杉並バイブラー

2022.11.22

1回目の訪問

サウナ飯

垂玉温泉 瀧日和
いこい旅館を出発し、今度は熊本県を目指す。再びぐるっとくじゅう周遊道路の山道を抜け、ススキが生い茂るやまなみハイウェイを進み阿蘇へと入った。阿蘇の道はとても綺麗で、ススキや同系色の葉で覆われた山が連なる。その中に一本だけコンクリートで敷設された道路がスーッと通っているのだ。あたり一面黄土色をしており、阿蘇の自然の広大さを感じた。

途中少し奇妙なものにも出会った。緑の枝葉を鳥や動物の形にカットしたものが大量に並んでいるのだ。その横には柵に囲まれた鹿が数匹。なぜこんなところに!?ここはなんなの?思わず車を停めて見入ってしまった。中国人らしき観光客がカメラを構えて記念撮影をしていたのだが、有名は観光地なのだろうか。。

そんな奇妙な経験をしながら、最後には細い道を抜けてついに目的地である「垂玉温泉」に到着した。直前の橋からは大きな滝が見える。垂玉温泉は最近建てられ、建物はとても綺麗。それもそのはず、平成28年の熊本地震の影響で泉源が埋没し、建物も甚大な損害が出たのだ。そこから約5年をかけて、令和3年にようやく「垂玉温泉」としてリニューアルオープンしたのだ。

もともとは天正年間(1573-1592)にこの地に「金龍山 垂玉寺(すいぎょくじ)」があり、その頃から利用されていたと言われている。その後江戸時代には山崩れにより崩壊、その後も水害に襲われるなど、自然災害に見舞われ続けた歴史があるという。そんな中で今回もまた力強く蘇ったのだ。

カフェ兼お風呂の受付でお金を支払い、外の坂道を下っていく。途中、蒸気が噴き出す箇所があり、ほのかに硫黄の香りがする。脱衣所で着替え早速浴室へ。浴室に入ると赤い紅葉の葉が映った水面が目に飛び込んでくる。瞬間に「美しい」という言葉が頭をよぎり、しばらく立ち尽くしたことを覚えている。翡翠のような緑がかった温泉に紅葉の赤がよく映える。身体を流して湯に浸かると、波紋で紅葉は消えてしまったが、なんと落ち着く空間だろうか。浴槽側の壁は窓ガラスになっており、外の自然な風景を楽しむことができる。よくよく見ると、湯には湯の花が浮いていた。

さてサウナはまだ木の香りがして心地が良い。程よい温度でじっくりと温まる。すぐ横には水風呂も完備!そのまま露天スペースへと向かう。露天には小さな3つの浴槽が用意されている。露天風呂からは目の前の大自然を眺めることができる。しかし山中の大自然の中にあるからこそ地震などの危険とは隣り合わせ。過去にも2度に渡り水害で壊滅的な被害を受けるもその度に立ち上がってきたのだ。こうして大自然の中でお風呂に入ることができる環境に感謝です。

蒸し料理

サウナ飯 supported by のんあるサ飯

  • サウナ温度 80℃
  • 水風呂温度 16℃
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