地図からサウナが探せる！

白川温泉チムジルバンスパ神戸

温浴施設 - 兵庫県神戸市

ふくいのヲタま

2023.03.20

17回目の訪問

回数券購入時のオマケである
岩盤浴無料券を使うために訪問

浴場にてサウナ×3セットののち
ランチを済ませて岩盤浴ゾーンへ

ここの岩盤浴は地下にある
照度を落としているので仄暗くて
文字通りアングラ感が溢れている

岩盤浴は男女一緒に入れるから
人気らしいが
ここはそのアングラ感からか
どこか秘密の逢瀬を思わせる雰囲気

実際に女子グループより
オトナなカップルをよく見かけた

そんな岩盤浴ゾーンで
私はおひとり様にて数時間滞在

いや正確には
有吉佐和子
『ふるあめりかに袖はぬらさじ』
をお供に過ごした

幕末期の横浜にある
とある遊郭のおいらんと
通訳で医師を志す青年の
悲恋から始まる物語

内容は全くラブストーリーじゃないけど
二人の人目を避けての逢瀬が
ここの雰囲気とリンクしている気がして

清涼房でのクールダウン
常温コーナーでの休憩のたびに
物語を読んで過ごした

4種の岩盤浴を全て体験した頃に
物語は完結

続いて併録されている
『華岡青洲の妻』を読み始めた

が時刻はもう
夕方から夜と呼ばれる時間に
さしかかっている

このあと浴場に戻って
しっかり汗を流したいし
サウナも入りたい

何ならここで晩御飯も食べて帰りたい

が私の手元には
外科医の夫が作った麻酔薬の
実験台となり失明した
良妻の代名詞とされる女性の物語が

はぁ
お腹を空かせて帰ってくる
家族のために帰るか
と本を閉じた

が浴場に戻って
タワーサウナ×2
塩サウナ×1
計3セットしてから帰路につく

晩御飯食べて帰らないだけマシよね
そんな言い訳を独り言ちる

私はまだまだ
良妻には程遠いようだ