湯の宿 松栄 (誠の湯)
ホテル・旅館 - 京都府 京都市
ホテル・旅館 - 京都府 京都市
他人の痛みはわかってやりながら、
自分の痛みは決して他人に悟らせようとしない。
あの人は何の理屈もなくそういう武士道を生きた人だったんです。
(浅田次郎 「壬生義士伝」より)
※瞬春紀行(2023年)
こんばんは。陳瞬春です。
壬生という地名は、壬生菜のイメージがありますが、染色の町のイメージ、さらには江戸時代の花街から発展した宿屋街のイメージ、そして歴史好きな人は「新撰組」の舞台の印象もあるかもしれません。ですので、映画化もされた浅田次郎氏の
『壬生義士伝』の一節を紹介させて頂くことにしました。
ただ、今回はわざわざ狙って行ったというよりも、壬生から梅小路エリアでちょっと行けそうなところを探していて、そこにたまたま「誠の湯」がらあり、さらにサウナイキタイで調べてみたら何となく落ち着いた感じがありましたので行くことにした次第です。
ですから、今回「誠の湯」の前に来たときに、ここが新撰組の舞台であったことを改めて思い出した、なるほど「誠」とはなかなかネーミングのセンスが秀逸だなあと思ったのでありました。もちろん、「誠の湯」は入浴施設としての名前で、実際の名称は日本旅館の松栄さまです。つまりは松栄さんが運営しているスーパー銭湯というわけです。
先に述べた通り、全体的に実にゆったりとした雰囲気があります。温浴施設だから当たり前やないかというのもありますが、どこか上品な感じがあります。脱衣所も浴室もそれなりに人がいますが、優雅な感じさえします。
サウナ室はじっくり入るタイプではありますが、上段のストーブ前にやや熱さが固まる集中ゾーンがあると思います。サウナ室内のテレビでは阪神対広島戦がやってました。
水風呂についてはもう少し冷たい方が個人的には好きではありますが、外気浴のスペースやその他を踏まえると秋口以降の水風呂の水温が下がっていくタイミングで入っていくと面白いのではないかと思います。
細かいことや食事については次回にとっておきますが、食事処のメニューを見て入浴施設のレベルではないなあ、さすが旅館だなあと感じました。ありがとうございました。
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら