Rajaportin Sauna
温浴施設 -
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【サウナ歳時記 フィンランド吟行3】
フィンランドに来たからにはサウナ文化を知りたい。よし、フィンランドで現存する最古のRajaportin Saunaに行こう
フィンランドはタンペレのRajaportin(ラヤポルティ) Saunaさん。16:30チェックイン。
パス通りの小さな角にある歴史ある緑の看板。おぉ、ここか! ちょっとこれだけで感動もんだ。
外気浴している人達で賑わってる。みんな楽しそうだなぁ。Kuumaで少しお話しさせてもらった日本の方達もいる。
窓口でサウナとレンタルタオルを注文して、脱衣所へ。ベンチの壁にフックタイプ。結構埋まってるなぁ。貴重品ボックスが見当たらないが、まぁいいか。
早速服を脱いでサ室へ。座面は階段登った2階にあり、その下に身体を流すぬるめの掛け湯。まずは掛け湯するのがルール。
1段の座面はお客さんでいっぱい。でもみんなで詰めあって座る。みんなマナー良いよなぁ。湿度は高く、輻射熱は適度にある。じっとりとした熱さのサウナ。壁は漆喰かな。いい輻射してる。
誰かがロウリュしてくれたが、かなり熱い。耳が痛てぇ。奥の先だったので、上に排気口があり、ここに熱が集まってくる。ギリ耐えられる熱さだが、ほとんどみんな前屈みになってる。
3セット目にロウリュで激アツになっているあと、誰かさらにロウリュした。ダメ、絶対耐えられないレベルの熱さ。全員が前屈みで耐える。背中があちぃ。ちょっとした事故レベル。いやー熱かった。ホームのイズネスが絶好調の時レベルだよ。
水風呂は当然なく、1階の掛け湯に入ってるホースの口を開くと水が出てくるので、頭と耳も冷やして。20℃くらいだけど、生き返るぜ。
外気浴はバスタオルを巻いて外のベンチで。みんな楽しそうに話してる。ファンランド語はさっぱり分からんが、優しい口調なので、耳あたりのいい。良い感じのBGMだね。
ベンチとベンチの間を涼しい風が通り抜ける。うわっ、めっちゃ気持ち良いや。激アツの後だからなおさらだ。生きてるって実感するよ。
俳句の中では8月は秋になるが、日本はまだまだ夏。でもフィンランドの風はすっかり秋の風だ。こうやって何十年と皆んなを癒してきたんだなぁ。凄いや。
18:00チェックアウト。現存するフィンランド最古の公衆サウナは今も大人気。ロウリュすると恐ろしい熱さになり、涼しい風の吹く外気浴が気持ち良すぎる。フィンランドの方達はみんな親切で、自分のような異国の一見さんにも優しく接してくれた。サウナには肩書きも性別もないってホントだな。素晴らしい施設でした。
『ラヤポルティ 涼む秋風 色褪せず』
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