつ、土間にはすでに自分の靴が揃えて置かれていた。最初から最後までもてなしの心に満ち溢れた素晴らしいサウナ。これでオーバーナイトが可能ならもう最高なんだけど。
[ 静岡県 ]
露天にある温泉の泉質がなかなか好み。白濁してやや硫黄臭があり、熱海温泉を思わせる。
サウナは88度。乾燥していて汗がドバドバ出てくる感じではないけれど、輻射がいいせいか体の芯からよく温まる。そのせいか、15度の水風呂もそれほど冷たく感じない。当初想像していたよりも悪くない組み合わせ。
水風呂は富士山の天然水ということだが、この水温だと肌に刺激的に感じられ、せっかくの天然水の肌当たりを十分楽しめないのが残念。
水風呂から上がったら露天の外気浴スペースへ。この動線が長いのが惜しい。
洗い場で驚いたのが、水栓に蛇口がなくシャワーしかないこと。タオルを洗ったり歯を磨いたりするのが少々面倒。と思ったら一番奥の列だけ蛇口付きの水栓だった。
まだオープンしたばかりだし、細かい使い勝手がこれから向上していくことを期待しましょう。
[ 北海道 ]
サウナ室はどの位置からもテレビが良く見える。
途中でおばちゃんがサウナマットを交換しに来るが、中にいる常連さんたちも一斉に立ち上がってみんなで交換を手伝うアットホームな雰囲気。
[ 神奈川県 ]
3種類のサウナがあり、それぞれ低温サウナ、ミストサウナ、90度の高温サウナ。ミストサウナは蒸気とアロマでじっくり心地よく汗をかける。高温サウナは広々としていて、間接照明もあって落ち着ける雰囲気。清潔感は抜群。同じフロアに露天があり、ベンチも2台あるので横浜港を眺めながら寝転がって外気浴を楽しめる。
水風呂は16度ほどだったが、申し訳程度の広さと浅さなので下半身しか冷えず、サウナと水風呂の往復で整うのは難しいか。サウナも湯船も万人向けの適温にセッティングされているだけに、水風呂だけがやや冷た過ぎると感じた。
お湯もサウナも適温だし、タオルも使い放題、アメニティも揃っていて温浴施設としては優れていると思うのだが、水風呂込みのサウナー的には物足りないかも。
あと「サウナ・スパ健康アドバイザー」のカードを提示しても割引が効かなかった。協会のHPには協賛店(=割引あり)として掲載されているのだが、ここは両者摺り合せて何とかしてほしいところ。