押上温泉 大黒湯
銭湯 - 東京都 墨田区
銭湯 - 東京都 墨田区
この小さな町の銭湯に、どうしてここまで人が集まるんだろう?それも自転車と、徒歩の人がほとんど。この近所のマンションには風呂がないのか?いやそんなことはないはずだ。やっぱりここに、何か人を惹きつける魅力があるからなんだろうな。
脱衣所を抜けて風呂場の中に入ると、にぎやかな昔ながらの町銭湯の風景。富士山の壁画、壁沿いに並んだカラン、黄色いケロリン桶、全てがごく普通。白く濁った外湯にもゆっくり浸かっている人が沢山います。サウナは2ヶ所。ドライサウナは狭〜いコの字型で、6人でいっぱい。でも人が途切れることはありません。サ室の温度は低め。更に扉の開け閉めで外の冷気が入る。もう一つのサウナはスチーム塩サウナ。これも4名でいっぱいの小さな部屋。水風呂は2ヶ所。一つは一人用の小さな浴槽と、もう一つは外湯の横に。水温は何れも高めです。
決して新しくないけれど、流行りの激アツ・極寒のサウナや水風呂はないけれど、何とも気持ちいい。狭いので周囲の人への気遣い、譲り合いが必要です。他人を思いやり、自分だけが満足しないように気を配る。これってコロナ禍で忘れかけていた感覚です。何だか昔の下町っぽい。自分の家のシャワーじゃ絶対学べない社会性。だからこれだけの人を呼び寄せるんだろうね。しかもすごく安いし。
サウナブームが去った後も、ずっと残って欲しい銭湯です。
男
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