生姜サウナ「金の亀」
温浴施設 - 東京都 港区
温浴施設 - 東京都 港区
生姜サウナの来館日は水曜日に限定されていた。ずっと水曜日に狙いを定めていた。
しかし水曜がヒマになるタイミングは稀だった。仕事が入ることが多かったし、また仕事がなければ、昨年までの手術前の通院が水曜日になる傾向があった。よし、今日こそ行けるぞと思うと仕事が入り、また、今日こそと思うと家族の用事に付き添った。
これは縁がないのかもしれないというところで、翌日の出勤日の変更願の連絡が入ったのが火曜だ。これは生姜サウナに行くしかない。赤坂見附に降り立った。
今日は以前から決めていた生姜焼きのフリータイムセットメニューにする。バスタオル、浴用タオルと、レディースデー専用のスカートタオルを渡される。
まずはサウナ。ラッコのマークの草加健康センターも真っ青の灼熱である。30分に一度はスタッフによるロウリュがあり、その間にオートロウリュが発生する。なんちゅう暑さ!5分程度で出て、浴場スペースへ。生姜の掛け湯と水風呂。硫黄成分風の匂いがある。キンキン。水風呂を出ると膝が赤い。そうか、座ると膝が身体よりも突き出ているから先に温まっているのか。休憩スペースへの移動は身体の水分をしっかり拭き取る必要があるので、まずは休憩なしで3セット。
その後スカートタオルを着用し、3階の森林浴スペース(通常の室内休憩所)に向かう。ここで驚いたのは、休憩チェアのボリュームと快適さだった。こんなにコンパクトな都会の真ん中の施設なのに、様々な種類のチェアがかなりの台数用意されている。一人一台座っても十数名は座れそうだ。プラネタリムのような天井に小鳥の鳴き声が聞こえる。
サウナというのはそもそも熱いので、よほどマナーが悪くなければ自然と譲り合いが起こるが、椅子の譲り合いがうまくいかないケースは口コミでも目撃することがある。本来休憩スペースこそ広く取るべきなのだ。この他に外気浴スペース、瞑想スペース(畳の個室)等もあった。
この施設のオーナーは、きっとサウナ巡りが好きな人だ。儲けだけを考えて一般ウケする効率重視のサウナをつくろうと思ったら、こういう振り切った施設はつくれないと思う。
そして森林浴スペースの前でいただける味噌汁!明らかにポカリよりも身体が元気になるのがわかる。難しいかもしれないが他の施設でも導入してくれたらいいと思う。その後何セットこなしただろう。クセになるサウナだ。
書き切れないが、スタッフのキメ細やかな接客も退館後にいただいた1階の生姜焼きも100点。水曜に時間ができたら迷わずここに来る。都会のサウナのお手本。完璧なサウナスタイルの提案はまるでサウナ界の菜々緒である。
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら