江戸風呂
その他 - 広島県 福山市
【サウナ歳時記 11月】
食欲の秋だ。美味しい旬の物がたくさんある。何にしようかな。うん、牡蠣が食べたい。よし、広島に行こう。
広島は福山市の酔仙島の江戸風呂さん。11:00チェックイン。鞆港バス停からちょっと戻ったとこにある市営の渡し船で5分。船着場からは2分くらい。
ホテルここからのフロントで手続きして、まずは生姜茶で一服。ぴりりとする味。浴場の脱衣所でメッシュのシャツと短パンに着替えて江戸風呂へ。
外から海の方へ階段を降りていくと江戸風呂エリア。順番に従って海藻蒸しから。
小屋に入ると小さなドアが3つ並んでいて、手前が海藻蒸し風呂。入ると四角い部屋でゴザが敷いてある。壁一面真っ黒で、触るとすす。湿度は低く、壁からの輻射熱はほどほどあり、ほのかにあったかい。壁にかかってるすだれの奥にはドラム缶。これで燃やして土壁を温めてるのかな？
とにかく座ると汗がかけなさそうなので、立って、しかもなるべく壁に近づいて。結局汗は出なかったけど、次に行こう。
母親の胎内風呂は不感湯。なんか浮いてるが、まぁいいや。力を抜くと基本浮いて、体の調子が悪いところだけ沈むそうだ。やってみると、体全部沈む。頭だけ浮かぶ。どういうこと？ 俺は全身悪いのか？ まぁ顔と頭だけ良いということか。
次は真ん中の蓬蒸し風呂。この部屋が一番熱い。他と比べたらだけど。壁にキスしそうなくらい近づいて、なんとか汗が出てきた。
お楽しみの大露天風呂。別名瀬戸内海。浜辺にゴミなくて綺麗だね。波もなく入りやすい。18℃くらいかな。軟らかい肌触り。おお、ぷかぷか浮かぶ。潮の香りに包まれて気持ち良い。今日は晴れているから空が綺麗だ。
次は歳時記風呂。11月は陳皮。これが熱い。48℃はあるんじゃないか。俺は好物だが、他に入れる人いるの？ 底の方はそこまで熱くはなく攪拌されてないからかな。
最後は枇杷蒸し風呂。全く熱くない。クールダウン用？
最後に大浴場のお風呂入って締めて、12:50チェックアウト。酔仙島を後にし、福山市内に戻って牡蠣食べよう。
サ飯は駅の近くの浜焼太郎で。広島産の生牡蠣と焼き牡蠣、さらに海鮮丼。生牡蠣を頬ばると、口中に潮の香りが広がる。日本海に浮かんだ時を思い出すな。
焼き牡蠣はじゅわっと汁が溢れて、コンロに落ちてロウリュのような音がする。もう食べ頃かな。口に入れると、さらに潮の香りが広がる。美味い！ 焼き牡蠣は初めて食べたけど、こんなに美味いとは！
サウナに入って、瀬戸内海に入って、瀬戸内海で取れた牡蠣を口に入れる。最高だ！
『ロウリュウの 音や真牡蠣の 焼ける頃』
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