サウナ&カプセルホテル 北欧
カプセルホテル - 東京都 台東区 事前予約制
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サ活を始めてはや7年。ようやくたどり着いた聖地の一つ。上野自体もほぼ来たことがないので、キョロキョロしながら向かう。そしてついに見えてきたダークレッドの外壁。心が高鳴る。
フロントで荷物を預け着替える。想像していたよりもデザインや什器は古さを感じるものの、その渋さに心を奪われる。動線把握とタオルの使い分けに一瞬戸惑うも、システムを把握していよいよ浴室・サウナエリアへ。
洗身後、早速サウナ室へ。2種類あるのか。まずはドラマ『サ道』で見たあのサ室へ。「うわぁ、あのまんまだ」(それはそう)。テレビがついていたのが意外だったけれど、ナカちゃんさん、偶然さん、蒸し男くん、ツルピカさんなどが汗を流したあの空間に身を置いていることが信じられなかった。仕様は100℃超えのザ・ストロングサウナ。汗が吹き出してくる。セルフロウリュも1杯で十分なぐらい。
水風呂もドラマで見た光景(それはそう)。温度計は故障中だったが、体感ではギリシングルには達していない12〜13℃前後か。深さがあってしっかりクールダウンできる。
外気浴エリアへ。中央に横たわる「トゴールの湯」。周囲に配置された白いイス。あの光景だ(それはそう(3回目))。1月の寒空の下、寒風に吹かれながらぼーっとする。都会の喧騒の中とは思えない静けさ。家族、仕事、研究、健康、人生…様々な想いが去来する。
2セット目はもう一つのサウナへ。6、7人ほどが入れる暗くてやさしい蒸気に包まれたサ室。静と動、2種類のサ室があるのか。物思いに耽るには最適だ。
3セット目と4セット目は再び『サ道』のサ室へ。だんだんきめ細かい汗が出てきて、汗腺が覚醒したことを確信する。熱い。殴られるような熱さ。それでいて、去来する心の澱を浄めてくれるような力強いやさしさも感じる。
外気浴で最後はリクライニングチェアに寝そべってみた。視界には1月の東京の空。時折飛んでいく鳥の影。ずっといるには寒い気候だけれど、ずっといたい。
トゴールの湯にも入ってみる。湯温はぬるめだが、なんだか不思議な水質。見た目は普通のお湯なのだが、身体が何かを感じる。
仕上げはジェットバス。こちらは湯温も高めで、最後にしっかり身体を温め、かつジェットでマッサージ。まさに天国である。
サウナを終え身体を拭いてみてびっくり。これまでのサ活で最も「あまみ」が出た。ダントツのNo. 1である。全身が目覚め、疲れが洗い流された。
時間がなかったので最後にレストランを見学。「あの光景だ」(4回目)。カレーを食べたかったけど次回に。
憧れのサウナはここ上野に確かに存在した。もはや物語ではない。
男
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