曽於市財部温泉健康センター
温浴施設 - 鹿児島県 曽於市
温浴施設 - 鹿児島県 曽於市
青井岳温泉から再び山道を下り、車を運転すること40分。到着したのは都城駅から少し鹿児島空港寄りの場所にある「財部温泉健康センター」。宮崎サウナ旅と言いつつ、実はここだけ鹿児島県なのだ。施設のすぐ隣には公園があったりと、のどかな場所だった。こちら地域センターのような場所で、産直の野菜を取り扱う販売所があったり、食堂も併設していたりと、小ぶりな施設ながらも設備が充実している。
暖簾をくぐり脱衣所で着替えを済ます。避け室に入ると右手から正面奥にかけてL字型に湯船が広がっており、左手に洗い場がある浴室構成だ。こちらも当然かのように天然温泉で、炭酸水素塩泉、つまりは美人の湯と呼ばれる泉質だ。ほんと霧島周辺はこんな素晴らしい泉質の施設ばかりで、「この環境、当たり前じゃないからな!!」と自分に言い聞かせなければ感覚がマヒしてしまいそうになる。
湯船は電気風呂やマッサージなど、こちらもバラエティに富んでいるが、見慣れぬ「渦流浴」というものがあった。読んで字の如く、渦を巻いている湯船なのだが、流れるプールと同じ要領で、円形の浴槽で1方向に向かってお湯が噴射されているのだ。それが人1人が入れるサイズの小さな円形浴槽で行われているものだから、なんだか洗濯されているかのようにグルグルと回っているのが面白かった。
サウナ室はこちらもオリンピアの遠赤ストーブで、サウナ室内に木製のベンチが向かい合うように設置してある。片方は1段で、もう片方は積み上げるようにして2段になっている。そしてこちらにもテレビが設置してあり、夕方の情報番組で成人式の様子を特集していた。ちょっとぬるめだなと思っていたその時、途中から入ってきたおじさんがサウナセンサーを濡れタオルで覆い始めた。本当はやってはいけないのだが、こうすることで室温が低下したと錯覚し、ストーブから発する熱が増すのだ。おかげさまでしっかり汗を流すことができ、満を持して目の前の水風呂へドボン。こちらも深さがあり、とても心地の良い水風呂であった。
水風呂後はピンク色のウッドデッキに出て外気浴。目の前に黒い葉っぱがたくさんついた木があるなと思い、よくよく見てみたら大量のカラスが木の枝に止まっていたのだった。あまりこのような自然豊かな場所でカラスを見ることがなかったので、すこしびっくり。ぼんやりとカラスを見ながら休憩した。
身体を冷ましたら、最後にまたさっと湯船で温まり、この旅最後の施設での入浴を終えた。宮崎(+鹿児島)の施設はどこも当然のように泉質がよく、山紫水明の水風呂は本当に心地よかった。そしてサウナはオリンピアの遠赤ストーブがほとんどの施設で導入されており、これに加えてテレビが設置し
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