田迎サウナ
温浴施設 - 熊本県 熊本市
温浴施設 - 熊本県 熊本市
2/2(金) 九州サ旅2日目。
湯らっくすを早めに切りあげて、田迎サウナへ。
「ここでは独自の政治システムで統治されている」なる言葉に恐れつつ、鍵の付いているロッカーを開けると誰かの荷物が入っている。なるほど、ここの常連はもうロッカーキーさえ閉めないのか、、浴場の扉を開くと、3人の先輩方が洗体中。
「こんにちは〜!」普段よりワントーン上げたよそいきの声で挨拶。ここでは顔見知りも新入りも、まずは挨拶というルールがあるそう。
「こんちはー」「こんにちは!」「ちは〜」それぞれから挨拶が返ってきて、どうやら本当にこういった文化が存在することにカルチャーショックを受ける。
ピカピカに磨かれたタイルの湯船に浸かりながら、「ここでは汗流しカット・潜ろうが飲もうがOK」という水風呂を、豪快に出入りする九州男児達を眺めていても、サウナマットがどういったシステムなのかイマイチ分からない。
声を掛けると快く教えていただけた内容としては、サウナ室の入り口横に引っ掛けられているビート板と、浴室目の前のタオルを1枚持って入るというものらしい。ビート板の上にタオルを敷いて、座った席に置きっ放しでいい。最終セットを終える際に持って出ればいいというシステムで、それまでは自分の席として確保されている。
ガラパゴス的な環境において、こういった独自のシステムが構築されてきたことを目の当たりにして、ふと遠くまで来たんだという旅情が沸き立つ。
サウナ室に入る時も同様で、4人程の先客と目を合わせて挨拶。一見客でもちゃんと返してもらえる挨拶がなんだか気持ちいい。
温度は112℃を指しているけれど体感はもっと優しい。前述したようにここでは独自の自治が行われており、もちろん黙浴などといったマナーも存在しない。
先日の寒波による山道の凍結や、狩猟といったトピックが行き交うサウナ室は、田舎あるあるなんだろうか。田迎サウナの常連によるBBQを企画している関係性に驚きつつも、耳を傾けている間にあっという間の3セット。
水風呂は贅沢な地下水オーバーフローで、およそ20℃前後の長く浸かれるまったり系。九州男児の豪快さに習って汗流しカット、潜って飲んで、雄大な熊本の地下水に抱かれて恍惚。噂に違わぬ水の良さで、何杯でも飲める無垢さを感じた。
「お先に失礼します」最終セットを出る際にも挨拶。「おつかれ〜」「お疲れ様」と返ってきて、夢見心地のサウナ体験を締める。
一見の価値がある施設ですが、お邪魔させていただいてるという謙虚な気持ちで訪れるべきで、常連さんへのリスペクトを携えて行く施設だと思いました。
ありがとうございました。
男
独自の政治システムを体感していただけたようですね!
トントゥありがとうございます!ですですさんの言葉を引用させていただきました!味わいきれていないので、名残り惜しい気持ちで後にしましたが、早くも再訪したいです🏯
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