梅の屋リゾート 松川館
ホテル・旅館 - 長野県 上高井郡高山村
ホテル・旅館 - 長野県 上高井郡高山村
昨年クラウドファンディングで支援した長野県の「松川館」へ行ってきた。松川館があるのは高山村。善光寺がある長野市から車で40分ほどの場所に位置する自然豊かな場所だ。高山村は古くから湯治の宿、癒しの温泉場として受け継がれ、多くの文人墨客にこよなく愛された歴史を持っているという。全部で8つの温泉が点在する中で、今回訪れた松川館のあるエリアは「山田温泉」に分類される。山田温泉は開湯200年を超える名湯とされており、森鴎外や与謝野晶子にも親しまれたという。
そんな松川館を経営されているのは涌井さんご夫婦。お祖父様・お祖母様が高山村に住んでおり昔から馴染みがあったそうだが、年々寂れていく山田温泉を寂しく思い、山田温泉の旅館を購入。再生事業に取り組む中で、客室の改装や貸切風呂の設置などに取り掛かった。徐々に売り上げが増加してきたのもほんの束の間、新型コロナウイルスの影響で客足は遠のいていく。そんな中でサウナをきっかけに高山村を盛り上げようと考え、クラファンを行ったそうだ。
こうして出来上がったサウナは高山村を一望すことができる、その名も「天空のサウナ」。夜には満点の星空の下ととのうことができるというのだ。そんな素敵な施設に支援しないわけにはいかないと、私も微力ながら支援させていただいた。今回は友人を連れて訪問。この辺りは毎年志賀高原へスキーをしに訪れるため馴染みのある場所だった。近くには「ぽんぽこの湯」というこれまた眺めが抜群にいい温浴施設があったり、冬場には温泉に入る猿で有名な地獄谷があったりと、楽しめる観光スポットもある。
チェックイン後、まずは浴場へ。黒い床のタイルがシックな浴室内。木製の枠で囲われた温泉は少し熱めの温度設定。源泉は70℃近い温度のようだ。透明な温泉には湯の花が舞っていた。お風呂でさっぱりした後、予約していた貸切サウナへ。時間は18時。階段を上って外に出るとすでに辺りは暗くなっていた。屋根の上に土台をつくって、新たにサウナスペースを増設したような造りになっている。早速サウナ室の中に入る。室内も真っ暗だが、外は月の光でいくぶんか明るく見える。TYLO製の電気ストーブにストーンが乗せられている。用意されている白樺アロマ水をかけると優しく香る。サウナ室は全面木張りの二段構成。1段目の背もたれ部分は綺麗な曲線を描いており、肌触りもやさしい。
10分ほどかけてゆっくり汗を流し、いざ水風呂へ。樽型の水風呂が三つ設置されている。かけ流されている水はキンキンに冷えていて、一気に体の熱を奪っていく。さらに10月とはいえ、ここは長野の山中。夜の気温は10℃台。さっと水風呂に浸かったら、タオルで拭って、インフィニティチェアへ
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