わんわん

2020.02.04

4回目の訪問

宿泊2日目。未明に中途半端な時間に目を覚まし、午前5時前にサウナに降りる。
 低温サウナで15分。一人きりの空間。
 外からピアノ演奏のニューミュージックのインストゥルメンタルの音楽と、水風呂に流れる滝の音が心地よく流れてきて、時折ジュッとikiストーンに滴る水の音が囁きかけてくる。
 サウナにおける贅沢の一つは、一人でサウナ室を独占できることではなかろうか。神戸サウナやここの3Fのフィンランドサウナ、未明のルーマプラザの塩サウナで、一人物思いにふける時間。サウナは神聖なものとまではいかないが、自分との対話の時間を過ごせるかけがいのない空間であることを実感させてくれる。

 ところで、本日のメインの目的は、14時30分の「サウナでストレッチヨガ」である。13時過ぎにチェックインして、とりあえず低温サウナ→14時のオートロウリュでウォーミングアップ。
 「サウナでストレッチ」は、かつては惑星タトゥイーンの砂漠の住居の内部を彷彿させるカバーナの低温サウナにおけるレギュラーイベントであった。はじめてカバーナに宿泊して、とりあえずサウナパンツを履いて螺旋階段をあがり、扉を開けると、上半身ビキニのスリムなお姉さんと、脂ぎったトドのようなおじさんたちが一緒にストレッチをしていたカオスな光景をみて衝撃を覚えたのを、今でも昨日のことのように思い出す。その2時間後、私も脂ぎったおじさんの群れに加わったのは言うまでもない。一時期、火曜日だったか、併設されていたジムのヨガの先生が出張してきて「サウナでヨガ」の設定があり、これが好きでカバーナに宿泊するようになった。そう、湯船派だった私がサウナにおける発汗のよさに目覚めたのはカバーナのヨガ企画であった。
 前置きが長くなったが、火~金曜の14時30分から行われるストレッチヨガ、今月は肩甲骨周りと股関節周辺がテーマで、素敵な先生と一緒にやはり脂ぎったおじさんたちと一緒に15分ほどじっくり体を伸ばし、しっかり発汗。
 そのあとひと呼吸おいて高温サウナで1セットを終え、休憩所に体を横たえたら、他の世界にぶっ飛びました。

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