HARE-TABI SAUNA&INN
カプセルホテル - 神奈川県 横浜市
カプセルホテル - 神奈川県 横浜市
平日なのに月・火と仕事が休みなので、今回は横浜中華街へのひとり旅を選択。最近は家に篭りがちだったのもあるし、サウナ×中華料理の威力を最大化させてみたくてそういう選択になった。
横浜といえばスカイスパのイメージが強いのだが、こちらのHARE-TABIさんは中華街のまんなかにあり、今回の目的にはピンズドで合致する。宿のチェックインは16時からだが、宿泊者はそれより前からサウナ利用ができるのもありがたい。
中華街への到着は16時頃。平日の中華街は春節というのに静かで、休日では考えられない歩きやすさ。いつもは入れない有名店も比較的に暇そうで、歩いていても心が揺さぶられる。しかしサウナ前の脂物は御法度なので、まずはサウナへと向かう。
サウナはビルの3階。綺麗な内装でスタッフさんのシステム説明もわかりやすい。ドリンク類の提供がかなり上手で、サウナ前と後はもちろん、入浴中も浴室までドリンクを持ってきてくれる仕組みになっている。飲み物で利益を出す商売を「水商売」なんて言ったりするけど、そういう意味ではここもそれに近いのかもしれない。
さて肝心のサウナだが、室温は90度前後とそんなに高くないが、湿度が高めで温度計以上の暑さがある。その湿度をもたらす最大の魅力は「水車式ロウリュ」だろう。ストーブの後ろにある水車は、普段は水を掬わない方向に回っているのが、時間になると逆走してストーブへと水を注ぐ。これがなかなかいじらしくて、ロウリュタイム中も順回転と逆回転を繰り返すので「あ、もうちょいでロウリュだったのに!」みたいなことが頻発して、正直見ていて飽きない。だいたい1回に4〜5発のロウリュが相場だが、それも運次第だ。
そのオートロウリュ以外にも、スタッフさんが中国茶のロウリュをしてくれるのだが、これも香りが非常に良くてうれしい。いずれのロウリュもかなりの水量が注がれ、終わる頃にはかなり体感温度が上昇しているので、サウナとして大満足のクオリティだ。
水風呂は漢方水風呂となっているが、水温も16度前後と低いのであまり香りは気にならない。むしろバイブラが効いていてきっちり冷えるので、香りを堪能するほど長居はしないかもしれない。
同じフロアには休憩用の椅子やインフィニティチェアがたくさん置かれていて、いろいろな方法で風を送る仕組みが設定されている。外気浴派の僕だが、これだけの送風システムのクオリティがあれば冬のサウニングは室内もアリだなと思えるほど。
この施設、総じて「ちょっと軽そうなノリ」を感じてしまう人もいるかもしれないが、体験してみるとむしろ気が利いていて居心地が良い。宿泊者は翌朝に異性側のサウナを使うこともできるようで、これもちょっとした特典だ。
男
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